浜の小屋

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2017年 08月 10日

ローカルキャビン尾無 4

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狭い部屋で楽しむ音楽。
太鼓の中で太鼓の音を聴くようなもの。
小音量で楽しむ音の再生。
限られた予算であれこれ探す音の出る機器。
それも楽しいもの。

使わなくなった過去の自前機材を再利用する。
過ぎてきた無駄な買い物。
買って使って初めて分かる機械もの。
忘れられないものもある。



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プレヤーは、テクニクスのDVDオーデオでCDを聴く。
我が家に使わなくなったDVDオーディオの再生機と円盤があるから。
期待と将来性の読み外れで無駄遣いをした商品。
各社がそれぞれ開発する電気の器。

アンプはトライオードにした。
88とか300の普遍ではなく、手頃な今の管球。
機械が機械らしくなくなった時代の中で美しい音の出る機材。
ガラスの中にある音のぬくもり。
蛍のような明かりも灯る。
耳元でささやくような女性ボーカル。


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不要になったエプソンのプロジェクター。
AVアンプとDVDプレイヤーを買い替えたら、旧式のエプソンが使えなくなった。
映像が4K対応とかブルーレイなったたから。
HDMIも便利であるが・・・
古いエプソンを使うには、
映像接続をプレイヤーからコンポーネントケーブルで直につなぐ。
音声はRCケーブルでアンプ直。

スピーカーはKEF。
これまでKEFを使ったことが無かったから。
こだわりのある、変わらない美しいかたちの点音源。
ダリでもエラックでもないKEFの音。
目的は小音量での再生。
どんな良いスピーカーでもピアノの音は出ない。
オーディオは楽器ではないから。

自分好みの音と音楽。

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基礎と床材はコンクリートの打放しに塗装をかけた。
小部屋の木材が太鼓効果になるから堅くした。
床の色合いは難しい。


夏休みの工作も終わりに近い。
五十年の集大成。



by hama-no-koya | 2017-08-10 04:57 | Comments(0)
2017年 08月 05日

ローカルキャビン尾無 3

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外部より極太のケーブルで屋内に電気を入れる。
電気の流れに余裕を持つため。
電気は見えないものだから無駄のような気がするが・・・
マニアックではない、おもいを通すだけ。
見えてきた一坪の自作小屋。


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屋内の配電盤も大げさにした。
末端の機器に効果が有るのか無いのか分からないが・・・
譲れない自分の気持ち。
こだわりでも無いが妥協できないものがある。
他人から見れば無駄なこと。


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コンセントは三極にした。
電線のつなぎ目にロスが無いように。
効果は分からない。
確実に接合するオスとメス。

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照明はレールのコンセントを天井に這わした。
器具の移動や交換ができるから。
サスペンション風の広がりの少ない昼色シーリング?。
何より光の角度が変えられる。
レンブラントの光線をイメージした。

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壁面照明は細身のLED。
配線や配管は隠さず気にせず露出。
パリにあるポンピドゥ・センターの建屋を見たから。
高知の北川村にはジヴェルニーの庭がある。
昔見た旅先の風景。
荷物にならない遠い旅の土産物。


意味のある電気や空気の通り道。
完成間近なキャビンの工事。





by hama-no-koya | 2017-08-05 10:18 | Comments(0)
2017年 07月 29日

ローカルキャビン尾無 2

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田舎は空き地や遊んでいる土地が多いと思われがちだが
漁村の宅地は都会並みに狭い。
狭い土地に狭い家を建てる面白さ。

漁の合間に進めた素人大工。
大工仕事はほぼ完成に近く、電気工事の打ち合わせを済ませる。
電気工事と窓枠は業者に任せる。
コンセントは電源強化のホスピタルグレード。
電源は配線材に余裕を持つ。
先の目的があるから。





