白い航跡を残して走る大敷網の船
遠くを見つめる漁師の顔
順風満帆の海日和。
活性化を探す田舎町。
その一つが六次産業(1+2+3=6)らしい?
街の先生やコンサルタントが全国の事例を紹介するが・・・
今更つぶしのきかない田舎漁師。
仲間の誰かが言い出した『ヒューマン・ツーリズム』。
旅人が田舎人を訪ねる ほのかな空間。
どことなく感じる「さび」・・・
それを旅のかたちにしていいのか。
旅人とネイティブの気持ちや存在のバランスが微妙で難しい。
お互いの距離と共感と間。
両者の利益と田舎のキャパシティを考える。
田舎ツーリズムの環境や信頼は壊れると修復が困難になる。
無形の田舎ツーリズムには背景があるから。
船には舵が付いている。
町興しの神輿を担ぐのは地域住民でありたい。
道半ばだか、考えることも多い漁師。