2016年 09月 23日

遅咲きの花




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海辺の廃屋に立つ奇妙な植物。
タケノコのようにはえて枝ができブロッコリーような花が咲いた。
茎の高さは5mくらいある。
植物の名前はリュウゼツランらしい。
観察すると枝のような花茎が竜の舌にみえる。
時代遅れで場所違い。

なんでも見慣れると珍しくはない。
地元の人は気にもしない。
遅咲きの大器。
地元に根を生やした帰化植物。



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リュウゼツランは花が咲くまで30年から50年はかかる。
花が咲いたら本体は枯れるらしい。
珍しいのは花でなく、こいつを育てる人が少ないから。
毎年植え続ければ花は毎年咲くだろう。
話題が少ない田舎の出来事。



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人が住まない家は空き家だが、
そのまま放置すれば数年で廃屋になる。
田舎で暮らす人が減る。
雑草が生え木が伸び自然に戻る暮らしの跡地。
無理して再生するよりましなこと。

海辺の廃屋に咲いたリュウゼツラン。
天に向かって飛翔する竜。
見かけだけで無力。

サボテンの花。
ここはニッポンの田舎で砂漠ではない。
里山の望まない緑化。







# by hama-no-koya | 2016-09-23 04:42 | Trackback | Comments(0)
2016年 09月 18日

浜辺のグリーン




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カップが切ってない海辺のグリーン。
ティフトン芝の小苗を2〜3本植えたら二年でグリーンになった。
芝の目的は漁港の広場に雑草が生えないため。
いいかげんな発想のグリーン。



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流木の輪切り椅子がおかれた浜カフェ。
テーブルは船の廃板。
漁師の仲間が集う場所で営業が目的ではない。
仕事の合間にお茶を飲み、たまには酒を飲むところ。
飾り気はないが妙に小洒落た居場所。
有り合わせの空間デザイン。
漁村の風流。

緑や腰掛けがあればどこからか人が集まる。
集まれば何かが始まる。
本物のカフェも居酒屋もないが似非でも間には合う。
見栄もなく気取らないやわらかな暮らし。
腰を下ろす午後の日だまり。




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なにもない田舎で何もしないでいると退屈する。
無意味なことでもおもしろい。
忙しいからのんびりする。

いくつになってもホールアウトができない・・・
人生の18番グリーン。







# by hama-no-koya | 2016-09-18 04:53 | Trackback | Comments(0)
2016年 09月 14日

海辺の駅




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駅名の看板がない宇田郷駅。
数年前までブリキの看板があったが、ある日突然に無くなった。
あれから何年も宇田郷駅の看板は無い。

表札の無い家はどこにでもある。
電話機のGPS画面で目的地が分かる便利な時代。
駅に看板がなくても差し支えない。
人に聞くより電波にたよる。
誰もいないので道を訪ねることができない駅。
もしもしで始まる公衆電話がある。



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海が荒れると駅舎まで波が届く。
海と駅の間に道路があっても大波は駅に迫る。
波飛沫をかぶる海辺の駅。
大時化の後には駅前に浜石が転がる。

駅が波で流されるのではなく、道路が流されるので工事が始まった。
無惨にも海と道路の間に波除の鉄板が打たれた。
駅前の工事が始まって半年は経つ。
海につながる横断歩道は鉄の塀で行き止まり。
海の風景はしばらくお預け。



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塀の裏側には海がある。
晴れた日には駅前の海に赤い夕日が沈む。
宇田郷駅の工事は船で行う。
波除のブロックが山に積まれる道路。



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青いペンキがはがれ赤錆になった宇田郷駅の跨線橋。
今のところ修繕の気配はない。
駅の利用者が少ないからそれでもいいだろう。
文句を言う人もいない。



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田舎では有名な汽車の橋。
補修工事が始まって半年は経つ。
長引く化粧直し。
橋が完成してから八十数年が過ぎる。
近代の土木遺産。



