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2013年 03月 31日

千葉からやって来たサーファー。



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穏やかな春の日 千葉からサーファーがやって来た。
なにもここまでやって来なくても 九十九里浜にも波が立つのに・・・
二人の気持ちは 日本海の波に乗りたいそれだけで。
おもいを叶えてあげたいが凪日和。
高台から海を眺める二人に 過ぎてきた青春を感じる初老の漁師。
遠くを見つめていれば 波は必ずやってくる。

何年が前のテレビドラマ「ビーチ・ボーイズ」を思い出す。
海辺の小屋物語だが 奥の深いドラマだった。
色のあせない海と人が今もこころに残る。


翌日は、人の想いが海に通じたのか小波が立った。
二人をビーチまで見送ることにした。
二人だけの無印の海 小波が尖り折れ打ち寄しては消える。
青い空と海 白い砂浜。

遠くから来た旅人の想いが実現した。
波は小さくても二人には ~ビッグ・サタディ~ 。
幸せを感じる風景に満足する漁師。

漁師の前は旅人だった・・・
旅人が我が家に来るようになったから
旅をしているのと同じ。

by hama-no-koya | 2013-03-31 17:11 | Comments(0)
2013年 03月 27日

地域おこし協力隊



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海辺に咲いた遅咲きのひまわり。
誰かが植えたものだろう  何かのおもいが伝わる。
去年の夏に 我が家の庭先に咲いた一本の健気なひまわり。
今年は、海辺に街で探したひまわりを育てる。



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去年の夏、四万十の旅に出た。
川沿いの道を 海辺の中村から源流の津野までのんびり遡上した。
緩やかな美しい川と山 そして人の暮らし。
数え切れない沈下橋を見て渡った。
問いかけても 川は何も答えてくれなかった。

川に架かる沈下橋が 向こう岸に渡るためにあることに気がついた。
大水で流されないように工夫された美しい橋。
旅で感じる 気がつかない普段。

宿は打井川の民家に泊まる おもいつきの四万十旅。
その年の暮れ「遅咲きのひまわり」をテレビのドラマで知った。
地域起こし協力隊員がほしいと・・・町役場にお願いした。
二名の隊員がもうすぐ田舎町に赴任する。

これからはドラマでない現実がはじまる。
四万十のような、遅咲きのヒマワリを育てる海辺の町。

by hama-no-koya | 2013-03-27 21:09 | Comments(0)
2013年 03月 23日

田舎のバス あとがき


海辺の田舎町を走る、青いバスが残したものは・・・
なんだろう?
なんでもない人の暮らしや風景をどこかに残したいと思った。
そこには、いつか消えてしまうものがあるから。

不肖宮下と「田舎のバス」を作成した。
写真と編集を宮下がして、原稿は地元生まれの現役漁師にお願いした。
何かをそのまま伝え残したいから。

パンフでもリーフレットでもない、写真集でもエッセイ集でもない、
絵本のような、溜めて書いた絵日記のようなもの。
それがいつか思い出に変わる。

基本は、そこらのゼロ円冊子。
使い勝手の良さでタブレットサイズの8ページに田舎暮らしを収めた。
印刷物であること、紙であることを忘れないように。
時代背景からコントラストをおさえ、紙質も惜しまず和調にした。
なにかが誰かに伝わるものにしたいから。

そこらのパンフ棚や待合室にさりげなく置きたい。
阿武町の紹介として名刺代わりで 暮らしの風景として配布する。
どんなかたちでも使えるが、田舎のクオリティを落とさないようにした。
町と人の暮らしを描いたものだから。

結果は気長に待つことにした。
トンネルの向こうに いつもの漁村がある。






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by hama-no-koya | 2013-03-23 21:14 | Comments(0)
2013年 03月 22日

田舎のバス 04




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by hama-no-koya | 2013-03-22 22:17 | Comments(0)
2013年 03月 21日

田舎のバス 03




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by hama-no-koya | 2013-03-21 13:10 | Comments(0)
2013年 03月 20日

田舎のバス 02




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by hama-no-koya | 2013-03-20 12:26 | Comments(0)
2013年 03月 19日

田舎のバス 01

阿武の海辺を走る 『 幸せの青いバス 』。
仲間と8コマの 絵本のように編集してみました。
名もない田舎暮らしの証しとして。

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by hama-no-koya | 2013-03-19 22:46 | Comments(0)
2013年 03月 18日

海からの~(後書き)

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荒れる海から 春めいた穏やかな海になった。
海の季節が 入れ替わった。

俺たちの大敷網は一年中操業する だから網は年中海にある。
冬時化が続けば 張りつめた資材も疲労する。
海草や貝が網に付くと取替え いつもきれいな網にしないと魚が獲れない。
冬は荒れる日が多く 海にある網のメンテナンスができない。
誰が言ったか 待てば海路も日和あり。

