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2011年 02月 28日

スミイカ

近頃はスミイカ、別名を甲イカが網に入る。
背中に甲を背負っているから俺の地方ではコウイカと呼ぶ。

コウイカの墨は、イカの仲間でもダントツに濃く多い。
だからスミイカと呼ばれる。
今頃とれるコウイカは2種類いて本物と偽者がいる。
本物は人気のイカで刺身でも焼いても美味しく値もそこそこするが・・・
偽者はシリクサレと呼ばれ昔から市場であまり相手にされない。
イカの味はするが・・・・大味で噛んでも硬いからだと思う。

本物と偽者の見分けは素人には難しいと思う。
甲羅の紋様や形が多少ちがうが・・・見慣れると直ぐに分かる。
偽コウイカはおそらく・・・生で店頭には並ばないと思うが?

スミイカはイタリアにもいた。
地中海のある港で漁師と話したが?俺はイタリア語は全く話せない・・・
それでもいい加減な言葉がなんとか通じた?
網の修理を手伝ったら・・じいさんは俺をジャポネ漁師と見破ったから・・。

そのとき、日本で見るコウイカと同じものが船に沢山いて漁師はスクイドと言っていた。
「ツーナは獲れるか?」と聞くと・・・「女性に聞くときはツナでなくシー・チキン」だと言った。
どうして・・?漁師は俺に丁重に教えてくれた。

そんな思いがあったのでローマに帰った時、裏町でイカスミ・パスタを食べた。
安い白ワインとの相性が妙によかった数年前をスミイカで思い出す今宵・・・・・・・・・。

by hama-no-koya | 2011-02-28 22:50 | Comments(0)
2011年 02月 27日

晩酌の魚

天気はいいが今朝の海は強風注意報で・・・
南の風が飛沫をあげて吹いていた。

俺は毎日魚を食べるが・・・そんな漁師にも自宅初物がある。
年間50種?くらいの魚を食べていると思うがその数だけ初物がある・・・。
その年に初めて食べる魚を初物と呼ぶことにしているから。

今晩の初物はキツネカレイの煮付け。
別名をコモチカレイとも言ってこの時期はお腹にタマゴがパンパンに詰まっている。
30cm前後の小型カレイで小物の多くは干物になるが・・・
卵巣も身の部分も美味しいから、煮付け1品で2種の味覚が楽しめる。
おすすめは、お腹の張った鮮度の良い魚で国産品を選ぶこと。

今晩、子持ちカレイの煮つけを食べる・・・今から楽しみだ。
子供の頃、死んだおふくろは「今晩はカレーだよ!」と朝のうちに言っていた。
サプライズのご馳走もいいが・・・・
予告のご馳走は楽しみが長く続くので大人も子供もその日が楽しくなる。
それが日常だと給食の献立表になるおそれもある。

○が食べたい・・・、○が食べられる・・・、○を食べる・・・、○を食べた。
意味不明だが食べ物の四段活用は楽しみの持続。

by hama-no-koya | 2011-02-27 12:00 | Comments(0)
2011年 02月 26日

部屋の天井

食堂の天井張り替えが完成した。
俺仕事ながら・・おもい通りのものができた。

こだわりは天井らしいものにする・・・・?
その答えは、天井に太めの角材で井桁を入れる基本的な構造。
天の井戸・・・なるほど読んで字のごとし。

いちばんの効果は部屋が以前より立体的に感じられるようになった。
目に見えない良い効果は、ショパンのピアノ曲がここち良く聞こえるようになったこと。
音響効果として部屋の天井は音の性質に大きく影響することが素人にも解かる。
その点、神社仏閣は独特のホール・トーンがありアカペラや奏が日本的な空間を描く。
雅楽の楽器には天井に向かって音が出るものもあるくらいで・・・・
天井のリホームで我が屋の安物オーディオと居部屋の価値があがった。

とある東京のSホールは大きな室内ブドウ畑とも言われる・・・・?
客席はなだらかな傾斜の畑で、天井から下がる照明はブドウの房に見え自然を感じる・・・・。
そんなブドウ畑の横にあるオープン・カフェで仲間と飲んだビールも美味しかった。
いろいろな想いがいい音につながると・・・ある本に書いてあった。

そこらの廃屋寸前でなんでもない田舎古民家を自分でコツコツ再生している人がいる。
今日その人に会った。
なにか分からないが・・・とてもいいものを見た感じがした。
再生に取り付いたばかりで・・・俺にはまだ先の見えないかたちだが・・・
予感と出来上がりが楽しみだ。

雪がとけると田舎も春になる。

by hama-no-koya | 2011-02-26 22:54 | Comments(0)
2011年 02月 24日

ヤブツバキ

ヤブツバキが海辺近くの山に自生する。
冬の終わりから春先にかけて赤い花を咲かせるが・・・・
どうしたことか・・・今年の裏山は今もつぼみの状態が続いている。

近くの海岸には群生林もあるが花盛りになっても木に咲いている状態は花が目立たない。
上に向いて花が咲くので木が大きくなると花を裏側から見上げるから。
おすすめは、強風の翌朝がいい・・・地面に散り花が咲き乱れる。

