2017年 04月 15日

漁村のさくら

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彼岸が過ぎると桜が咲き、里海に春がやって来る。
海の春は陸上に比べると一月遅れ。
桜が咲くと海水温が上がり始め、北西の季節風が吹かなくなる。
海の天気が落ち着く季節。

昔の大敷網漁は資材が弱く海が荒れる冬場は休んでいた。
今は船も大きくなり、漁具も丈夫になったので冬場も操業している。
網を張る漁場は二つあり、
冬場の漁場は夏に休み、夏場の漁場は冬に休む。
冬網はブリなどの冬魚が狙いで、夏網はアジなどの夏魚を狙う。
海水温の変化や産卵場を探して移動する回遊魚。
それを漁師が大敷網で狙う。

桜が咲き始める頃に夏網の操業が始まる。
網入れの準備に数日は掛かる。
移住して新しく漁師になった仲間も増え、順調に進む前仕事。
先が楽しみな漁仕事。

夏網の初漁はアジが大漁だった。
近年に無い、とても幸先のいい出来事。
仕掛けは完璧でも漁は魚の資源次第。
大敷網は一定の場所に魚が来るのを待つ。
だから別名を定置網ともいう。


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漁村を見下ろす桜の古木。
枯れた枝も有るが今年も花を付けた。
一本だけの桜だが、冬場は北西の厳しい海風に絶える。
花が咲いても花見をする人はいない。


漁村に春を告げる桜の古木。
毎年のことで、なにげない季節の変わり。
自然体の暮らし。



by hama-no-koya | 2017-04-15 08:00 | Comments(0)


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