2015年 08月 20日
夏の暗闇で舞う神楽がある。 神官の祝詞にあわせて神楽を神様に奉納する。 鳴りものは太鼓だけ。 単純な振り付けだがエモーショナルな雰囲気が漂う。 神楽殿でなくシートを敷いた地べた。 舞台下にあるピットで演奏する初期のオペラ風。 客はいない、祭り関係者が数人いるだけ。 厳かに舞を奉納する夜。
神楽を舞う人は毎年同じ村人。太鼓を叩く人も。舞い手と太鼓奏者が一つ息をしている。芸術ではない村芸能。古来からある舞踏だと思う。ここでしか鑑賞できない田舎暮らしのライブ。舞い手と太鼓のコンチェルト。二人のソリスト。競演ではなく奉納神楽。
地元の人だけが知ること。 価値は無比。 残された暮らしの原点。
by hama-no-koya
| 2015-08-20 04:34
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