サクラは花びらが散るが・・・ツバキは花首が抜け落ちる。
漁村では・・・昔から生け花には使わない。
俺は、厚みがかった花と葉っぱのたくましさから照明しだいでは素朴な強さを表すので好んで使う。
アンコ椿は恋の花・・・街に咲くすみれ色の恋からみれば反対側にある・・・・。

漁師はロープを結び締めるとき・・・てこの原理を応用して木つちを使って締める。
木のつちを自分で作るがその材料はツバキの木を使う。
つちとしても割れにくいし・・・なによりそこらの山にいくらでもあるから。

ツバキの種子は家の敷居に塗っていた。
昔の家はスライド・ドアが多くそれも重たい戸なので滑りが悪いから・・・。
そんなツバキも実用から鑑賞の時代になった。

by hama-no-koya | 2011-02-24 22:23 | Comments(0)
2011年 02月 22日

穏やかな・・

今日は本物の春日。
朝から雲ひとつ無く夕方には海に夕陽が沈んだ・・・。

ここ数日は漁が良くない、海水温が急に下がったから・・・?
毎年この時期になると沿岸部は雪解け水が川から海へ流れ出すので水温が下がる。
水が冷たいと魚の活動が鈍るので・・・漁が無いと昔から言う。
そんな感じで今朝はヤリイカとヒラメがいたくらいであまり良くはなかった。

変わったことと言えば・・・
4・5mくらいのリュウグウのツカイ(深海魚)が網に入った。
小さいものはたまに取れるが、大きいので博物館が保存するのでと・・・取りに来た。
竜宮の遣いが何の目的でやってきたのか知りたい・・・・
すんなりとした魚体、衣は白銀で背びれの赤がきれいな乙姫様のようで・・・
「食べられなくはないが・・・マズイ」と博物館の人が言った。

海の漁は昔から周年でくり返すが・・・良い悪いは年によってもちがうし、日によってもちがう。
相手が自然なのでどうすることもできなく・・・だだ魚の出方を待つだけ。
あきらめではなく・・・開き直る感じが近い。
子供が絵本のページをめくるように・・・毎日が先の読めない1ページ。

それでも仕事だから明日に期待をする。

by hama-no-koya | 2011-02-22 22:09 | Comments(0)
2011年 02月 19日

趣味の大工

毎年2月は我が家の部分修理や改装をする。
自分でできる範囲なので大掛かりではないが数年そうしてきた・・・。

今年は食堂の窓枠を改装するので・・・今日からとりかかる。
木材はホーム・センターで半製品を調達する。
板も削ったもので、切るだけで仕上がるので手軽で便利な時代になった。
出来上がりの見栄えを気にしなければ自分でやった方が安上がり。

俺の素人大工の特徴は仕事が速いが・・・・仕上げが雑である。
それでも自分の好きなようにできるからその行程や完成が楽しめる。
設計やディザインは本屋の立ち読みから参考にする。
文字を読まなくても写真を見れば分かるので本をわざわざ買わなくてもいいから。
瞬間入力の印象は自分が求めていたもの・・・?。

俺のいちばん好きな建物はパリのポンピドゥ・センターだ!!
初めて見た時に・・・石油の精製工場か建設途中の工事現場だと思った。
配管はそのままだし・・・階段やエレベーターはむき出しだし・・・・足場は撤去してないし・・・
どうみても国立近代美術館には見えなかった。
そんな印象を10年以上経った今でも鮮明に覚えているから・・・。

俺の素人大工は見た目より想いが伝わるような箱造りにこだわる。
大人になっても気持ちは夏休みの工作と変わらない・・・・
気が付けば漁師の仕事はかたちが残らない。

by hama-no-koya | 2011-02-19 23:37 | Comments(0)
2011年 02月 18日

ウォーキングとホーム・ベーカリー

我が家の似非女将が、ある日突然にハマッタものが二つある。
なにを思ったのか・・・ウォーキングとホーム・ベーカリーだ!!

家庭用の電気自動パン焼器でいろいろなパンを焼くが本人が楽しいだけで・・・・
俺は、それが美味しいとも思えない・・・が社交事例の言葉で返してただ食べるだけ。
それが何であろうと・・・人の夢中をけなしてはいけない・・・。
田舎暮らしは、パートナーとの気がつかない微妙な掛け合いが平凡な暮らしとなるから。
それが自作自演の「田舎暮らし」となる・・・・。

妻のウオーキングは一日万歩が目標みたいだが・・・今のところは続いている。
シューズから用具選びに始まり今ではサポーター入りのスポーツ・レギパンまで買ってきた。
本人は過去のスキーで傷めたじん帯保護が目的だと言うが・・・・
それに上は発汗アンダー長袖にTシャツまで決め込んだ。
街の公園ならともかく田舎には絶対に似合わないと俺は思う・・・・。
今は寒いのでウォーム・アップスの上下で歩くが春になると上着を脱いで歩くらしい・・・?
競技ならともかくそこまで凝らなくてもいいと思うが・・・。

俺はふと思いついた!!
田舎体験のメニューにウオーキングを取り入れたい・・・
海辺のワインディング・ロードをスポーツ・ウォーキングした後、田舎夕食の商品価値は多大だと。
街の中高年が飛びつきたくなる田舎体験メニュー!?

