浜の小屋

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2012年 08月 30日

土地の食べ物 「だだ茶豆」。

旅の楽しみに御当地の食がある。
今回の旅は、東北の食べ物に特別の想いがあった。
30年前くらいになるが、毎月一回、数日かけて東北の遠征をしていたから。
今なつかしい、どこにでもある東北の仕事旅。

東北の大震災後・・・・気ままな旅のような、シリアスな旅をした。
忘れられない東北の味を探しに・・・。
昨年の東北旅。 美味しいものもあったが、被災の写真は撮れなかった・・・。 
年が経っても、復興しても、気持ちの中ではそこは被災地だった。

東北の野菜と魚が食べたい!。 酒の肴「浜の小屋大賞」選び。 のような旅をした。
農産の部門の大賞を、山形の「 だだ茶豆 」と独断で決定した。
「 東北の風土を表現する味と想い 」を感じたから。

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見た目は、ただの枝豆だが口に入れた瞬間、「 なんだこれは!?」を感じる。
「 豆の味がする豆 」 当たり前の言葉だが、食の原点である。
売れる野菜の生産。 ビジアルを優先する産地と市場?
昔ながらの素朴な豆を、素直に美味しいと思った。

今回のナビゲーターは、30年前に知り会った鎖れ仲間。
彼の実家は、黒毛和牛を100頭くらい飼育する昔からの大きな農家。
そこの牛も、放射能の風評被害をまともに受けていた・・・。
出会いは、「 東電福島原子力発電所 」のある、桜並木の美しい町だった。
今は、暮らせないところ?。 ある日突然で運命的な出会い・・・。

・・・、「 だだ茶豆 」の味を知る人は少ない。
食べてみないと分からない。

by hama-no-koya | 2012-08-30 04:22 | Comments(0)
2012年 08月 28日

列車酒

東北への旅は、東京駅から列車になる。
新幹線「はやて」は電車だが、車内も機内も見た目の感じは変わらない。
線路を走る列車が、箱型から筒型になったから。

旅の速度や快適を極めれば、乗り物が外観も室内もみんな似てくる。
バスも電車も飛行機も座席の形が同じ。 昔の列車は、向かい合う座席だった・・・。
飛行機の羽を取ったら「はやて」になる。 地上も空も変わらない。
子供は、新幹線に乗るだけで楽しい。 乗り物の個性と夢までスマートに・・・。
SLやトロッコ列車の、反対側にある新幹線。
前略 ANA様。 
 ○○チュウのヒコーキを、トラ猫の絵に塗り替えてくれませんか?
猫が大空を飛べば、子供たちが喜びます。 草々

列車旅の楽しみは、窓越しをつまみに酒が飲めること。
いつもの旅は、角瓶(ウイスキー)ポケットを持ち歩く旅オヤジ。
食べ物を満載したワゴンが来た。 酒を探す。 ワイン・ボトルが目に付いた。
新しいものや、珍しいものに興味をもつ旅人。

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ボトルは、山梨の石和で生産されたワインだった。
白だけでは納得できないので赤も飲んだ。

お味は☆☆★だが、旅のアルミ缶ワインなら満足できる。
表現は、「笛吹の川土手を散歩する5月の女子高生・・・」が浮かんだ。
山梨産ブドウは分かるが、プレミアムならブドウの品種を書いてほしかった。
それだけで、ボトルのクオリティが上がる気がする。

用途を変えれば、一人暮らしの女子が家で飲む日頃ワインにもなるだろう。
ネジ詮とアルミ缶が街の冷蔵庫にも合う。 残ったら翌日飲む?。
山歩きの、山頂で飲むワインには最適!!。 

新幹線の車内販売に、ワインが乗る時代になった。
駅弁の飲みもの。 焼き物の土瓶に入った、旅茶がなつかしい。
旅オヤジを乗せた「はやて」が、仙台駅に着いた。

旅ワインの開発者に、乾杯をする。

                    

by hama-no-koya | 2012-08-28 04:53 | Comments(0)
2012年 08月 26日

空酒。

旅の楽しみに、酒がある。
東北への旅の始まりは、萩・石見から羽田への空旅。
機内で見つけた、はじける日本酒の「 きらら☆きくすい 」。
日本酒だが、まるで日本酒のシャンペン!。
空で飲む、不思議なスパークリング・ワインがあるヒコーキ。

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謎の「 きらら☆きくすい 」は、高知県安芸市の酒だった。
なんで、ANAの空酒になったか知らないが、企画が素晴らしい。
空酒としては、30年前の「シンガポール・エアーのジョニーのタダ水割り」以来の嬉しさ。
ヒコーキの酒は、気圧が下がるせいか?体と心が感じやすい。
機内で静かに飲む。・・・気持ちが雲になるふんわり酒。
密室で、座席に束縛されていることを忘れる。

