浜の小屋

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2011年 08月 31日

秋の海になりつつ・・・

定置網も夏枯れで不漁だったが・・・
今朝の漁は、小型のコシナガ・マグロ(2~3kg)がそこそこいた。
しばらく夏曇天気が続いたが・・・昨日、今日は空が晴れ渡ったから獲れたと思う。
昔から8月の漁は良くないと決まっているが・・・

俺の予想では、希望で忙しい秋の海になったと思う。
畑の作物はジワジワと秋になるが・・・海の漁は急に秋魚が獲れるようになる。
大げさだが昨日が0点で、今日は100点のような結果になることもある。
作物は一度枯れると再生しないが・・・漁は毎日が繰り返しで何回でも収穫できる・・・?
しかし、それも自然が相手で当てにならないこともある・・

今日は、あんまり暑いのでサービスのつもりで昼飯にビールを付けた・・・
その流れで3時頃まで昼寝をしたが、これは無駄や怠け行為ではないと思う。
いい加減だと思うかもしれないが・・・それができる環境に今の俺は暮らしているから。

今日のディナーは、朝獲りマグロの刺し身と厚めに切った黒胡椒と塩味ステーキ・・・
仕上げは温かご飯にマグロの刺し身を乗っけて食べる・・・・。
これが贅沢だと思う人もいようが・・・・俺には、たまの日常で海からの恵みだし・・・
なんでもない地の利だと思う。

漁村で暮らすと厳しい面もあるし・・・
楽しいこともあるが・・・出来ないこともある。

・・・たまには仕事帰りの居酒屋時間やタワー・ラウンジで大人の酒が飲みたい。
田舎で暮らしても街の灯はいつまでも気持ちから消えない・・・。

by hama-no-koya | 2011-08-31 15:35 | Comments(0)
2011年 08月 28日

予期せぬ感動!

田舎町で京都大学交響楽団の演奏会があった。
以前に聴いたこともあったが・・・アマチュアなので期待をしていなかった。

・・・でもオーケストラに興味をもつ俺には忙しくても外せなかった。
中でも二つの組曲「カルメン」と「白鳥の湖」が全曲ではないが聴けるから・・・。
いずれも好きな楽曲なのでCDやDVDでたまに鑑賞している。

前半の組曲「カルメン」は映像は頭に浮かんだが・・・何か伝わるものがなかった。
ホールが小さいせいか、弦に対して管が弱いのか?なんだか演奏が控えめに感じられた。

一番好きなシーンの「ハバネラ」は、出しは気だるく色くていいんだが・・
だんだんと楽しさや自信や希望で・・・やるぞ~!!の感じになるが、今ひとつ情熱や乗りがない・・・?
カルメンは普通の女で・・・ドンホセはそこらの男と変わらないような気もした。

後半のバレエ組曲「白鳥の湖」よりは、印象は生オーケストラならでの感動だった。
シーンに優雅さや力強さが感じられ、コントラストが強めの演奏がクラシック・ビギナーの俺受けした。
バレエ音楽の素晴らしさはこれだ!!と改めて感じた。

演奏が盛り上がり・・全ての楽器の音が出ている時には90人?いても演奏者全員をチェックした・・・
かと言ってスコアが読めるわけではないが、聞こえない音がないようにするため。
ソロはもちろんそれに集中するが、好みは女性のソリスト!!演奏に華を感じるから。
今回は、フルートとファゴットの演奏者に引かれ彼女の音をたえず拾っていた。

今回の「京都大学交響楽団」阿武町公演の印象は・・・
若手の奏者とホール・トーンがあまりかからないピュアな会場特性もあるが・・・
早めに収穫した緑色のレモンが朝市の縁台に山積にされている感じだった。
それが功となり・・・結果はわかりやすい新鮮な演奏が人のこころを動かした。

音楽には超技巧な楽曲や完璧な演奏もあるが・・・
聴衆に伝わる演奏が、田舎で暮らす人々の感動につながった。

by hama-no-koya | 2011-08-28 15:18 | Comments(0)
2011年 08月 26日

亀の話

俺の暮らす漁村ではウミガメは神様なので丁重にあつかう。
いつ頃からそうなったか漁師は知らない・・・。

定置網に亀が入ると直ぐにわかる
呼吸をするために数分おきに水面から顔を出すから。
年間に大小合わせ15頭くらいはそれに出会う。

網が狭くなり魚が追い詰められる・・・
船に魚をすくい揚げる前に最初に亀をすくい上げ、船上で亀の腹を上にして寝かせる・・・
腹が下になると海に帰りたくて水かきでそこらを這い廻すから。
それが終わってから網の魚を船に取り込む・・・。

