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2011年 05月 29日

雨の日はお休み・・・

朝方の定置網漁が終わった。
雨が降っているのでその後の仕事は休む・・・。
晴れれば草刈もあるが・・・今日はのんびりすると決めた。

朝獲ったカマスの刺身で昼飯前に焼酎を軽く飲む。
軽いほんわりとした至福がこころを癒す。
そこらにある焼酎とそこらにある魚の刺し身があるだけで・・・。

美味しい魚が食べたい・・・うまい酒が飲みたいと思うこともあるが・・・
ふとした時間や思いつきで過ごす日常は気がつかない贅沢?
なんでもない時のながれには考えることも気をつかうこともないから・・・。

音楽を聴いたり映画を観たり本を読んだりすることも自分の好きなことだけど・・・
それを本気でたのしむと集中してしまうので体の芯から休んでいない。
それでも一時の感情移入で外を忘れることにはなる・・・。
究極の休みは夢も見ない睡眠時間と誰もが思う。

俺は無理だと思うが・・・・
パソコンのように一つのキーをたたくだけで
疲れや記憶が入力されたり消去される装置を付けた人間になりたい・・・
マトリックスやアバターでないかたちの・・・・。

忘れてしまいたいことは忘れることができなくて・・・・
忘れてはいけないことを忘れてしまう・・・。

by hama-no-koya | 2011-05-29 11:09 | Comments(0)
2011年 05月 27日

トビウオ

毎年この時期になると産卵のためにトビウオがやってくる。
どうしたことか今年は出足が悪い。
漁期が遅れているのか?トビウオが少ないのか?

俺が子供の頃は親父がトビウオの刺し網漁をやっていた。
毎朝、家族総出で網にかかったトビウオを外していたがそんな時代も・・・
朝の浜辺はにぎやかで活気ついていたが、今年は誰もトビウオの網を出していない。
トビウオが少ないから・・・。

トビウオは夜になると海岸近くで過ごし夜明けには沖合いに移動する。
漁は夜明け直前に網を仕掛け朝方網を揚げる。
刺し網なので網の目に刺さった魚を外さなければならないので手間がかかる。
それでも忙しさが苦にならない仕事だった。

漁法にはいろいろあるが・・・魚が減ればその漁をしなくなるので過去の話になる。
伝統漁法は各地にあると思うが・・・趣味なら出来るがそれが仕事なら漁師はやらない。
採算がとれない漁法は漁業の中から消えてしまう。

近くの店に並んでいるトビウオは定置網で獲れたものが多い。
刺し身は美味しいが淡白な味なので食べた印象がパステル画のようなもの。
おすすめは、刺し身を醤油に漬け炊きたてご飯に乗せ熱い番茶を掛ける。
魚村では「アゴ茶漬け」と言って昔から食べている。
俺は、市販の「のり茶漬けのもと」をかけて熱湯をそそぐ・・・。

漁村にはその季節しか食べれないメニューがある。

by hama-no-koya | 2011-05-27 12:35 | Comments(0)
2011年 05月 23日

カマス(魚)

毎年この時期になるとカマスが産卵のためにやって来る・・・
今年は例年になく大型(30~40cm)のカマスが多く獲れる。

地元では赤カマスと言って大型魚は昔から高級魚扱いされる。
生きのいいやつを刺し身にすると白身の淡白味に脂肪が加わり上品な味がする。
塩焼きもカマスだけが持つ独特のあっさり系だが味に深みがある。
そんな繊細な美味しい魚としてこの時期限定で食が楽しめる。

大カマスは殿様魚と言われ庶民の口には入らない魚として言葉で漁村に伝わる。
確かに・・・炊き立てのご飯に白身の焼き魚はシンプルだが絶妙の組み合せになる。
焼き魚定食は日本の食文化の元になる?

食は国や宗教や文化によって食べる食べないもあるが・・・
世界は広いが経験から「焼き魚」はグローバル・スタンダードの無難な料理だと思う。
インドシナやアフリカの乾燥焼き魚は塩分が多いので味より保存優先になる?
無難は生で無いこともあるが・・・内陸部でも川や湖水魚を食材にしているから。

今日はなんとなく梅雨のはしりの天気だが・・・
海の中は雨が降らないので魚には関係ないが日照時間が少なくなるので・・・
曇りが好きな魚もいる・・・カマスは曇りが好きな魚のような気がする。
反面にトビウオは晴れが好きな魚。

by hama-no-koya | 2011-05-23 13:58 | Comments(0)
2011年 05月 20日

魚食普及・・・・?