ここ数日凪の日が続いた ここだとばかりに溜まっていた海仕事をする。
忙しさに追われるが 冬のかたづけをしないと春にならない大敷網漁。
生活と暮らしの 違いを感じる春の海。

冬をのり超え 前を見ながら進む大敷船。
繰り返す季節の数だけ 顔のしわが増えてくる漁師。
海からの風も 人に優しくなった。

明日は 明日の風がふく。
あきらめでもない 希望でもない漁師の言葉。
そんな海辺で暮らす。


「 愛をこめて。海 」の手嶌葵が・・・
ソフトバンクのCMで 『 スマイル 』を歌っている。
緑いレモンのような歌声が 漁師を癒す。
『わが美しき故郷』畠山美由紀ですね!と街女子が優しくつぶやく・・・

by hama-no-koya | 2013-03-18 03:52 | Comments(0)
2013年 03月 14日

海からの珍客~4

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春先獲れるイカは、主に産卵が目的でやってくるヤリイカ。
ヤリイカは♂と♀では大きさがちがう  大きいほうが♂のイカ。
画のヤリイカはカップルだが、小さいイカは我が子でなく スルメイカの幼イカ。
手袋が獲れたわけではないが、大きさの比較に使った。
尖った槍の穂先に似ているからヤリイカ?

珍客は、スルメイカの子供で可哀そうだが網に入る。
ホタルイカならお金になるが 通常は幼イカを漁師仲間で分配して食べる。
スルメイカを、大きくなってから獲った方が儲かるが 網に入るので致し方ない。
多くは網の目に漏れるが、運の悪いイカが死ぬことになる。

海には多くの小魚や稚魚が生まれるが、大人になるまで生き伸びる魚は少ない。
その子たちの多くは、残酷だが別種の魚に襲われ餌さとなる。
だからヤリイカは、無数の卵を産むが・・・
そんなヤリイカも交尾をすると死ぬらしい?  一夜限りのイカの恋。

植物性プランクトン~動物性プランクトン~生まれたばかりの幼魚~イワシやアジ~
~ヒラメやブリやマグロ~サメ~魚のウンコや死骸の微生物~
俺たち漁師は、このつながりを食物連鎖とよんでいる。
この連鎖に入っていない身勝手な漁師・・・。
人は道具を使って 必要以上?の大小さまざまな魚を大量に獲っている。
たかがスルメイカの子供 されどスルメイカの貴重な資源。

近頃の漁師は、一部だが資源を管理しながら漁業をする時代になった。
操業できる期間や区域を決め 網目の大きさを決めている。
アワビやカニなどは、獲れる大きさまで決めている。

海の魚が減ってきたのは、まぎれもない事実。
・・・漁師の世界も厳しくなった。

by hama-no-koya | 2013-03-14 16:14 | Comments(0)
2013年 03月 11日

海からの珍客~3

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                                                    012/6/26撮影
俺たちは、この魚をコブダイとよんでいる。
漁師仲間では、あまり珍しい魚ではないが何回見ても変わった魚。
頭を強打したわけではないが、大きなコブが付いている。
それが何のために付いているのか俺は知らない。

コブダイを食べたことがあるが、特別に美味しい魚ではない。
煮付けて食べるが、ベラやブダイの味と変わらない。
問題は、あの大きな頭の中身 脳味噌がいっぱいに入っているの・・・?
触るとブヨブヨする 解頭するとゼラチン状のものが詰まるだけ。
食べられるらしいが? 俺は食べたことはない。

こいつの市場人気は中の下くらい。
沖縄地方ではそうでもない? と海潜りの知人に聞いた話。
生きて泳ぐコブダイなら 飼育の人気があるので需要はあるが、
魚自身の水圧調整が難しいのか 生きて泳ぐコブダイの捕獲は難しい。
こいつの仲間?  ナポレオン・フィッシュは世界中の水族館で人気もの・・・。
食べるより見て楽しむ魚だろう。

魚の見た目と味の関係は、ないような気がする。
近頃は見た目が悪く市場価値の無い魚を食普及させようとする人たちがいる。
深海の魚は、底引き網で獲れるが海に捨てられていることが多い。
見た目は悪いが、貴重な蛋白源として利用したい。

これから漁に出る  昨日はヤリイカが100箱くらいいた・・・
他の魚は、タイが少しいただけ。
この時期は、年間で海水温がいちばん低いから?

今頃のタイは、格別に美味しいし 美しい魚!!。
お祝いにタイの尾頭付きで祝う 日本人の気持ちが理解できる。
観て食べて感じる・・・ 美しい日本の食文化。

漁師のオジサンから  ”おめでとう ” の絵魚を送る。
レンコダイの塩焼きでなく お造りを・・・
アンモロー・リンドバークでない 「海からの贈りもの」。

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by hama-no-koya | 2013-03-11 17:53 | Comments(0)