浜の小屋

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2010年 12月 31日

大晦日

大晦日は、漁村の誰もが新年の準備に追われる。
朝は神社の掃除、それから自宅の大掃除や片付け・・・・。
時代は変わっても、田舎の師走は師匠も走る・・・?

暮れだから・・・・
俺の「漠然とした田舎ワールド?」をシリアス・モードに切り替える。

「日本の田舎ぐらし」が高齢化や財政面や自然環境面でも厳しくなってきた・・・・
しかし暮らしの中でその手前は感じるが・・・俺には危機感がない。
それはそこで暮らす当事者のひとりとして出来ることを「物から者まで」探しているから。
そして、そこにある地域資源や潜在能力のような何かを掘り起こす・・・。

福祉や教育面に満点はないが、その理想途上にありながら良いかたちで田舎が変わる。
芸術や文化や自然の環境は、ローカルとグローバルなものが田舎にもあるが・・・
暮らしの中に理解や意識が少しづつ良い感じで浸透してきた。

とは言っても一時期9千人近くいた町の人口は4千人を切り・・・
それも高齢者が半数近くになってきた。
獲れる魚も山の棚田も減ってきたが、イノシシは増えてきた田舎の自然・・・。
それでも高速インターネットや上下水道の整備が進み便利になった。

これから気になることが・・・田舎で暮らす俺としてはないが・・・・
時代のながれとしてグローバルな視点から避けられない・・気になることがある。
田舎の土地や木や水までが、海外から見れば投資材料や不動産物件になる・・・・?
TPPに加盟?で食料生産の場として田舎環境がどう変わるか・・・・?
その他の件では、モーニング・アフター・ピルの乱用防止・・・・。

by hama-no-koya | 2010-12-31 07:19 | Comments(0)
2010年 12月 29日

浜を歩くオジサン・・・

俺の暮らす漁村には・・・・
この時期になると毎朝浜辺を歩くオジサンがいる。

年は俺より一つ上だが・・・、オジサンの過去は腕の良い漁師だった。
数年前、病気になったので船を売り漁師を辞めた。
今は、すっかり元気を取り戻し早朝から毎日海辺の散歩をしている。
海べの散歩には思いもよらぬ収穫があるから。

晩秋から初冬にかけてアカイカが海岸に迷いこんだり浜辺に寄る。
別名ソデイカとも言い大きさは50cmから大きいものは1mくらいになる。
重量も20kgくらいあり兎に角大きいイカだ。

オジサンはそんなイカを・・今年は大小合わせて20匹くらい浜辺で拾った。
売れば浜値で3~5千円もするがいつも解体して近所に配る。
俺も数回貰って食べた。

オジサンはルアーでのスズキ釣りもするが・・・たまには釣っている。
釣り道具は、いい加減だが魚の習性や潮の流れを知っているからだと思う。
それは、ものの上手とか器用とかでないものだ・・・
暮らしの中で自然に染み付いた不思議な力をもっている。

その人は、朝から晩まで海辺で過ごしている・・・・・。

by hama-no-koya | 2010-12-29 08:46 | Comments(1)
2010年 12月 28日

久々の出漁

海が荒れていたので4日ぶりに漁に出た。
それも変わる天気の間合いを見ての操業になった。

毎年、12月の25日前後は魚の正月需要で市場価格が上がる。
それも海の荒れ具合で魚が品薄になれば高騰する。
漁師は儲かりそうだが・・・
海が荒れれば出漁日が少なくなるので金額的にはその割でない。
毎日、出漁できる方が水揚額は多くなる。

冬場の日本海は、北西の季節風が強く海が荒れる日が多い。
昔は、漁船の装備も悪く資材も強くないので冬場は定置網漁を休んでいた。
海にある網やロープなど全ての漁具を陸揚げして春をまつ。
近年になり漁船の大型化や資材も強化され周年操業ができるようになった。
それでも冬場は海が荒れる日が多く出漁日は少ない。

今日の漁は、サワラが多くイカやその他の魚もそこそこいた。
・・・天気予報は年末が大荒れ。
今日が、今年の最後の漁になる可能性は大。

by hama-no-koya | 2010-12-28 15:25 | Comments(0)
2010年 12月 27日

マグロとハタの対決・・・?

