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2016年 02月 26日

大物の魚




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クロマグロ推定300kg(昨年)
これまで獲ったクロマグロの最大でした。
セリ値は秘密です。
マグロは大きくても網の中では比較的おとなしい魚。
泳がないと呼吸困難になるらしい?
大物は往生際がいい。
船上の血抜きや氷詰めの扱いが値を左右する。
兎に角、魚を氷で冷やす。



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サメ推定200kg
コイツは所かまわず暴れた。
サメは歯が鋭くシッポのたぎる力も強力。
危険だから気をつかう。
出荷しても市場の価値は無に等しい・・・
獲れなくてもなくてもいい魚。



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カジキ、コイツは推定150kgくらいでしたが、
大物は、200kgくらいでたまに獲れる。
カジキは網が狭まると大暴するので取り込みが大変。
口が尖っているのでとても危険。
直に船上でエラを切り血抜きして腹を包丁で開ける。
魚の迅速な処理が品質につながる。

大敷網では様々な大魚が獲れる。
大物は興奮するが、一番は大きなマグロだろう。
たまにはいいこともある。


魚と格闘中の写真がないのは、取り込み中でカメラが使えない。
ひとりの漁師で少ない戦力だから。

これが自分で選んだ仕事。







by hama-no-koya | 2016-02-26 04:59 | Comments(2)
2016年 02月 22日

街の建築




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浅草からはじまった東京の散策。
雷門の前にある風変わりなガラスと金属と木のビル。
木場の倉庫か五重塔のような近代建築。
最上階からの景色は横町と今街が交差して日本ならでの鳥かん図。
スカイツリーやヒルズの展望は街が平面図にみえるから。
キャットウォークのような外階段がおもしろい。
ミラーの効果で空中散歩が出来る。



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東京大学本郷の建物がおもしろい。
旅人には学問の迷路だが意外にも古風な池や門もある。
予期せぬ重厚な建物がそこらに現れる。
コンクリートやレンガタイルような古い建物の中で際立つ板張り。
日本らしい板塀かスダレの日除けにも見える外装。
東大とは思えない小洒落たカフェもある。
ここは穴場ではない、東京大学。



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池袋にある豊島区役所がおもしろい。
役所の建屋にタワーマンションが併設される。
何故か、わが町の公営住宅と比べる。
土曜日であったが住民サービスのフロアは開いていた。
施設はオープンでコンシェルジュのような職員の案内が意外だった。
建物が人を変えたのだろう理想の豊島区役所。

一階には民族資料館があり、時代と民具が身近に展示されている。
肥だめ?もあり、東京も始まりは田舎だった感じる。
展示室の天井や壁は木材で張られ美しい。
身近なギャラリーで、室も木の作品に見える区役所の展示室。
施主や建築家の想いが、物から人に伝わる。
過ぎた時代に街の光があたる。



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役所の外に草木が生える。
建物は上の階から窓伝いに降りられる。
ベランダは武蔵野の自然で草木や小川が流れ土地の魚が泳ぐ。
窓外の自然は板張りの遊歩道でつながる。
ここが豊島区役所とは思えない。
街の公園でもない。


街の街づくりと町の町づくり。
これから、どんどんおもしろくなる。

余談 : あたらし国立競技場って、上棟式をやるのかな〜
時代は、棟梁からFSC(森林認証)へ・・







by hama-no-koya | 2016-02-22 04:56 | Comments(0)
2016年 02月 18日

散歩のあとがき 『谷中ぎんざ』




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尾無の集落散歩もいいが、
それ以上にいいのは先日歩いた東京の谷中だろう。
世界一の地散歩だと勝手におもう。
歩くと感じるものがあるから。
知り合いが谷中の商店街に住んでいたせいもあるが、
東京でいちばん好きな場所になった。

商店街は日本中にある。
国内で二番目に古い「佐竹商店街」もいい・・・
若い頃、台東区の住民であったからいずれもなつかしい横町。
だから今の漁村暮らしと街の暮しを比べてしまう。
都会も田舎もどこかが似ている。
距離と時代をこえて。

ゆっくり歩くと感じるものが多い。
東京は、昔の野山道が拡張されて現在の道筋になっているようだ?
谷中を歩くと目と足で自然に感じる。
町の名も野・山・谷・坂・原がやたら目に付く。
区画整理がされてない昔道だから足が妙に田舎者には馴染む。
交通や郵便や役所には不便だろうが・・・
歩いて楽しい谷根千道。



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日暮里駅を降りて丘を超え、段々を降りると谷中ぎんざ。
地元の買い物客より観光客が多い週末の商店街。
外国人も多いが爆買族は少ないようだ。
欧米系のバックパッカーや風情を無意識に楽しむ人が多い。
以前は遠くに富士山が見えたと聞く。
今時でも人が漂う商店街。



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道幅がそぞろ歩きに向いている。
揚げたての惣菜を買ってそこらの店先で小酒を呑む人がいた。
買い物をしなくても気軽に立ち寄れる普段の小店。
小腹が減り歩くだけでもうきうきする。
みまわるだけでも楽しい気取らない暮しの街角。
いつものまんま、町の活性て何だろう。
温もりと暮しを感じる商店街。



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谷中の玄関は日暮里駅だが駅の出入りは勝手口。
「日暮里」や「舎人」は旅行者には通常読めないローカル地名だが、
住民はあえて「日暮里・舎人ライナー」の路線名を決めた?。
地名には歴史と意味があり、ゆずれないものがある。
昔の地名が消える中で嬉しい出来事。
開発と保存が日暮里駅の出口で上手に分かれる。
時代で変わる町づくりの課題。