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狭い部屋なので平面の床や机を階段状に張る。
使い勝手や室内の収まりを考えて。
狭い空間の斜め線は美しい。
木道具の収まりは素人なのでかなり隙間が多い大雑把。
接合は、ほぞでなくネジ釘で固定する。
材料は杉でやわらかく加工しやすい。
素人には真向き。






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コンセプトがキャビンなので入り口は茶室のような低いドアにした。
消防法ではあり得ない出入り口。
にじり戸の元は狭い船室からきたらしい。
遊びで小窓も付けた。
住まいでもない、小屋でもない小さな建物。
見た目はサウナか穴蔵。
2017のプリツカーは知らないが、普遍性ならなんとなく。
自分で自分の小屋を意味も無く建てる。
好きな建物は、金沢21世紀と沢田マンション。


後しばらくで完成だが予定は未定。
忙しい暮らしの中で楽しみながら小屋を建てる。
今はそればかりが頭の中。

昼寝もできない暑いさなか。
それでも夕方にはいつもの海に日が落ちる。
暑くても道を走るライダー。







by hama-no-koya | 2017-07-29 15:55 | Comments(0)
2017年 07月 01日

ローカルキャビン尾無

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以前、街旅をしたときにカプセルホテルに泊まったことがある。
近頃はカプセルホテルも洒落たキャビン。
接客はホテルマンでなくクルー。

新橋の駅前で吞んで愛宕山のキャビンに泊まった。
客室は、カプセルでもない穴蔵でもない寝台車でもない寝場所。
風呂もラウンジもおさまりよく満足に近い。
狭い空間だが、寝る場所からビジネスマンや旅人の休む場所。
考えた建築家も時として旅人目線。


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田舎にキャビンを造る。
趣味でも仕事でもない単なる旅人の想いから。
一坪は狭いが、人が一人で一晩を過ごすに狭くはない。
泊はその日の終わりで明日の元気。


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漁村にキャビンを造り初めて一ヶ月がたつ。
材料はホームセンターで求め、設計と施工は漁師のおじさん。
忙しい海仕事の合間に大工の作業をする。
趣味でもない日常の楽しみ。


完成は出来上がったとき。
ファーストとローカルの違いは、隣り部屋のない室。
目的は自分だけの一人部屋。

言い換えれば、自宅に居ながらにして旅をする。
なんとも忙しい暮らし。





by hama-no-koya | 2017-07-01 08:24 | Comments(0)
2017年 06月 05日

魚の価値


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六月の浜はトビウオの季節。
同時に餌のトビウオを追いかけるマグロの季節でもある。
昔から伝わる漁師の言葉。

トビウオの値は信じられないくらい安い。
刺身も美味しいが、その多くは加工用にまわるトビウオ。
昔からそうだった。

この日に捕れたマグロは約100kg近い物が二本。
船上で血抜きして内蔵を取り出す。
生マグロで流通するので直に氷詰めにする。
胃袋の中はトビウオではなくケンサキイカが4匹入っていた。
網の中で餌のイカを食ったのだろう。
昔は多くとれたが、今でもたまにとれるマグロ。




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夏のマグロは年末マグロに比べると安い。
とは言ってもキロ単価は産地市場価格で2,000円前後になる。
その後は、仲買人を通して都市市場や業者に渡る。
マグロはどこに行っても高嶺の花。



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人が振り向かない夏のブリ。
置き去り状態だが、もったいないので市場に出す。
6月の天然ブリの価格は極端に安い。
見るからに細長く痩せている。
魚には旬が有るのか・・・


いずれも大敷網でとれる魚。
これまでとれた最大級のマグロは300kgだった。

その姿はブログ「浜の小屋・大物の魚」に記録。




by hama-no-koya | 2017-06-05 19:03 | Comments(0)
2017年 05月 27日

刺身

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アジは年中とれるが今が一番美味しい季節だろう。
脂のノリが良く、丸まるしている魚体。
煮ても焼いても干物も似合うが、本命は刺身だろう。
刺身は言わずと知れた生魚料理。