昨夜、我が家でマグロとが対決した。
街仲間の家族と冬の味覚を楽しんだだけのこと・・・・。

赤のコーナー・マグロ・・・(本名クロマグロ)  
      所属:山口県見島沖(死後3日)  体重:3kg 体長:45cm
青のコーナー・ヤナセ・・・(本名マハタ)
      所属:山口県阿武町地崎(活魚)  体重:2kg 体長:40cm

1R :刺身       マグロ:肥満体のせいか腹身より背中身の旨味が高得点。
              ハタ:冬場のハタは白身に油がのり淡白と脂肪の調和が旨味になる。
2R :しゃぶしゃぶ  マグロ:ハタには勝てそうにないので、はなから棄権
              ハタ:得意種目だけあって旨味も食感も満点。

  漁師の個人評:勝負の結果は引き分け。
            どちらもこの時期には、おすすめ魚ですが・・・手に入りにくい難点がある。
            寒い日は、暖かい部屋で温かい魚と冷たい魚の組み合わせは味と楽しみ
            が自然に交差する。

 魚の美味しさ対決は、準決勝以上は審査員の個人的な感味点になる・・。
 対決するなら審査員5名で上下を削除して3で割るスケートのフィギア採点になるだろう。
 でも・・・ここまで考えると俺の道から反れてしまう。
 
 PS:  魚の学名 クエをマハタに訂正しました。

by hama-no-koya | 2010-12-27 08:31 | Comments(0)
2010年 12月 25日

田舎の居酒屋

5・6年前?に南信州の旅をした。
目的は、飯田の南信州観光公社?と大鹿の農家民宿の視察?。
・・・だったが思いもしない収穫があった。

大鹿村の宿がとれなくて他をさがした。
町の名は忘れたが、飯田周辺のリンゴ農家に一泊と山のロッジに一泊した。
その夜間視察が大当たりだった。
日本の農村にはコンセルジュがないから・・・宿がその機能をもたなければならない。
宿の人が「おもしろい飲み屋がある・・・」その言葉に乗った。

そこは・・・廃業した田舎旅館を仲間で改装した「コミュニティ居酒屋」だった。
似非マスターは仲間が当番でなるらしいが・・・
手伝いの専属女性がおもしろい・・・都会暮らしからそこに住み着いたらしい・・・?

店内のテーブルは川から拾った木で作り・・・食器は旅館のお古。
つまみは素人仕込みでチクワの輪切りがそのままでてくる感じだが・・・・
そこには、子供時代の隠れ家やママごとや電車遊びの延長のような空気が漂う。
客は、田舎暮らしのひとつの居場所でみんな楽しそうだった。
俺の評価は☆☆☆☆★でそこが気に入った!!

今もその居酒屋が営業してるか知らないらないが・・・。
そこでなにかの原点を見た。

by hama-no-koya | 2010-12-25 11:09 | Comments(0)
2010年 12月 24日

アマダイ

午後から予定がなかったので夕食のおかずを釣りに出た。
アマダイねらいの一本釣り。

海底が砂泥地のような場所がポイントで、エビ餌を付け船を流して釣る。
それが予想以上で、3時間くらいの釣りで売るほど釣れた。
アマダイ6匹、イトヨリダイ10数匹、レンコダイ20匹くらいの釣果。

魚は釣ろうと思っても、釣れない時にはいくらねばっても釣れない・・・
しかし、いとも簡単に釣れることもある。
ソーラン節で「沖のカモメに潮時聞けば・・・」はそんな意味合いだと思う。
漁にも間とか時とかタイミングはある。

夜は市場に出した残りの魚を食べた。
特に大型のイトヨリは冬場はなぜか・・・繊細な味がする。
刺身・塩焼き・お吸い物・・何でもいける。
鮮度が良いほど美味しい。
そんなとき我が家の食卓が、ふたりだけの居酒屋になる。