魚を取り込み漁が終わると定置網から1kmくらい離れ、船上の亀をリリースする。
海に帰す前、亀に酒を飲ませる・・・漁師は神様(亀)にお神酒を捧げる。
そして大漁を亀に祈願して海に放す。
いつ頃からそうなったか分からないが・・・昔からそうしているから今でもしている。
漁村では時代が変わっても亀の慣わしは今でも変わらない。

海岸にも年に1~3頭くらい死んだ亀が漂着する・・・
浜辺に埋めてお神酒をぞんぶんにそなえ、その場で漁師はささやかな酒を飲む。
そして毎年、11月の10日には「龍宮祭り」を浜辺に祭壇を造り神官が神事を行う。
その日は集落休漁日になり、漁師は直会の酒を飲む。

俺の推測は、亀には龍宮伝説もあるが物語のテーマは「望郷」で・・・
空想的には、亀の形からUFOか潜水艦に拉致された漁師が異次元で生き、そして漁村に戻る・・。
「かぐや姫」や「鶴の恩返し」の逆バージョン・・・?
現実的には、天平時代に遣唐使に同行した水夫の漁師が唐で幸せに暮らすが・・・
望郷の思いは消え去らず、祖国の漁村に戻った・・・・?

昔から漁村では鶴は千年、亀は万年と言われ・・・
長生きできる生き物として大切にあつかわれてきた。

by hama-no-koya | 2011-08-26 16:58 | Comments(0)
2011年 08月 22日

八月の雨

ここ数日、雨の日が続き過ごしやすくなった。
しかし、残暑厳しい・・・のほうが田舎の自然界には良いと思う。

漁もここ数日はヒラマサやコダイが数箱であまり良くない。
いつもの年なら夏空で青く、海水も青く澄みわたり夏魚が群れでやって来る。
それでもアイゴやダツなどの市場価値の低い魚は例年並みにいる・・・
真夏の定置網で獲れる魚の定番はカジキだがそれも今年は多くない。
バショウカジキなのであまり大きくないがそれでも体長2~3m・20~30kgはある。
こいつが数十匹も獲れれば暴れるので手間がかかるが・・・・
今年は毎日が数匹のペース。

海辺の棚田で育つ稲も夏の長雨は良くない・・・?
光が少ないと籾の実入りが悪く、葉茎が軟弱で病害虫に対しても弱くなるから。
夏の日照時間で米の品質や作柄が決まると昔から漁村では言う。
肥料や水や除草の管理は長年やることなので毎年変わらないし調整もきくが・・・
日照時間はベテランの稲作家でもどうにもならない。

棚田米の品種はコシヒカリとヒノヒカリが大半をしめる。
刈り取りはコシヒカリが9月の中旬で、ヒノヒカリが10月の上旬になる。
いずれも美味しい米であるが、個人的食味感はヒノヒカリの方が海辺の棚田の味がする。

今の俺は稲作をしていないが数年前まで・・・・暑さの中で魚を獲り米を作っていた。
漁師でありながら秋には米をJAに出荷していた。

晴れが続くと水不足で雨を望み・・・、雨続くと日照不足で夏晴れを望む・・・、
勝手なものだが・・・海も田んぼも夏の晴天は田舎暮らしに必要なもの。

by hama-no-koya | 2011-08-22 18:14 | Comments(0)
2011年 08月 20日

田舎と英語力・・・

田舎で暮らして英語が必要か・・・・?
無くても不自由はないが、有れば便利なものが英語かもしれない・・・。

時代が変わって・・・田舎にも全く日本語が話せない外国人が稀に訪れるようになった。
どう対応するか?日本の田舎人が英語を話せばいい・・・それもできない。
日本の田舎は、日本語が通常なので日本語で会話するがタテマエだと俺は思う・・・。
それが「世界の共通語は英語」・・・とここ数ヶ月の出来事で痛切に思うようになった。

俺は英会話が全くできない・・・たまの海外旅では、いい加減な英単語と動作でなんとか過ごした。
だから相手に気持ちが伝わらないことや、失礼を多大にしてきたと思う・・・
ある時、ヒースローで出国のときいい加減なことを言ったので特別室に呼ばれたこともある。

出入国のカードの記入でつまずき・・・ターミナルの案内や地図や何かの手順が分からない・・
そんな時、まずは日本人を探すが・・・
それが駄目なら周りの親切そうな人に「ドウ・・・ユウ・スピーク・・・ジャパニーズ・・・?」
言葉の間違いはあるかも知れないが気持ちはなんとか相手に伝わるから不思議だ。

