<   2014年 02月 ( 8 )   > この月の画像一覧


2014年 02月 25日

アミ

d0159062_52208.jpg


冬から急に、春のおだやかな海になった。
海上の網仕事が忙しい。
今日は大敷網で『アミ』が獲れた 魚釣りのコマセにするやつ。
このアミを漁師は、昔から食べる。
美味くはないが珍味であり、蛋白源だから・・・。

昔から、海に『アミが浮くと魚が釣れない』の言葉がある。
レンコダイを釣りに出たが釣れなかった。
今頃が一年でいちばん魚が釣れない時期になる。
水温も下がるが、アミが魚の餌になるからと昔から漁師はいう。
こんなこともある海。

今日も大敷網にアミが入った。
食べることなく釣りのコマセ用に冷凍庫に保管した。
今日も春凪ぎで忙しい。

by hama-no-koya | 2014-02-25 05:22 | Comments(0)
2014年 02月 20日

サケガシラ

d0159062_2153244.jpg


タチウオに似ている珍魚のサケガシラ。
全長は⒈5から2m近くある。
こいつが一度に大敷網で7匹も獲れた(2014/2/19)。
毎年、秋から冬にかけて、たまに1・2匹は獲れることもあるが・・・
今年は『サケガシラ』がこれまでになく多い年。

聞くところによると、サケガシラは地震や異常気象の前触れらしい?
それにしても変わった魚が近年獲れるようになった。
こいつを食べた人は近所にいない 毒はないらしいが為体が問題。
市場では売れないので海に捨てるだけ。
北の海辺では、サケを招く魚ともサケの頭に似ているとも言われるが?
サケガシラの名前はその辺からきたらしい。
どうでもいいけれど謎が多い魚。

昔に比べ獲れる魚の季節があいまいになった。
今年はアジの幼魚(5〜10cm)が真冬になっても毎日獲れる。
通常は5・6月頃が産卵で、夏から秋口に多く獲れるアジのサイズだが・・・
尾無大敷網にはブリが今冬一匹も獲れていない。
昔、大漁に獲れたオオバイワシも尾無の海から近年姿を消した。
3月か4月になればブリも獲れるだろう。

「サケガシラ」が何を意味するのか?
ナマズが地震を起すと思う人は今はいないが何かありそう。
天変地異の予測としてまんざら無視できない。
海は漁師にも不思議なところ。


追伸、(場所は日本海/山口/阿武で、手袋と長靴は俺の物です)
 19日がピークでその後 (サケガシラ尾無大敷網での捕獲数)
 2月・・19日・7匹。 20日・2匹。 21日・0匹。 22日休漁。
 23日・1匹。 24日・0匹。 25日・0匹。・・・。

3月14日:夜明けの二時過ぎ阿武町『震度4の地震』がある!!
  

by hama-no-koya | 2014-02-20 04:53 | Comments(0)
2014年 02月 16日

俵山温泉でリフレッシュ

d0159062_2224547.jpg


阿武町にグリーンツーリズム推進協議会がある。
鳴かず飛ばずの会だが、過疎地のミッションだと思っている。
目的は大きく『ヒューマンツーリズム』としている。
その活動作戦で先進地の視察をする。
過去に南信州・安心院・小値賀・上勝と視て聞いてきたが未だ芽が出ない。
成功事例を視て聞いてもしっくりこないし動かないから。
過疎の町でツーリズムの作戦を地道に考える。
全国のGツー数ある先進地の中で今回選んだのは山口県にある俵山温泉。
里山にある「NPO法人ゆうゆうグリーン俵山」を視察する。

長門市俵山は、阿武町から車で一時間の所にある小さな温泉場で、
古くから湯治場として疲れた人を癒してきた。
グリーンツーリズムの始まりはイギリスの産業革命時代とも言われるが、
メンタル?メディカル?ツーリズムの原点とも言える日本の温泉湯治。
滞在や日帰りもあり、利用者も中産階級でなく庶民である。
ツーリズムの原点は温泉のホスピタルティにありそう。
古くから人を癒したその流れを今でも残す俵山の地元ツーリズム。
エステやリラクゼーションとは無縁。
俵山はリゾート地ではないが、昔からの田舎保養地。

宿は昔ながらの旅湯治の温泉宿に泊まる。
お風呂は外湯で100%源泉かけ流しの「町の湯」と日帰風呂の「白猿の湯」。
温泉の『湯』が主目的なら、私的には俵山がいちばんの温泉だろう。
これまでは青森の酸ヶ湯だったが・・・
人を癒すカテゴリーの中で温泉のポイントはかなり高い。
それにプラスして人と里山と暮らしツーリズムの俵山。