健康と美食は現代日本の二大売れ筋商品!!!
海外や一部日本の「健康診断・ツーリズム」は病院などの施設や設備が必要だが・・・
そこらの田舎フィールドを利用した「健康・ツーリズム」をシリアスに企画したい。

by hama-no-koya | 2011-02-18 10:09 | Comments(0)
2011年 02月 17日

春一番・・?

今日は朝から南風が吹いている。
立春を過ぎてから初めて吹く強い南風を「春一番」というが・・・
それは気象台が決めること。

日本海を低気圧が通過すると俺の地方では春に限らず南風が吹く。
古くから別名をハエの風と言って時には強烈な風が山から海に向って吹き出す。
漁師はこの風を嫌がる・・・・沖合いに向かって吹くので手漕ぎ時代は沖に船がながされるから。
今の時代は動力船なのでそうでもないが・・・・風の塊が移動するするので小船は今も嫌がる。
今日の南風は春一番と認定するには微妙なところ・・・・?

この風を雪地方は歓迎する・・・「春一番」は海ではなく山地方言葉のような気がする?
若い頃雪山にも行ったが・・・雪を溶かすのは太陽でなく雨や南風と聞いたから。
余談だがそこらの50代おじさんたちは「春一番」と言えばキャンディーズと答えるだろう・・・?
春を表すいちばんの言葉が南風であることに俺は大納得する。

時世が一番でなくても準優勝では・・・の雰囲気だが
ある人が言った「準優勝は負けの代表」だと・・・。
企業やスポーツの厳しい世界かも知れないが一番の意味は大きい。
俺は生まれてこのかた一番になったことがない。

by hama-no-koya | 2011-02-17 14:02 | Comments(0)
2011年 02月 15日

春の雪

今朝は大根オロシのような雪が薄っすらと漁村を覆う。
道はグシャグシャで面白くないが・・・季節は春の入り口風景。

北風が強く海が小荒れなので天候が回復する午後の出漁にする。
あたりまえだが漁師の予定表は天候しだいで変わる。
仲間との約束もあまり当てにならない・・・周りに迷惑をかけていると思う俺。
付き合いも仕事も両立したいが・・・。

漁業の種類は、一本釣りのような個人技と・・・
一つの網を数人揚げる団体戦のようなチーム技の漁業種目がある。
個人プレーの棄権は自分のことだが・・・チーム漁での個人欠場はチーム進行に影響する。
漁業の現状から最低数のメンバー構成なのでサッカーのレッド・カード進行より厳しい。
だから個人休みがあまりとれない・・・・。

ひとことで漁師と言ってもその生活環境はさまざまで日帰り仕事もあれば・・・・
数日、数ヶ月と家に帰れない魚業者もいる。
俺の漁業は日帰りなので日常の暮らしは、自宅通勤の職場が海のようなもの・・。
外から観れば良いように思えるが中身は本人の考え方しだい・・・・?

もしも職さがしの中で漁業を選ぶ人がいるとすれば・・・
後継者の育成として業界も集落も必要だが・・斜陽産業のような現状も隠せない。
漁師になりたいなら現状を把握したうえで自分が納得すること。

それに無視できないのが想いや憧れだと思う・・・。

by hama-no-koya | 2011-02-15 10:42 | Comments(0)
2011年 02月 14日

節分の時化

昔しから漁村に「節分の時化」という言葉がある。
「2月の上旬ごろに大きな時化がある」そんな意味の言い伝え言葉。

漁村天気の統計みたいなものからきているが予報は毎年当たっている。
「冬至の時化」「彼岸さめ」などもそうだが・・・季節の変わり目には嵐がやってくる。
今年は節分を10日くらい遅れって嵐がやってきた・・・。
昔の人は、気候がそれだけ遅れていると地域天気の長期予報をする。

海が荒れた後には海岸にいろいろな物が打ち上げられる。
流木や海草から不要な生活物資や漁具などのゴミ系が多いが・・・
昨日は死んだウミガメが港の浜辺に流れ着いた。
俺地方ではウミガメを神様の使いとして昔から丁重にあつかう。
仲間と穴を掘り埋め・・・・お神酒を捧げた。

時化で3日間漁を休んだが今日は天気しだいで海に出れる・・・?
外は暗いが・・・これから浜に出て空模様を見て決まる。
大時化の後は漁も網の傷み?も気になる。

by hama-no-koya | 2011-02-14 05:46 | Comments(0)