田舎仲間で、有名なゴルフ選手お奨めの英会話ソフトを聞いているがその効果は・・・
俺も過去にそれらしい教室に通ったが、周りについて行けず数回で途中棄権した。
教材を買って自宅で挑戦したこともあったがこれも3日で・・・
英会話が俺の体に合わないからだと思う。

今は海外旅をすることもないから俺には英語は必要ないが・・・
それでも俺の暮らす田舎町にアジアやアフリカの英語を話す人がやって来る・・・。
言葉は通じたほうが楽しい。

いつの間にか多くの地球人が英語を話す時代になった・・・。

by hama-no-koya | 2011-08-20 18:15 | Comments(0)
2011年 08月 16日

8月16日の朝

午前5時、尾無港の岸壁から我が家の先祖御一行様がお帰りになられた。
その、お見送りをした。

昔は、段々畑の麦わらで帆舟を造り、食料のダンゴと水・・・
それにお盆の仏壇に供えたお菓子や果物なども積み込んでお見送りをした。
しかし、今は舟は造らず岸壁からそれらを海に直接納めるだけ・・・。

漁村のお盆は、宗教的な行事や慣習からだと思うが自然の摂理としても納得できる。
夏バテのこの時期に骨休みができ、家族や親族や仲間と再会もできるから・・・。
グリーン・ツーリズムの始まりは産業革命頃にヨーロッパの中産階級が余暇を田舎で・・・と聞くが
お盆の移動はツーリズムでもバカンスでもない古くから伝わる日本の庶民文化?・・・。

日本の郷土は、緑や青が多く・・・身近で柔い里山空間が庭園的に形成されている。
そこに風が流れ・・・平和で自由で、暮らしや風景に力もない・・・・。
そんな地に、夏のお盆と冬の正月を国民的な絆行事として風習的に自然な暦で決めている・・・
先人たちの知恵とは言え、田舎で暮らすとそんな実感を肌とこころで感じる。

俺は実家で暮らしているから郷帰る場所がない。
いつも故郷で暮らしているから・・・・ふるさとがあっても無い?
「ペール・ギュント」や「ふるさとは遠くにありて・・・・」作者の気持ちがよくわかる。
帰りたくても・・・帰れない故郷も現実としてあるが・・・

俺が暮らす「漁村の風景と暮らし」は世界遺産のノミネートに匹敵する。
ヨーロッパから視た評価はかなり高いと思う。
でも登録したいとは思わない・・・・今のままでいいから。

by hama-no-koya | 2011-08-16 08:18 | Comments(0)
2011年 08月 14日

漁村のお盆・・・

お盆は自家消費の魚は釣りに出るが営業漁は休む。
それは先祖がこの期間に漁村の生家に里帰りするから。
13日の夜、西方の彼方からナスの裸馬に乗り、船に乗り継ぎやって来る。
そして16日の早朝に麦わらで造った船で西方に帰って行く・・・。

昔・昔~のお盆、13日の夜にイカ漁に出た漁師がいました・・・
それは・それはイカが大漁で漁師は漁に夢中になった。
イカも沢山釣れたし・・・そろそろ帰るか~、
港に着いた漁師は、イカを船から揚げようと船のイケスを見ると・・・

な・なんと、船のイケスには大量のナスが浮いていた!!
・・・・そんな話が古くから漁村に伝わる。

お盆に浜仲間で、逆に西方のカイラスへ巡礼?に出た女子がいる。
ラサかカシュガル?で、これから旅に出るとメールが入ったが後の音信は無い。
今頃はおそらく・・・マナサロワールかカンリンボチェのコルラに苦しんでいると思う・・・
それともチベットの高地になじめず・・・・
コルラにパソコンを持参する人はいない・・・と俺は信じる。

漁村では現代社会になっても昔と変わらずお盆は・・・
先祖や昔を振り返る・・・。

by hama-no-koya | 2011-08-14 06:45 | Comments(0)
2011年 08月 11日

気になるポスター

アンジェリーナ・ジョリーが沼地で小船に乗っているポスター・・・
訳を知らない人はなんだろうと思うが・・・
それは映画「トウームレイダー」がはじまりだった。

たったひとつの旅が、ある人の生きる道を変える。
              カンボジア 2011/5

なにげなく見過ごしてしまえば有名な鞄屋さんのポスターだが・・・
一歩踏み込んでしまうと奥深いと思うのは俺だけか・・・?
美女が素足に素ピンそれに自前着・・・場所はカンボジアでそこらの沼地にボロ舟・・・。
写真は肩から下げたシンプルな買い物袋のような鞄を表現しているらしいが・・・
これまでは広告代理店のお仕事と思う・・・
      
