浜の小屋

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2014年 05月 31日

初夏のブリ




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ブリは日本の近海にしかいない魚らしい。
年中獲れるが冬から春先にかけて漁が最盛期になる。
その頃はブリも産卵に向けて体力を蓄えるので丸々と太っている。
脂ものって味も価格も最高値になる。
寒ブリの言葉で重宝される。

産卵後の初夏の天然ブリは頭が大きく下半身が細長い。
10kg近い大物もいるが、体はやせている。
脂肪は少なくなく、味は今一歩であるがそれもブリに変わりはない。
刺し身より焼き物かフライがおすすめだろう。
そのように価格も安い。

初夏の大敷網では1歳・2歳・3歳魚のブリが混ざって獲れる。
ヒラマサも少ないが群れに混ざる。
価格はともかくブリ類は水揚げトン数が延びる。
見た目の景気は最高になるが水揚げの金額は・・・。
それでも多く獲れれば漁師は喜び楽しい。

魚は旬があって需要も変動する。
今いちばん美味しいのは、カツオもいいが大型のイサキだろう。
カマスもアジも美味しい季節。

養殖ブリは管理されて生産されるので安定した味になるが、
天然のブリは季節によって美味しさが変わる。
それが自然の節理。









by hama-no-koya | 2014-05-31 07:31 | Comments(0)
2014年 05月 29日

人気のないイカ




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スミイカの仲間のイカだがこいつは市場で人気がない。
背中に大きな甲羅を持つイカ。
食べると身は硬く歯ごたえがありその辺が嫌われる。
胴体の先に肛門?のような穴があり黄色いシミが付いている。
だから浜では別名をシリクサレともいう。
おまけに獲り上げた時に多量の墨を吐いて周りを汚す。
イカ墨で自らもまっ黒になる。
同じスミイカでも人気のあるモンコウイカとは違う。

酒の肴はシリクサレの胴体だけを塩焼きにした。
下手物ではないが、ゲソは硬いから食べない。
なぜか焼酎のお湯割りに合うイカ。
美味しいとは思わないが不味くはない。
そんなイカも漁師は食べる。










by hama-no-koya | 2014-05-29 05:00 | Comments(0)
2014年 05月 26日

自転車




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人類最大の発明?とも言われる自転車。
その中でもいちばん美しいのは身近なママチャリだろう。
我が家に来てから20年くらいは経つ。
今でも現役をつとめるチャリ。

海辺の田舎暮らしに便利な自転車。
比較的平坦な道が多く車の入れない路地も多いから。
歩くより楽で移動の時間も短縮できる。
多少の荷物も積める。燃料代もかからない。
体力や運動神経を必要とするので体のためにもいい。
運転免許がなくても乗れる。

雨降りや大風にはきつい。
上り坂は辛いが下り坂は楽になれる。
昔の漁村は、多くの家に自転車があった。
今は車の時代になった。

自転車の荷カゴで跳ねる魚。
夕食のおかず。



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by hama-no-koya | 2014-05-26 21:05 | Comments(0)
2014年 05月 24日

鳴き砂の浜辺




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少女がつぶやいた。
・・・鳴き砂の浜辺に行ってみたい。 
あした行くと約束した。

砂浜をすり足でさまよう。
無生なのか想うように鳴いてくれない砂浜。
小声だが砂の鳴り音が聞える。
ここちよい風と波と鳴り砂の純な三重奏。
始まりはピアニッシモ。

美しい砂浜を未来へ伝え残したい。








by hama-no-koya | 2014-05-24 08:43 | Comments(0)
2014年 05月 22日

こどもの自宅鮨屋さん


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漁村に北九州のとある中学から、二年生の女子が3名やってきた。
二泊三日の田舎暮らし体験学習のために。
農家や漁家に泊まって、その家族と過ごし寝食を共にする。
昼間は、家業を手伝いながら、田舎の自然や文化を現地で学習をする。
夜は、食事作りを手伝い家族と共に夕食を食べる。

我が家の夕食は自作の鮨に決めた。
鮨ネタは漁師のオヤジが獲ったヒラメ・ヒラマサ・アジ・イサキ・イカ・・・
魚の三枚下ろしは街の中学生には無理だった。
それから先は、カミサンの我流握りを見て子供達に感性で握らせた。
鮨作り初体験とは思えない想像を超えた作品になる。
漁師のオヤジは喜んだ。 
普段は二人だけの夕食だったから。

魚食が普及しないのは調理の面倒さもあるらしが・・・
そんなに難しいことではない。
魚料理の頂点?とも言えそうな鮨に、いきなり子供たちに挑戦させた。
完璧を追求をすることは出来ないが真似ごとならできる。
それが何かのきっかけや自信につながるだろう。