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通過点にすぎない海辺の田舎。
開発より守り。







# by hama-no-koya | 2016-09-14 05:02 | Trackback | Comments(0)
2016年 09月 08日

海辺のくらし




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静かな海辺の集落。
漁村で暮らしてみたいと思う人がいる。
漁師になりたいと思う人もいる。
人は生まれる場所は選べないが、暮らす場所なら自分で選べる。
全国各地に暮らしを受け入れる浦々がある。
長いニッポンの海辺。
海から日が昇り、海に日が沈む列島。
海辺で暮らす意味と役割。

漁師をやめる人は多いが始める人は少ない。
漁民の高齢化が進んだから。
海の資源を管理しながら漁をする時代。
漁師仕事も交際世論。
現実とロマンの狭間で暮らす。


移住することの意味。
どこの海辺を選ぶかで変わる人生。
下見をしても調べても迷いや不安はあるだろうが、
風土にはどこかに感じるものがある。
漠然だか有力な決め手。


移り住むとは、その地域で暮らすこと。
祭りもあれば草刈りもある。
ローカル・ルールがあり、そこは村人で支える地域の社会。
のんびりしているようでも忙しい。
体をつかい気も使う。



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日暮れの漁村。
「住めば都」であり、「住まば都」でもある。
生まれた地で終わりまで暮らす人。

ほどほどの人生。







# by hama-no-koya | 2016-09-08 05:01 | Trackback | Comments(0)
2016年 09月 04日

秋口にとれる魚




大敷網では色々な魚が揚がる。
夏の終わりから秋口にかけてとれる魚の一部。
台風も来るが、魚もとれる秋。

春に日本海を北上したした魚は秋になると南下する。
戻り○○○とかよばれる魚のたぐい。
南下する魚は太りがいい。
サンマに限らず秋は魚の食べごろ。



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コイツの名前は○○●○カジキで
マカジキではない。
特徴は大きな背びれがバナナの葉っぱに似ている。
3mくらいの大きさで体重は約25kgぐらい。
脂肪は少なめで、お手頃価格の切り身で市販される。
大味であっさり系の魚味。

   

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コイツの名前は○○○。
体長は約1,5mで体重は約8kgぐらい。
頭部のかたちから♂魚。
学名や浜では○○○とよばれるが、
稲刈り農家に販売するときにはマンサクとよぶ。
梅雨時期にもとれるが秋の○○○はヒラマサに勝る味がする。
戻り○○○は体に脂がのる。
南日本海では昔から季節の大衆魚。
煮ても焼いても刺身でもなんでもおすすめ。
鮮度で食味が変わる魚。



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コイツは○○の成長段階。
夏の間に腹一杯餌を食べて大きくなる。
活き締め状態なので魚体にシャーペット状のアイスが付着。
鮮度が良く魚屋には好評で普通に販売される。

有名な寒○○は南下する魚。
11月の終わり頃から10kgを越える大型魚が少数だがとれ始める。
高値は暮れから真冬だが南日本海の最盛期は3月頃になる。
冬になると脂がのり特に旨い○○。
○○は日本近海だけに生息する魚らしい?



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コイツは○○○。
春の魚と書くが秋口にもとれる。
回遊魚は反対側にある季節も旬だと浜ではいわれる。
初ガツオと戻りガツオがあるように。
○○○は鮮度が落ちやすい魚なので扱いに気をつかう。
鮮度が落ちれば身が割れる。
刺身で食えなければ焼いて食べればいい。
焼き魚は世界中にある。



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大敷網では色々な魚がとれる。
秋はとれる魚の種類が多く、とれる量も多い。
大漁ならば魚価は下がる。
美味しい魚がお手頃価格で流通する秋。
目黒のサンマが物語る。


色づく里海の秋。
店頭で切り身で売られる魚の原型。

バショウカジキとシイラとブリとサワラ。







# by hama-no-koya | 2016-09-04 04:50 | Trackback | Comments(0)