問題の味。 黙って飲まされると、日本酒と気がつく人は少ない?
少し甘い感じもするが、俺が酒飲みだからで逆に女子には受けそうである。
何杯も飲む酒ではないが、 ” 空旅のアイスブレイク ” にしたい。
強めに冷やして飲んだ方が、美味しい気がする・・・。
大空の旅立ちを乾杯する「 きらら☆きくすい 」。

酒は味だけでない。 和みの評価もある。
「 きらら☆きくすい 」を空に乗せた、菊水酒造の熱意に感謝する旅人。
高知県は、地場産品の開発や売り方がお上手!!。
竜馬が生きていたら、素直に喜ぶだろう。

ワンカップもあれば、角瓶ポケットもある旅の酒。
缶ビールも、忘れてはいけない。

by hama-no-koya | 2012-08-26 16:14 | Comments(0)
2012年 08月 24日

夏の恋

今日は、更新日ですが旅に出るので短めに。
牛タンの街へ・・・

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                          これは戦いだが、 カマキリも、セミも、交尾をすると死にます・・・。
                                                人生に、一回だけの夏の恋。

                                              8月22日 食堂入り口にて撮影

by hama-no-koya | 2012-08-24 04:22 | Comments(0)
2012年 08月 22日

住みついたウナギ

我が家は、小川のそばにある。
毎年、夏になると天然ウナギが小さい渕に住み着く。
彼の餌は、刺し身の残り。
あげると寝床穴から、待ってましたと出てくる。

ウナギを飼う妻。 数は2匹らしい。
長年の飼育経験から、2日に一回の給餌がいい?。
50cmくらいの大きさで、人を気にせず餌さを食べるウナギ。
見た目は、あまり可愛いとは思えないが・・・。

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このウナギは、2,000kmも離れた南の海で生まれたらしい?。
2年半?の長旅をして、我が家の小川に住み着いた。 
それをおもえば、可愛さも増す。

長年謎だったウナギの産卵場所が、数年前に明らかになった。
海の彼方、太平洋のマリアナ海域らしい。
幼生は、クネクネして透きとおった柳の葉っぱ状。
我が家の川に着くころは、糸状のシラスウナギになっている。
大きくなると、ウナギは故郷の南の海に旅立つ。

長年にわたり、ウナギの産卵場所を探し求めてていた先生が曰く。
謎だった、産卵場所の発見で・・・
「これで、ウナギの完全養殖が可能になる!?」。

ウナギの謎解きは、人の夢でなかった・・・
我が家のウナギには、大きなロマンがある。 と思う田舎夫婦。

by hama-no-koya | 2012-08-22 04:38 | Comments(0)
2012年 08月 20日

ウミガメ

大敷網にウミガメが入った。
そんなに珍しいことではないが、漁村ではカメを丁重に扱う。
ウミガメは、龍宮(神様)の使いだから。 

網の魚をすくい上げる前に、カメを船に取り込む。
魚の取り込み作業が終わってから、網から離れた海にカメを放す。
カメを放す前に、お神酒をあげる。 
昔からそうしてきたから。

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死んだウミガメが、浜に打ち上げられることもある。
漁師は浜に穴を掘り、カメを埋める。 
その後は、カメとの別れを惜しみ浜仲間と酒を飲む。
龍宮伝説として、今も漁村に伝わる。

助けたカメに連れられて・・・。知らない旅先で乙姫様と過ごし、暮らしてみたい。
浦島太郎の昔話は、ありえない男の夢物語。
漂流した船員か遣唐使が、帰ることのできない異国で、長年を暮らすさみしさ・・・。 
一生を故郷で暮らす漁師に、望郷はない。

海の向こうにある国を、お互いに「素晴らしい」と話す。 そんな良き時代もあった。
今の海は、庭先と同じほど狭く近くなった。
昔は、中浜のアメリカ。 大黒屋のロシア。 がほんとうの話として物語る。

浦島太郎のカメ話は、友好な海洋ロマンで・・・
壮大な旅の話と信じたい。

by hama-no-koya | 2012-08-20 10:59 | Comments(0)
2012年 08月 18日

田舎のバス

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過疎の町。海辺の集落を結ぶ青いバス。
乗る人は少ない。 病院通いや買い物に欠かせない人がいる。
一人で暮らすお年寄りの家には、車がないから。

バスと平行して、汽車も走っている。
汽車の便は、近くて遠くにあるお年寄り。 それに駅の段差が歩けない。
田んぼのあぜ道は歩ける。 時間や車に追われないから。
田舎のバスは、街のバスとちがって温かい。

街の人が、旅の途中で乗る田舎のバス。 滅多にないが・・・
移動や楽しみの乗り物でない、暮らしや人生の乗り物だと感じてほしい。
バスが、空を飛ぶトラ猫に見えない大人も・・・。
無駄足でのんびりだが、気持ちの遠回りにならない田舎のバス。
観光と旅。 ちがいを感じる無印の旅。