今回の自宅鮨の完成度は姿かたち味とも合格です。
自己満足の世界だけどみんな夢中だった。
作る楽しさと食べる楽しさ。








by hama-no-koya | 2014-05-22 17:18 | Comments(0)
2014年 05月 18日

サザエ

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サザエが採れなくなった。
30年前に比べると、お話にならないくらい減ってきた。
その割に価格は30年前より安い。
漁師が儲からなくなった。

どうしてサザエが減ったのだろう。
人が採ったから。
昔は、冬は寒くて潜れなかった。
ウエットスーツを着れば年中潜れるようになった。
自業自得だと半ばあきらめる。

本気で漁師になりたい人には厳しい時代になった。
夢や希望についてはサザエに聞いてくれ。
硬く蓋を閉じた漁村のサザエ。
天敵のイシダイはサザエの殻を割って食べる。
人は、見境無く海のサザエを拾う。
売るために。

気持ちは分かるが漁師はサザエを採る。
今更、潰しのきかない海仕事。






by hama-no-koya | 2014-05-18 22:05 | Comments(0)
2014年 05月 15日

アマダイ釣りの漁師

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漁村にアマダイを専門に釣る人がいる。
昔は何人もアマダイ釣りがいたが、今は彼一人だけになった。
漁師の高齢化とアマダイの資源が減ったから。
彼はアマダイ釣り一筋の漁師。

夜明け前に港を出て夕方には帰ってくる日帰りの漁師。
新鮮なアマダイを一年中水揚げする。
漁獲量は昔ほどでもないが、今でも比較的安定した漁をする。
苦労もあろうが、誰にでもできることではない。
何の業界でも生き残る人はどこか違う。
食財の美は産地より産人。

漁師の気持ちがセリ人へ・・・
料理人から食べる人へ伝わる食のリレー。
箸で味わう和食の文化。

魚も人も幸せな気がする。









by hama-no-koya | 2014-05-15 04:55 | Comments(2)
2014年 05月 13日

夫婦

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宇田の港にはセリ場が無い。
船は夕方に帰港し、魚を箱に詰めて萩の市場に出荷する。
昔はこの場所で朝晩の2回、セリが開かれた。

釣り上げた魚は、船の生け簀に泳がせる。
魚は港に帰り荷揚げして、水氷で活きしめにする。
箱に詰め、氷を打ってトラックに乗せる。
手間のかかる作業を夫婦で行う。
丁重で手慣れた魚扱い。
魚の鮮度と見栄えでセリ値が決まる。

港で夫の帰りを待つ妻。
気になるのは、その日の無事と釣れ具合い。
楽しみは、翌日のセリ値の伝票。
いつもの田舎暮らし。








by hama-no-koya | 2014-05-13 21:20 | Comments(0)
2014年 05月 11日

消防器庫の掃除点検

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阿武町消防団の宇田郷分団器庫には
水槽付ポンプ車1台・可搬ポンプ車2台が配備されている。
分団員は22名で本職は漁師や会社の勤人と様々。
当番が隔週で器具の整備や点検をする。

消防団は自然災害や火災に出動するが、今年は出動していない。
これまで災害がないから。
いつ起こるか分からない災害に備える消防団。

阿武町には消防所が無い。
災害時の消防や救急車は萩市から応援に来るが約30分はかかる。
それまで宇田郷地区の防災は消防団と住民で守る。
たまにドクターヘリも飛んで来る。
過疎の町の防災事情。

近頃は地域の高齢化で団員数が急激に減った。
新入団員を募集しても集まらない・・・。
少数精鋭でもないがエラーの無い宇田郷分団をめざす。

 

(宇田郷地区:人口622・世帯数312) 2014/5現在













by hama-no-koya | 2014-05-11 04:40 | Comments(0)
2014年 05月 07日

漁村の呑み会




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五月三日は、尾無集落の呑み会。
正確には、漁申し祭の直会と同時に自治会の親睦会。
昔からこの日は漁を休む。

公民館前にテントを張って酒を飲む。
魚は大敷網で獲れた特大のヒラマサとブリを切った。
刺し身と煮付けが飾り気なく大雑把に盛られる。
飲み屋が無い田舎のオープン居酒屋。
漁村の老若男女が集まる?

皆で酒を呑むには何かの理由が必要になる。
昔から意味なく呑むことはないだろう。
大漁の時、祭りや結婚や葬式・・・
暮らしに密着した田舎の呑み会。












by hama-no-koya | 2014-05-07 15:47 | Comments(2)