大敷網ではここ数日、良型のアジがかなりの量でとれる。
大漁はうれしいが、市場の価格が極端に安い。
魚が多くとれれば値が下がるのは市場の原理だろうが・・・・。
生産者にとってはおもしろくない。

値下がりの原因は、人が生魚を食る量が少なくなったから。
需要が減ればアジの価格は下がる。
人が生魚を敬遠する理由に食中毒の問題がある。
極たまにだが、サバやアジの体内にはアニサキスという寄生虫がいる。
コイツを人が食べれば胃の内壁に食い付き腹痛になる。
そのことが某国営放送のニュースで流れた。
真実とも風評とも言えそうだが、食の安全安心は誰にも関心がある。
生魚を食べるには稀にリスクがある。

俺は、ほぼ毎日刺身を食べているが、アニサキスに当たったことは一度も無い。
しかし、漁師仲間は数年間に数人いる頻度。
刺身を食べるに覚悟はいらないが、食べたい人は大勢いる。
サバやアジの刺身は実に美味しいから。



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思い切って安全策の刺身を造ってみた。
カワハギの薄造り。
通常アニサキスは回遊魚に寄生する率が高い。
カワハギは根魚、魚を薄く切ることによってアニサキスの目視ができる。
アニサキスは包丁傷や噛み砕きに弱い。
醤油は色が付くから、塩レモンやオリーブオイルで無難に食べる。
食の安全安心かも知れないが、これはもはや刺身ではない。
波佐見焼に並べたカワハギの生切り身。
カワハギの肝は食べない。


刺身は我が国の食文化。
食べて分かる美味しいアジの刺身。







by hama-no-koya | 2017-05-27 08:13 | Comments(0)
2017年 05月 14日

変なタコ



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大敷網でとれた変なタコ。
毎年この時期のなると、とれるので珍しくはない。
名前はアオイガイらしいが、地元ではイイダコやカイダコとよんでいる。
海岸にも打ち上げられ死ぬカイタコもたまに見る。
貝殻は薄くもろくて欠けやすい。
産卵のために自分で貝殻を造りその中にタマゴを産む変なタコ。
きれいな貝殻の家に住むタコ。

アオイガイはアンモロウ・リンドバークの『海からの贈り物』にも登場する。
それはアメリカの海にも生息している証。


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船の上に置いていたらタコ野郎が逃げ出そうとした。                              タコだけで ・・・・                                   


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2017/5/10 に網に入ったアオイ仲間のタコブネ。
この種の通常サイズは約5センチだがコイツは15センチぐらいある。
長年漁師をやっているが初めて見る特大。
アオイガイの別名は子育て貝。
ないにか良い予感がする。



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大型の連休が終った。
人通りの少ないいつもの漁村風景。
庭先に小さい鯉のぼりが楽しそうにぶら下がる。

黄砂は飛んできても風薫る五月。
過ごしやすい季節。








by hama-no-koya | 2017-05-14 04:28 | Comments(0)
2017年 04月 26日

今朝とれた魚


大敷網でとれた魚の一部。
今年は例年より早くアジがやってきた。
塩焼きには大きいが、刺身に最適の250g ~300gのアジ。
アジは一年中獲れるが、5・6月が最盛期。
この時期は体脂肪の溜まりもよく特に美味しい。
季節で変わる青魚の体脂肪。

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アジは水揚げ量が多く知名度が高い馴染みの魚。
価格も日替わりで極端に変動する。
水揚げ量で、高級魚になったり大衆魚にもなるアジ。
刺身でも、煮ても焼いても食える。
捕獲方法も色々で一網打尽の巻き網から一本釣りまで様々。
鮮度の見分けは魚体の色艶。


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ヒラマサの二・三年生魚。
大きくなれば30kgぐらいまで成長する魚。
今から30〜40 年前頃にヒラマサの資源が一時期減少した。
近頃は山口県の日本海では増えてきた魚。
資源が回復したのは平均海水温の上昇かも・・・。
増えたでなく、魚のとれる地域が変わっただけかも。
南方系の回遊魚は春先に北上して秋に南下する。
それでも年中季節感無くとれるヒラマサ。


