浜の小屋

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2017年 10月 10日

豪華な列車(瑞風)

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我が家の裏手を走る豪華な臨時列車。
見なれると珍しくもない。
とは言っても、ついつい追いかけてしまう。
大人の子供心。

朝方に汽車の橋を下る豪華で長い臨時列車。
橋を通過後、車で列車を追いかける。
無理しなくても、10分も走れば列車に追いつく。
豪華な列車は、海辺の木与駅でしばらく止まっているから。

巨大な生き物が休んでいるようにも見える、機械らしい乗り物。
あまりにも長いのでホームから巨体がはみ出す。
重厚なのに妙にひょうきんな間抜け顔。
新幹線とは真逆の列車。

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山陰本線のこの区間は単線運転。
豪華な列車は下りホームで上りのタラコ列車と離合する。
離合とは、田舎言葉で列車の待ち合わせと行き違い。
普通列車が停車して、対向の上級列車を待つのが我が国の慣例。
木与駅では、老いぼれのキハ40系のタラコが豪華な列車を何分も待たせる。
譲り合う地元列車の優先区間。
それとも偶然で、単なる臨時列車のダイヤなのか。
人と海と小休止の無人駅。
先を急がない旅。
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昔の秋は遠足の季節。
豪華な列車でなくても何処かに行きたい。
今は旅人を見送る漁師。

ローカルな自己表現で写真の右端を意図半端に切ってみた。
その場表現と被写体の深読み。
考えると、風景写真と言うよりポスターになる。
他人のこころをつかむより、
自分のこころをつかむ暮らしの小作品。


たまには、普段がおもしろくなる日もある。
ここは山口県阿武町。









# by hama-no-koya | 2017-10-10 17:30 | Comments(0)
2017年 10月 03日

海村の夕暮れ

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十月になった。
海村の夕暮れは6時過ぎ。
秋の夕焼けカマを磨げ、明日は晴れる。
秋の夕暮れつるべ落とし、子供の頃は家族で稲刈りをした。

ここにきて急に日が短くなった。
何となく空が高い秋の夕暮れ。
夕焼けに染まらない秋桜のパステル。
陽の短さか、肌寒さを感じて咲くコスモスの花。
平穏な小春日和の夕が暮れる。

旅をすれば、方々にあるコスモスの群生。
九州の大刀洗には、ビール会社の隣りに大きなコスモス畑がある。
一面コスモス、誰がどんな思いで植えたのか。
やわらかく楽しい色の風景。



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近くにある汽車の橋。
山陰本線惣郷川橋りょうの秋の夕暮れ。
メンテナンスで橋の中程に工事用の足場が掛かる。
晴れた日にたそがれる橋桁。
海辺の哀愁。


日暮れは一日の終わり。
意味不明だが、365×68の答えが日暮れの数。
生まれた所で今も暮らす。





# by hama-no-koya | 2017-10-03 04:43 | Comments(0)
2017年 09月 28日

漁村の芝生

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漁村の広場に遊び心で芝を植えた。
雑草は短く刈り込み、一部分は植木風に刈り整形した。
発想は、恐れ多くもイギリスにある有名ゴルフ場のオールド・コースの真似ごと。
その昔は、3番ホールに漁師が海に行く道もあったらしい。
そこがどんなゴルフ場か知る余地もない漁師。
気ままな遊び心と秋の空。

この場所でゴルフを楽しむわけではない。
大げさに言えば、漁師のフィールド・オブ・ドリームスだろう。
目的は甘く、集落環境の美化でもない。
冬になれば緑は枯れる。
カップがないのでホール・アウトができないグリーン。
それとなく重なるくらし。

つまらない想いも、かたちになると暮らしに満足が生じる。
似非ではなく、カヴァー曲のようなもの。
元を踏まえながら、自分の想いをかたちにする地道な作業。
出来上がるまでは周りの理解がむずかしい。
曖昧だが成り行きが面白い。

そこらにある夢のかたち。
高知県の田舎、北川村にはなぜかジヴェルニーの庭がある。
想いも規模も本物でクロード・モネの世界。
そこには人の想いを、遠くの相手に伝える人がいた。
小春の光が田舎の村にさしこむ。


美しいニッポンのむら。
雑草が生えれば草と向かい合って暮らす漁村。
花はなくても美しい村。





# by hama-no-koya | 2017-09-28 05:07 | Comments(0)
2017年 09月 23日

大きなレモン

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大きくなった我が家のレモン。
レモンは通常5月頃開花して着果し、大抵は年内に収穫する。
収穫しないで冬越しすると市販レモンの倍ぐらいの大きさになる。
この時期には、ピンポン球大の今年レモンと昨年レモンが同じ枝にぶら下がる。
野生でもないが、家業や本気で栽培しているわけではない。
我が家で食べきれないから収穫しないで木に残る。
手入れをしないが、施肥は浜に漂着した流れ藻を畑に入れるだけ。
栽培でなく野放しの放任レモン。


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どうやって食べるか・・・
レモンの表皮はお年寄り肌だが、果肉は十分な果汁を蓄える。
成熟した酸味だが不思議に若い香りがするレモン味。
果皮が厚く種子が若干発芽している。
皮下の白綿身は苦みでなくやや甘味を帯びる。

今回はコシナガマグロがとれたので南米風の和風刺身で食べる。
魚の生身を粗塩とレモン汁で食べるシンプルなもの。
大量のレモン汁の中に塩降りマグロを浸すと切り身が白色に変わる。
文化は違うが、始まりは日本のシメサバに似ている。
唐辛子やニンニクやハーブ類を薬味に使うが、オイルはいっさい使わない。
ヨーロッパの海風でない、それは南米の海風味だから。

何年か前に南米人が教えてくれた簡単で美味しい魚味。
遠い国なのに不思議と日本食に近い食味感。
アラウンド・ザ・ワールド。
そんな歌もある。

お酒は発泡酒や千円前後のワインが相性だろう。
我が家は南米シャルドネを選んだ。
なんとなく料理と気持ちがトロピカルな気がしたから。
レモンが表すその気持ち。


海辺のざっくりした夕食。
脂気の少ない、お手頃価格のコシナガマグロ。
出来栄はふだんの小洒落。

美味と言うより楽しい味。






# by hama-no-koya | 2017-09-23 06:51 | Comments(0)
2017年 09月 16日

台風を心配するアヒル

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遅咲きの野良生えヒマワリが咲く海辺。
嵐の前の静けさ。
明日の天気は大荒れだろう。
台風が接近するから。
アヒルは感じるものがあり、明日の大荒れを心配する。
人には無い動物的な予知能力。

おそらくヒマワリもアヒルの小屋も倒壊するだろう。
明日の今頃になれば分かる出来事。
そして漁村が秋になる。



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人は嵐の前に漁船を繋ぐ。
アヒルは、なにもしないでひたすらに嵐を待つだけ。
危なくなれば何処かに避難してくれ。
アヒルは大丈夫だろう。
損保会社のキャラクターだから。

のんびりも厳しさもある海辺のくらし。
いつもの安らぎ。








# by hama-no-koya | 2017-09-16 16:23 | Comments(0)