海は仕事の場。
夜明けとともに大敷網漁がはじまる、いつものつとめ。
海辺で暮らすと海が日常でめずらしくないが、
時として美しく感じることがある。
光の色が変わるといつもの風景が変わる。
日常で目的もなく洒落る自然。
静かな海。
音のない、まじりのない澄んだ空間。
遠くにみえる水平線、すいこまれる青。
荒れる海。
海辺の道と線路まで波しぶきが上がる。
波風が立つのは自然の摂理、待てば海路の日和あり。
時化の日、海仕事は休みでもなにかしている。
田舎暮らしは忙しい、天気によって変わる日課。
海の夕暮れ。
春夏秋冬、夕陽の沈む位置が微妙に変わる。
沈む時間も微弱に変わる。
夏至と冬至を折り返す日没の太陽。
身近な自然、海辺で暮らしておもうこと。
それぞれの感性。