スズキも年中とれるが冬場が最盛期。
産卵するために冬場は沿岸に近寄るからだろう。
今年は例年になくスズキが多い。
スズキは夏の魚と言われるが冬の方が多くとれる。
地域性や季節感が無い魚だろう。

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昔はみんな天然の魚だった。
魚のとれ具合いの予測は漁師にも分からない。
その日に、操業して初めて分かる。

厳しいけれど楽しみもある海仕事。








by hama-no-koya | 2017-04-26 13:50 | Comments(0)
2017年 04月 15日

漁村のさくら

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彼岸が過ぎると桜が咲き、里海に春がやって来る。
海の春は陸上に比べると一月遅れ。
桜が咲くと海水温が上がり始め、北西の季節風が吹かなくなる。
海の天気が落ち着く季節。

昔の大敷網漁は資材が弱く海が荒れる冬場は休んでいた。
今は船も大きくなり、漁具も丈夫になったので冬場も操業している。
網を張る漁場は二つあり、
冬場の漁場は夏に休み、夏場の漁場は冬に休む。
冬網はブリなどの冬魚が狙いで、夏網はアジなどの夏魚を狙う。
海水温の変化や産卵場を探して移動する回遊魚。
それを漁師が大敷網で狙う。

桜が咲き始める頃に夏網の操業が始まる。
網入れの準備に数日は掛かる。
移住して新しく漁師になった仲間も増え、順調に進む前仕事。
先が楽しみな漁仕事。

夏網の初漁はアジが大漁だった。
近年に無い、とても幸先のいい出来事。
仕掛けは完璧でも漁は魚の資源次第。
大敷網は一定の場所に魚が来るのを待つ。
だから別名を定置網ともいう。


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漁村を見下ろす桜の古木。
枯れた枝も有るが今年も花を付けた。
一本だけの桜だが、冬場は北西の厳しい海風に絶える。
花が咲いても花見をする人はいない。


漁村に春を告げる桜の古木。
毎年のことで、なにげない季節の変わり。
自然体の暮らし。



by hama-no-koya | 2017-04-15 08:00 | Comments(0)
2017年 04月 05日

海辺で暮らす

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漁村に完成した二棟の新しい家。
これまで集落に目新しい住宅はなかった。
過疎の漁村だから。
空き家はあるが家の痛みで人の住める状態ではない。
比較的新しい空き家は家主が人に貸さない。
集落の平均築年数は60年?

海の見える漁村に住みたい。
二棟の公営住宅は、移住して漁師なる人が住む。
海を見下ろす小高い丘の上に建つ家。
暮らしが絵になる家。

設計は田舎の建築家だが、木造でおさまりの良い建物。
掃き落としのリビングで、ぬれえんも、指し掛けの洗濯干場もある。
天井裏の小部屋が隠れ物入れ。
建物は新しいが、基本は昔ながらの漁村住宅。
屋根瓦の色は赤。
漁村に赤い石見瓦の家が多いから。

生け垣はウバメガシ。
昔の漁師は仕事でカシの木を随所に使った。
船を漕ぐ櫓や船の舵。
魚やサザエを突く鉾の先竿。
垣根でありながら垣ではない風よけの年中緑の植木。
新築は無味だが、家は人が住むと景色が変わる。
入居間近の田舎漁師の家。

どの部屋からも海が見える。
洒落た言葉でいえば全室オーシャンビュー。
とは言っても漁師の住まい。

人生の海辺暮らし。
東雲のタワー住宅も良いが漁村の家も良い。
暮らしたくなる海の見える家。
幸せの予感がする海辺。



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海辺にあるアヒルの家。
単身だが、あたたかな幸せを感じる。
生命保険のCMではない。

アヒルの名前は、鳴き声からガコ。
漁村で暮らす意味。








by hama-no-koya | 2017-04-05 04:57 | Comments(0)