俵山のグリーンツーリズムの良さは地域に密着していること。
問われる経済効果よりも質の高さを求めていた。
遠くの一流所や先生もいいが手の届く事例に・・・灯台下暗しと気づく。
現地に泊まって交流して気がつく本音や本質。

俵山のお土産は、「三猿まんじゅう」にした。
『視ざる、言わざる、聞かざる』の深い意味の温泉まんじゅう?。
どことなくコンセプトが東京バナナと似ているお土産。
まんじゅうの鋳型はトンネル工事の最新鋭マシンにも似ている優れもの。
理屈でなく心底休まるいい夜を過ごした俵山の視察旅。

「ゆうゆうグリーン俵山」はNPO法人のかたちとしても理想があり、
旅のエージェントにない独自の企画力と小回り力がある。
何より自分の居場所で、ことを興している。
手づくりで地道だが素晴らしい。

by hama-no-koya | 2014-02-16 22:26 | Comments(0)
2014年 02月 13日

能古島 ( 夜会 )

d0159062_5511110.jpg


能古の夕食は初めて会う仲間との会食。
島らしく海の幸が善に並ぶ。
漁師だから食べ慣れた魚はどこでも何よりのごちそうになる。
食べながら、飲みながら能古の内輪話をする。

福岡市街から数十分で行ける能古島。
田舎者の旅人には、何の不自由もなく豊かな島に見えるが・・・
子供は減るし 増えるのは空き家とイノシシらしい。
確かに、畑には金網のフェンスが厳重に張り回されていたが、
福岡市西区なので過疎地の話ではない。

浜辺では、アサリが採れ小型の定置網もあったが今はない。
何かの原因で海の資源が減ったからだろう・・・
それは世界中どこの海辺でも言える話。
それでも能古の海辺は水もきれいで自然が壊れてない島。
しかしお隣の大陸に近く、海や空でつながっている環境にある。
そのことは昔も今も変わらないだろう。

年間20万人の人が島を訪れるがその多くはアイランドパークへ・・・
そのおかげで港は整備されフェリーの便数は多くなる。
人が集まればにぎやかになり、島の経済もインフラも活性化するが、
その影で島の暮らしも変化する。

対岸にある街の灯がすぐそこに見える島。
夜会の宴題は、能古島の現状を楽しく飲んで食べて語る。
昔と今と未来が酒の肴になる。
シリアスを気さくに表現する能古の仲間達。

街の灯を近くで遠目に見る能古の夜話。
旅先で思わぬ充実に浸る。

by hama-no-koya | 2014-02-13 05:51 | Comments(0)
2014年 02月 11日

能古島 ( 散歩2 )

d0159062_17252895.jpg


能古島の渡船場から始まる島歩きは
「のこのしまアイランドパーク」で折り返す。
大きな庭園のような緑の公園が海を見下ろす斜面に広がる。
その先に博多湾の海がある。

今は冬、植えられたスイセンが冷たい海風に揺れながら咲いていた。
吹き上げる海風が冷たく、歩く人も数人でさみしい。
春になると菜の花が咲き、秋になればコスモスの花が咲く・・・
年間に20万人もの人が島を訪れる。
今日は島歩き 長居をせずに未だ見ぬ先の風景に進む。
気持ちと足が自然に動く島の散歩。 

岬を廻って島の東側を港に向かって歩く。
往路が山道で、復路が海辺の道。
途中でヤシの木が見えた 浜に行くと「能古島キャンプ村」だった。
東南アジアの浜辺に来たと錯覚するような浜辺。
冬のビーチには誰もいない、それでも得をした気持ちになれる。
すんなりと景色と場に感情が移入した。 
編集された作品のように。

海辺の帰り道は面白かった。
道路の真ん中に大きなヤシの木があり、道ばたにミカンが下がる。
なんの変哲もない風景だが疲れない道。
街の混雑もなければ、信号機もないからだろう。
お店もなければ看板もない島の裏道。

島の道は、ぐるっとまわると出だしに戻る「すごろく」だった。
自分でサイコロをふり、出た目の数だけ進む。
夕暮れに港の宿にゴールイン。

能古島の散策は、気負いがなくて実に楽しい。 
自分のルートで無邪気に歩けるから。
忘れていた遠足を楽しむ。

by hama-no-koya | 2014-02-11 17:27 | Comments(0)
2014年 02月 10日

能古島 ( 散歩1 )