近年、夫婦の外酒食はなくなり二人並んでのカウンターは・・・・
食べることだけが目的のラーメン屋か100円寿司くらい・・・。

by hama-no-koya | 2010-12-24 15:16 | Comments(0)
2010年 12月 22日

エビでタイを釣る。

マダイ釣りの餌は生きたエビが定番だが・・・
南氷洋のオキアミ・ボイルでも釣れる。

タイは雑食性なので何でも食べる。
中でもクロダイは、殻つきウニやサザエまで丈夫な歯で割って食べる。
かと思えば人が捨てたスイカまで食べる。

市場に出回るマダイには養殖物と天然物がある。
魚の色やヒレでそれを見分けるが消費者には無理だと思う。
近頃はそれを店頭で表示するからあまり関係ない。

養殖物は、生産地の水・餌・運動量などの環境で味に多少の差が出る。
しかし安定供給や価格面での扱いに利点がある。
天然物は昔からのタイの味がするが、養殖物も刺身にすると見分けがつかない。
どちらも一長一短がある。

容姿端麗、たくましさ、味、名前から「腐っても鯛」と言われてきたが・・・
今は身近な魚になった。

夜が明けないから海模様が見えないのでなんとも言えないが・・・
今日の仕事はタイ釣りに決めた。

by hama-no-koya | 2010-12-22 07:04 | Comments(0)
2010年 12月 21日

冬の海に潜る

12月21日は冬の潜水漁の解禁日なので海に潜った。

漁業は、海を皆で使用するから規制や規則や協定が多いい。
海洋環境と主権や資源が大切だから・・・。
国や県の条例から漁協や仲間の決め事まで色々あるが・・・
それに違反すると漁業者も一般人にも罰則がある。

8時から12時まで海に潜るが、操業日は朝の海を見てから決まる。
12月の海水はそんなに冷たくないが船の上は寒い。
素潜りでアワビやサザエやナマコを採るがその資源は極端に減ってきた。
そんな夜はサザエのつぼ焼きをフーフー吹きながらビールを飲む。
俺は醤油を入れない・・・、海水が調味料なので天然味がするから。

それでも年末は、支払いが多いので辛抱で頑張る。
漁師にはボーナスや退職金がないから・・・。

by hama-no-koya | 2010-12-21 21:44 | Comments(0)
2010年 12月 20日

田舎の音楽

町に500席の文化ホールがある。
常設のピアノはスタインウエイのD274。
建屋はトーンの少ないクリーンな音質だが俺はそこが好きだ。

そのホールで田舎音楽の発表会を毎年12月にやっている。
ピアノや弦楽や合唱・・・とオムニバスな構成の素人コンサート。
今年で13回目になるが、田舎でも趣味や学習音楽の質が上がってきた。
ピアノもホールも順調にエイジングが進んでいる。
使う人や風土が、箱の音色を創りそれが地域の個性につながる。

人口三千数百人の町に文化ホールは贅沢?
維持費はかかるが行政の荷物にはなっていないと俺は思う。
田舎人の暮らしや価値観の意識がかわってきたから・・・。

文化ホールに生産性はないが・・・
そこで育つ人もいれば感動する人もいる。
それに・・・・、町も、人も、物にも旬がある。

by hama-no-koya | 2010-12-20 22:52 | Comments(2)
2010年 12月 18日

今年の拾い物

道での拾い物はなにひとつなかった。
それでも買い物や出来事の中ではいくつかある。

その中のひとつが音楽CDの[ SHANTI / Born to Sing ]・・・だろう。
シャンティは、無名人?なので田舎の者はどんな音楽人だか知らなかった・・・。
なにかの本でチラッと気になったのでCDを取り寄せた。

俺は、深夜にこっそり自宅隠れ家で女性ボーカルと酒をたのしむ悪癖がある。
そこは国内外の一流シンガーがCDで登場する身近な別世界。
妻も仲間も日常もない至福の空間がひろがる・・・・。
今年は、そこに彼女がいちばん多く出演した。

彼女は俺れからみれば魔女のような不思議な存在。
表現力が豊かで、年齢や性別を問ずに人のこころにすんなりと入り込む。
個性が強いのか無いのか・・・、日本的なのかアメリカ的なのか・・・・?
ジャズなのかポップスなのか・・・すべてに自然体の強さや優しさを感じる。

彼女は歌という魔法で、田舎暮らしの俺をシンデレラ・ワールドに導く。
おじさん趣味をはるかに超えた何かが彼女の作品にはある。
それにCD「シャンテイ」は、収録も企画も音楽的にも郡を抜く素晴らしさがある。

田舎で暮らしても思わぬ拾い物がある。

by hama-no-koya | 2010-12-18 07:52 | Comments(0)