魚需要の低迷が魚価の低迷・・・・?
原因の一つが若者の魚離れだと思っていたがそうでもない。
問題は調理に手間がかかるからだと思う。

我が家に来る若者(5歳~25歳)の夕食残し率は野菜が高く魚を残す人はいない。
最初は旅の目的が魚料理だからだと思っていたがそうでもないみたい・・・・?
海に囲まれた国でもともと魚を食べながら暮らしてきたから・・・。

若者の魚離れに歯止めをかけたのが「回転すし屋」!!
まさに魚食普及の救世主のようなもの。
俺はたまに新山口駅近くの「回転すし屋」に行くが子供や若者の多さに驚く。
確かに、ネタの鮮度も良く種類も豊富で値段も手ごろ。
果物があったり、待たずに食事ができる点も若者には高得点だと思う。
昼飯にスシを食べるなんて一昔前なら考えられない・・・。

昔、渋谷に10円スシ屋があって魚が食べたくなったら仲間と行っていた。
安くてしかもガリが食べ放題だったのでショウガもそこそこ食べていた。
あの頃のスシ屋は若者の小遣いではとても行けるところではなかったから・・・・。

焼肉や魚は外食で食べるもの・・・・?
世間の若者にとってそれは仲間と食べるもののような気もするが・・・
ほんとうに魚が好きな子供たちもいる。

昨夜、街の子供たちと魚会食してそう感じた。

by hama-no-koya | 2011-05-20 17:17 | Comments(0)
2011年 05月 18日

快晴

一日中青空だった!!
雲ひとつ無い空が一日中続くことは年間にそうは無い。
俺の暮らす漁村は日本海側にあるので年間晴率はそう高くないと思う。

これからの地域気象は暮らしの快適感だけでなく発電資源として見られるようになった。
太陽光発電は俺地方では日照時間が全国平を下回るので設備投資の元をとる年数が多くなる?
しかし風が吹く日は多く風力発電には向いていると思う?

旅をすると近頃、風力発電の大きな風車を見ることが多くなった。
海岸線や山間に建つ高くて大きなブレードは日本の風土には不釣合いな気がする・・・?
カリフォルニアの砂漠や北海には合うが・・・・
俺の若い頃は輸入アメリカ車はバカデカイ車が多くそれが狭い国土を走っていた・・・

日本製の風力発電機の開発業者もしくは国家開発プロゼクトで早期にコンパクト・サイズにしたい。
そうすれば田舎の風土にも適合すると思う。
市街地タイプや公園タイプの風による発電機がほしい。

大型のブレード・タイプは風力発電機でコンパクト・サイズは風発電の感じがほしい・・・。
風土に合った物造りが田舎暮らし・・・?
昔は風車でなく「かざぐるま」と呼んでいた・・・・

by hama-no-koya | 2011-05-18 04:56 | Comments(0)
2011年 05月 14日

雑草が芝生に・・・・?

漁港広場に雑草が生えて困っていた。
年に2回くらい草刈機で刈っていたがそれでも草は伸びていた。

なんとかならないかと?3年前からやっているのが鳥取方式の草地管理。
理屈は雑草を数センチの長さから成長しないように刈り込んでしまえば芝生のように見える。
今は草の成長期なので10日に一度くらいの割合で芝刈り機で刈り取る。
ただそれだけの管理で一面が芝を貼ったような緑になる。


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本物のコウライやベントのようなグリーンにはならない。
「隣の芝生効果」で俺の暮らす漁港広場が、緑の広場として集落環境を豊かにしている。
見た目にもきれい。なにより草の上を歩くとなんとも言えない柔らかさを感じる。

これからの過疎の集落環境は雑草との戦いだと思う。
草刈をあきらめれば雑草が生え、次の年には草薮になりそのうちに木が生えてくる。
人が暮らしていた場所に人が住まなくなるとその地は直ぐに草木で荒廃する。

日本の田舎集落はヨーロッパのバックパッカーから見れば絶賛に値する。
京都などの印象も素晴らしいが、予期せぬ素晴らしさが里山にはあるらしい?
以前我が家に来たアジア・アフリカ・中南米の人たちもそのような表現をしていた。
毎年、町にやってくるニューヨークのジャズ・アーチストたちもそんな風に言っていた。
そこらのなんでもない集落なんだけど・・・そうかなぁ?

なんで日本の田舎が素晴らしいと思えるのか俺にはわからないが、
彼らの感性がそうだからだと思うしかない。

by hama-no-koya | 2011-05-14 13:03 | Comments(0)
2011年 05月 13日

クラゲが・・・

魚を獲る目的の定置網にはいろいろな物が入る。
流れ藻や化石製品のゴミなど迷惑なものが魚と共に獲れる・・・。

近頃ではクラゲが大量に取れるのでそいつの排除に手間がかかる。
毎日1・2時間はそのかき出し作業をすることになる。
クラゲの種類は2種類だが秋口にやってくる大型のエチゼンクラゲはちがうが・・・
ウドンのどんぶりくらいの大きさから中華の取り皿くらいがタモですくうとドロドロ状態で上がる。
中でも俗称タマネギ・クラゲは長い糸状の足がありそこに毒を持つ。
毒は皮膚の柔らかい部分や目に入ると痛みをともなう。

笑えないのが・・・・
立ち小便をするときにクラゲを触って手を洗わないで○○○をつまみ出すと・・・
傷みとかゆさに○○○が反応する。

以前アフリカからやってきた男がクラゲは俺の国にも居るがこんなに多くないと言っていた。
その男はかわいくゼリー・フィシュと呼んでいた。
水族館で飼われるクラゲはそうかもしれないが・・・・・
漁師にとってみれば兎に角迷惑な話。