鉄路だけでなく、バス道にも青春はある。
「青春18きっぷ」の秋用がない。 秋旅は現実と感性の切符だから。
なんにもない田舎で、暮らしのバスに乗る旅人。
気ままで、感傷的な秋の旅。  


PS
「青春18きっぷ」のない秋に、「東北18きっぷ」発売。?
我が妻は、春に秋田内陸鉄道から五能線を北上した。
俺は、40年前に入った酸ヶ湯の千人風呂(混浴)を思い出す秋。

by hama-no-koya | 2012-08-18 05:31 | Comments(0)
2012年 08月 16日

先祖の見送り。

漁村では8月13日の夜に、西の海から先祖がやってくる。
お盆を懐かしい家で過ごし、16日の早朝に西方の彼方に旅立つ。
この話を、子供の頃から何回も聞かされた。

何年か前までは、海辺の段々畑に麦を植えていた。
麦わらで、先祖が帰国する船を造った。 船には食料の果物やダンゴや水を積んだ。
西方行きの帆かけ船が、8月16日の早朝に故郷の浜辺から何隻も出た。
今は無き、過ぎ去った漁村の風景。

海辺の段々畑は山になり、麦わらも無くなった。
先祖の見送りは、海岸から食料のお供え物を直接海に納めるだけ。
時代が変わり、簡素化されたお盆の風習。

秋に、我が家の似非おかみが、現実の西方へ旅に出る。
川口彗海の「西蔵旅行記」の国へ。
ネパールの旅で、今のところポカラには行くらしいが・・・
ランタンからキャンジン・ゴンパ(3,800m)へのトレッキングが主な目的らしい。
ぶらり旅で、カトマンズに滞在してから行き場所を探す、その日旅。
はるか彼方の遠い国が今身近に・・・。
映画のブラット・ピットは7年?。 約100年前の川口師は6年?の旅だった。

俺も地球の旅に出たいが、長期休暇もとれないし・・・
食べ物や、山歩きにも自信が無くなった。


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                                     8月16日午前5時。 先祖を見送った夜明の海。
                                     この、はるか彼方に西方がある。

by hama-no-koya | 2012-08-16 11:10 | Comments(0)
2012年 08月 14日

キジハタ


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海に、キジハタと言う魚がいる。
魚の色や形が、野鳥のキジに似ているからだろう?
見た目の特徴で昔の人が勝手に名をつけた。 同じ魚も地方で呼び名が違う。
俺の地方は「アカミズ」だが、関西の釣り誌は「アコウ」と書く。

キジハタの数が減ってきた。 幻の魚?とも言われる。
生きたキジハタが食べたくても、数が揚がらないので入手が困難な魚。
市場では、味を知る人の高級魚として取引される。
キジハタが獲れたから久々に食ってみた。

生きた魚を海水氷で冷やし麻痺させる。 エラの間から手カギを入れ首骨に刺す。
じゅうぶんに血抜きした後、魚をしばらく冷やす。 それから調理する。

今回は、夏風で「 キジハタの薄造り 」を素人が創作した。
テーマは、魚でありながら野鳥のキジを表現する。 漁師のおもいつき料理。
器を野山に見立る。 おもい切って波佐見焼の絵皿を選んだ。

薄造りは、あっさりとした白身の中に甘味と適度のモチモチ感が重なる。
繊細な味なのに、気持ちの柔らかさと、なじみやすさを感じる。
絹のような風あいと、白い身色が美しい。 味を見て楽しむ。
高級既製服でもない、振袖でもない・・・付け下げの30女の艶やかさ。

極めつけは「 キジハタのしゃぶ・しゃぶ 」。
熱をとおすと食感が変わる。 本来の甘味やモチモチ感が身近になる。
お色直しをしたキジハタ。 予期せぬ美味に驚く。
ポン酢でなくて、家の畑から採ったもぎたてレモンを使う。
夏なのに、静かな夜明けの新雪を想う。

自画自賛の残暑?。 これも海辺の暮らし。
キジハタは、美味しい魚です。

by hama-no-koya | 2012-08-14 04:30 | Comments(3)
2012年 08月 12日

漁村の入り口



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                              漁村の入り口は、二つある。
                           宇田郷駅から、海沿いの道を歩く南口。
                             汽車の橋から、海辺を歩く北口。
                     北口は、旧道の短い手掘りのトンネルを抜けて漁村に入る。
                            そこから、いつもの時間が変わる。

                   トンネルを抜けるとそこは漁村。 非日常の空間に入りこむ・・・?。
                      ただの田舎に見える人。 美味しいものが気になる人。
                         わくわくする。 妙に落ち着く。 日頃を忘れる。
                            そこから、いつもの気持ちが変わる。

                      人の感性や感受性で、漁村風景の価値観が変化する。
                         トンネルが、入り口になる人。 出口になる人。
                            必要だから、誰かが岩を掘り抜いた。

                         トンネルを抜ける。 広がる田舎の海と空。
                             なんでもない、そこらの漁村。
                               

by hama-no-koya | 2012-08-12 09:39 | Comments(0)