博多湾に浮かぶ「能古島」に行って来た。
島と言っても街から船に乗って15分で行ける近い島。
田舎から見れば便利で恵みの島。

今回の旅は、能古で暮らす人からの誘いがあったから。
一泊二日の冬の気軽な旅だった・・・
能古に着いたのがお昼 港の食堂で「能古うどん」を食べる。
旅先での駅前食堂は観光案内所に勝?。
食堂が地元コンシェルジュで親切に何でも答えてくれるから。
島には自転車もバスも走るが、歩いてロケハンする。
島道は狭いし坂道も多いから。


お寺の裏手から石段を登るとの能古焼の古い窯跡がある。
いつ頃まで使われたか それがどんな焼き物かは関係なく圧巻の古窯。
焼き物の窯だが 歴史やロマンを感じる島の遺跡。
時空を超えた旅の大きな拾い物。

d0159062_7233495.jpg


窯を過ぎて野道を歩くと海を見下ろす能古博物館がある。
小さなミュージアムに大きな海が広がる。
そこには博多湾を見下ろす小カフェがある 島歩きの休み処に丁度いい。
学芸員?お姉さんの適度な距離感がいい。
突っ込めば、自ら歩いた利尻や礼文の島話しまで聞けそうな人。
日本は島国でみんなが島民。

坂道をかまわず歩るくと島の学校がある。
子供達の多くは、博多から毎朝フェリーで通学する。
島で生まれる子供が少なくなったから。
教室から、白い船が見えそうな高台にある学校。
学び舎の環境も子供たちの先生。

島の山頂には展望台があって博多湾の四方が見渡せる。
その昔、能古島が防人の要所だと知る。
福岡市を外から眺める客観のパノラマ。

しばらくミカン畑の農道を歩く。
途中から脇道にそれ「思索の森」に入る。
照葉樹?に覆われて、不思議な森小径の空間を無心で歩く。
背筋に風のような見えないパワーを肌で感じる。
落ち葉道の途中に檀一雄文学碑がある。

 「 モガリ笛 幾夜もがらせ 花二逢はん 」

深読みすることは出来ないが「もがり笛」の意味を知る。
・・・瀬戸際に逢いたい二つの花を何に例える。
文学とは辞世の句と我勝手に思う。

d0159062_7334649.jpg


島道は也良崎の「のこのしまアイランドパーク」へと続く。
〜前半の終わり〜

by hama-no-koya | 2014-02-10 06:59 | Comments(0)
2014年 02月 08日

ヤリイカの恋

d0159062_68594.jpg


今年もヤリイカの季節になった。
産卵のためにヤリイカが沿岸にやって来る。
大きい方がオスで小さい方がメス。
 
メスのヤリイカにはタマゴが一杯に詰まっている。
煮ても焼いてもプリプリして美味しい。
そんな産卵に来たヤリイカを漁師が獲ってって食べる。
でも、かわいそうとは思わない。

ヤリイカはヤルと死ぬといわれる?
一生に一回しか出来ない愛の行為を邪魔する漁師。
なんだか酷でさみしいけれど現実です。
魚をとって暮らす漁師。

今が旬の子持ちヤリイカ
昔から漁村に春をつげる魚。

by hama-no-koya | 2014-02-08 06:09 | Comments(0)
2014年 02月 04日

節分のクジラ

d0159062_22501626.jpg


節分にクジラを食べる。
昔から伝わる我が家の習慣だから。
神棚にクジラと豆と御神酒を供え家族でいただく。
昔は集落のどの家もそうしたと思う。
我が家は今も昔ながらで、クジラや豆を入れる瓦器まで古い。
古い器には古い習わしを盛る田舎漁師。

尾無の集落では昔からクジラが捕れた。
大敷網に小型のクジラが入るから。
その数は年に1・2頭で大型は網を破から捕獲できない。
数年前にクジラが網に入ったが網を破り逃げた。
大きすぎて漁師の手に負えなかったから。
あれから数年クジラを見ていない。

その昔、クジラは浜で解体され部位にして出荷した。
端切れの部分は大敷網の仲間で分けた。
集落の家々で、肉も皮も大量の塩で保存食用に漬け込んだ。
家庭に冷蔵庫が無かったから。

冬になれば大根や白菜や芋を塩クジラの煮込みで食べていた。
今でも忘れられないクジラ鍋の昔味。
獲れた当日には刺身も食べた。 
生身は美味しいけれど食べ過ぎると下痢をする。

節分が終わると暦は春になる。
海が荒れ雪がちらつく日もある 体感季節はまだ真冬。
今朝はみぞれ、なんとか大敷網漁に出れそうだ。

by hama-no-koya | 2014-02-04 22:51 | Comments(0)