俺はクラゲの大量発生はなにかの警告だと思う。
人が海を汚し・・・高度な技術で大小さまざまな魚を捕獲するから・・・・?
それでも俺は海の魚を獲り続ける。

by hama-no-koya | 2011-05-13 04:49 | Comments(0)
2011年 05月 10日

家酒・・・

俺の日課に家酒がある。
飲む量は別として皆勤賞に値する。
アルコールの依存症ではないと思うが晩飯の一部のようなもの。

酒の肴はいつも自海の魚で側にいつもの女性が一人付くが・・・
別にお相手をしてくれる訳でもなく・・・・
いつも自分で開く冷蔵庫から出した第3の缶ビールでその日の無事に乾杯する。
不思議なもので飲みなれればレギュラーでなくても美味しさは変わらない。
俺の好みはK社の「のどごし生」で鼻の差でホンメイの「スーパーD」が2着に入る。

メジャーとマイナーやJ1とJ2と世間は分別するが・・・・
やっている側から見れば雲泥の差に思えるかも知れないがファンから見れば差別はない。
「B級グルメ」を考案した人が誰だかしらないがすばらし人・・・・。
同じ言葉でも「1ばんでなくても2ばんでは?」は何を意味するかで使い方が難しい・・・
カテゴリーで分けるか等級で分けるかの違いだと思う。
ファームと呼ぶ業界もあるがその考え方もいい。

違いが分かると言うことは個性や群を抜くに繋がるので競争力にもなる。
国も地方も会社も個人もどう生きるかを考える時代になった。

一缶の「第3のビール」で人がなにげない幸せを感じることに笑えない今・・・。

by hama-no-koya | 2011-05-10 05:09 | Comments(0)
2011年 05月 06日

南の風

昼頃から南の風が強くなった。
漁師は昔からこの風をハエ(南)の風と呼んで嫌っている。
原因はハエの風は網に魚が入らない?と言われてきたから・・・・。

今日は、小アジがいたが「アジの開き」サイズよりやや小さいのであまり値がしない。
少量だと南蛮漬けに向くが・・・大量だと養殖の餌用になるので価格も安いが・・・
ここ数日はアジの品不足か?そこそこの値段で取引されている。

アジは群れで移動するので取れれば大量になるが・・・
取れない時には少量で日によってその差が両極端になる水揚げ。
同じように価格の差も安値と高値の幅が大きい魚。

アジは周年獲れるが5・6月が油が乗って丸々太り美味しくなる。
煮ても焼いても美味しいが鮮度いいタタキがおすすめ。
体に油が乗っていると鮮度の落ちが早くなるので味もそのように変わってくる。
魚のにおいが気になれば・・・ネギやショウガでトッピングすれば生くさが薄れる。

鮮度の見分け方は、体色が青より緑色で艶の良いやつ・・・
魚料理の基本、3枚オロシや皮むきの練習になるので姿買いをしてみるのもいい。
本格的な魚料理はできなくても慣れればなんとかなる。

ここ数日はアジは高いと思う?がすぐにお手頃価格になる・・・・?
魚選びの基本は魚屋で買わなくても毎日魚の価格と姿を見れば目利きになれる。
生で食べる?加熱で食べる?の見分けは俺には出来るが言葉で書けない・・・
一つだけ言えることは食品を生で食べれば多少のリスクはついてくる。
法で決めても食べる人の判断力はつけたい。

ここ数年魚消費の落ち込みは日本だけで・・・
海外では伸びているから不思議・・・。

by hama-no-koya | 2011-05-06 15:22 | Comments(0)
2011年 05月 04日

黄砂が・・・

連休に入り天気はまあまあなんだけど・・・・
黄砂の飛来で毎日どんよりして視界も悪くておもしろくない天気が3日も続く・・・。
人だけでなく屋根より高いコイノボリも迷惑そうに泳いでいる。
例年の5月は風薫ると言われるくらいなんだけど・・・。

今日は久々の凪なのでレンコタイを釣りに出た。
魚も食いが悪く、海が赤潮で真っ赤なのでお昼で引き上げる。
今晩のおかずは十分に釣ったので満足したから。

そんなぼんやり天気の中で一つだけ野山で目立つ花がある。
野生のフジがそこらの山に鮮やかに咲いている。
群生でなく飛び飛びだが房になって藤色が下がるのでかなりの存在感がある。
木やツルはグシャグシャだが花は化ばさもなく上品で美しい・・・
植物の限られた期間だけのお化粧・・・・道行く人が振り返る。

どうでもいいけど青い空や青い海が恋しい・・・・。
赤潮と黄砂のダブル天気が今日で3日間も続くがここ数年の記憶にない・・・
目に見えない有害な塵りに比べれば黄砂ぐらいは我慢ができる・・・・

そんな天気でも夕方になれば焼酎のお湯割りが飲みたくなる。
気が付かない平穏が漁村の暮らし。

by hama-no-koya | 2011-05-04 15:01 | Comments(0)