俺がアンジェリーに惹かれるところは映画の世界はもちろんだが・・・
UNHCRの親善大使としての活動や・・・・孤児の受け入れなど仕事以外の生き方。
そこには彼女の映画から想像もつかない暮らしがある。

旅が人の道を変えるの意味は深いが・・・
旅先で出会った人やその地に気持ちや体が住み着いてしまうことだと思っている。
中にはアンモロー・リンドバークの「海からの贈り物」のようなケースもある・・・。
小さいけど俺にもそんな旅があった。

セエムリアップの沼地も、そこらの海辺も人の感性しだいでポスターに・・・。
旅が人の生きる道を変えたのではなく・・・
旅先の地が人の生きる道を変えたのだと思う。

by hama-no-koya | 2011-08-11 16:00 | Comments(0)
2011年 08月 09日

暦・・・

暦の上では8日から秋になる・・・
昼間は真夏と変わらないが朝晩はめっきり涼しくなった。

田舎は都会とちがって緑や水が多いから暑さの余韻が残らない。
それに外で働く人も多いから・・・体も暑さに慣れやすい。
とは言っても昨日今日の最高気温は33度を示していた。

漁村の夏の夜は山から海に向かって風が吹く・・
夜の海水面温度と山面温度の差で局地的な気圧差が生じる?からと親から聞いた・・・。
漁村では夏の夜に山から降りる天然の涼しい風をアラセと言う。

俺の子供時代は家の山側にある窓や戸を開けて晩飯を食べていた。
近頃はエアコンのおかげで窓は締め切り・・・快適な夕食事ができるようになった。
夜寝るときも快適に寝むれるようにもなった。

もしも電気器具を一台だけ使用してもいい条例が制定されたら迷わずエアコンを選ぶ。
俺の全国予想では冷蔵庫がトップでテレビ・パソコン・洗濯機・・・・。
アジアの途上国では地デジで買い換えた日本の輸入中古ブラウン管テレビらしいが・・・
テレビは報道・娯楽・教養・お知らせ・・・メディアとして万能だからと思う。

家族でテレビをみながら夕食をする・・・。
そんな時代も少し前にあったような気がする・・・。
俺は昭和を40年生きたから・・・平成も40年生きたい・・・。

by hama-no-koya | 2011-08-09 17:20 | Comments(0)
2011年 08月 07日

「むら」の幸せ

日本の「むら」で行われた幸せ会議・・・
どうして日本や途上国の「むら」が幸せでなくては・・・・?

もしかして・・・「生まれたところで一生を暮らす」これかも知れない・・・。
仮に途中が街の暮らしであってもいつかは「むら」で家族や仲間と暮らしたい。
漠然だが、人は愛とか幸せの時間を求める・・・そんな風にも思える。

アジアの「むら」で暮らす人々には生活環境が変わると暮らしに付いて行けない人もいる・・・
難民の多くは長年暮らした「むら」を追われ、どこかで暮らしの自立を目指すが・・・
日本政府も「第三国定住」の受け入れを始めたと聞いた。
ミャンマーからタイ(キャンプ・メラ)へそして日本へと・・・
それが幸せの移動であるかは分からないが、すでにアメリカには1万5千人が渡っている。
・・・・・・
幸せの問題は、国が受け入れても社会が受け入れるかどうかである。
世論は国際社会になったが・・
受け入れに排他的意識はなくても文化や生活習慣や環境の違いでギャップが生じるような気もする。
下手をするとキャンプ地の移動だけで目的の自立にはつながらない。

今回の国際会議の井戸端版でそんな風に感じた・・・
それはある農家で行われたホスト・パーティ「田舎の夜会」で突っ込んだ会話にハマッてしまったから。
昼間は食料生産・ヒ素(バングラ)・生活環境の向上・自立ファイナンス・・会議的な事例発表だった。
そんな時間が経つにつれ・・・、不思議にお互いの距離が近くなるような空間を肌で感じた。

現状知るだけで日本の田舎で暮らす俺にはなにもできないが・・・
それでも心が動いた・・・それでもいいと思う。
感情や気持ち的には彼女たちとハグの別れだったが・・・
文化のちがいとシャイな俺にはその感情表現ができなかったことが今でも心に残る・・・。

だから・・・アジアの「むら」が幸せでありたい・・・

by hama-no-koya | 2011-08-07 16:47 | Comments(0)