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「谷中ぎんざ」は突き当たりの道になる。
根津の方に行けば、たい焼き屋が有名だが、
左に曲がり谷中の谷から上野の山へだらだら坂道を上る。
頂上のトイレと地図のある交差点で一息入れて左へ曲がると谷中の霊園。
古い桜並木が都心らしくない静の空間。
芸大の近くのせいか墓石が芸術作品に見える不思議な道。
そのまま道なりに行くと日暮里駅に戻る。
単なる観光や散歩目的なら約一時間で廻れるが、
道草をすればゆうに半日はかかる。
気の向くままに彷徨ってもおもしろい界隈。
安心で歩けるニッポンの散歩道。


なんでもない地散歩だが、
寄りと引きのタイミングと距離感を考えたい。
そこに人の暮しがあるから。

地散歩は田舎も街も変わらない楽しさがある。
深入りでなく垣間みるだけ。
ガイドマップと散歩の地図はちがうもの。



余談:今回の東京旅は二泊三日でした。
   宿:ファーストキャビン愛宕山(カプセル宿) 〜素晴らしい「旅の近代カプセル」でした〜
     蔵前Nui (ゲストハウス宿) 〜外国人バックパッカー男女8人相部屋で〜
                 出掛けの言葉は、ハブ・ア・ナイス・トリップ! でした。







by hama-no-koya | 2016-02-18 04:45 | Comments(0)
2016年 02月 14日

散歩 その五




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棚田道を下ると国道に出る。
眼下に出発地点の尾無漁港と日本海が見える。
海に沿って山陰本線も走る。
歳のせいか自賛したくなる出来栄。
いい所で生まれ、いい所で暮らしていると感じる。
海が見える国道のパーキング。



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集落の最寄り駅が宇田郷の駅。
駅の周りには海があるだけでなんにもない。
朝晩に数人の高校生が利用する古くてさみしい駅。
潮風と斜陽が直にあたる。
なぜか屋根瓦が青い。
左手で持つ公衆電話のマークが今時なつかしい。
くたびれた時代遅れの田舎駅。



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駅から漁村に続く道。
漁村に列車で来た旅人が曰く、無性に歩きたいと思った。
昔の子供たちはこの道を歩いて学校に通った。
冬場は北西の季節風にさらされる道。
夏は照り返しが暑い。



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漁村の入り口にヤギを飼っている家がある。
ヤギと言えばアルプスだが、飼えば漁村にも馴染む動物。
居場所を選べない飼われたヤギ。
漁村で飼われている動物は猫と犬と山羊。
家族ではないがどれも村族。
人が減る時代の中でも猫がふえる。
居心地がいいのだろう。



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一周約3kmの田舎散歩は港広場で終る。
折り返しでなく周回歩きの方が見る景色が多くなる。
近頃は散歩でなく健康のために歩く人もいる。
目的なんかはどうだっていい。
人も歩けば棒に当たる。
田舎歩きも夢中になればつまづくことがある。


暮しの田舎道を散歩道に置き換えてみた。
ゆるやかで単純なストリーム。
ここはどこ・・・







by hama-no-koya | 2016-02-14 04:36 | Comments(0)
2016年 02月 10日

散歩 その四




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棚田道の途中にある御山神社。
その大昔、紀州から神様が当地へ飛来されたといわれる。
誰もいないが祭りには人が集まる場所。
静かな神話の田舎空間。



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建屋の裏手は照葉樹の森になる。
椎の木などの古木がうっそうとしげる。
大きな枯れ立ち木は残念だがコウヤマキだと思う。
子供の頃はシイの実を拾って食べた。
神社の裏手は聖域なのか自然林。
周りには埋蔵文化財も出土する村の神社。
文化財は山口県が保存しているが地元の関心は薄いお宝。
無名でもどこかに由緒を感じる。
少し真面目な散歩の途中。



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厩には木馬が展示される。
誰かが奉納したものだろう、昔のことなのでわからない。
見るからに在来種らしい昔の馬。
子供の頃は遊び場だった御山神社の境内。
セミを採った子供たちは今は神社の世話をする。
いつまでも受け継がれていくもの。



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舞殿もあるが今は瓦葺きになった。
年間に二回、夜の岩戸神楽が神妙に奉納される。
舞手は村の少ない高齢者。
演目は少なく時間も短くなった。
桟敷に座る人はいない。
たんたんと一人舞いが続く神楽舞台。



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神社の入り口にある大きなイチョウの木。
幹は高齢だが健在で今も成長している。
海沿いの小さな集落だが、大きな神社がある里山。
争いも無く大きな災害もない土地だからこそ残る景色。
石の鳥居が別世界の入り口。
神社はニッポンの風景。



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散歩道は海に向かって緩やかな下り坂になる。
昔の往還道は今は棚田の舗装道。
たまにイノシシも散歩する。
棚田の断面図のような道を海に向かって歩く。


のんびり歩く海辺の散歩道だが里山道もある。
海と里山を同時に開いてきた先人。
豊かでもないが、
魚と米が同時にとれる集落。







by hama-no-koya | 2016-02-10 04:32 | Comments(0)
2016年 02月 06日

散歩 その三




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汽車の橋から川沿いの道をしばらく歩く。
赤瓦の古い建物がある。
元は小学分校で今は惣郷集落の公民分館。
日頃は集会場として機能する。
自治会の会議やお年寄りの寄り合いがほとんど。
たまに選挙の投票所になる。



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集落に家が点在していても歩けば空き家が目につく。
昔は家族も多かったが今は一人で暮らす人もいる。
一人で暮らせなくなったら施設に入所する。
田んぼを耕し稲を刈ってきた人々の老後。
自宅で亡くなる人は稀。



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昔の山陰道は今ただの山道。
別名を海辺往還とよばれ田舎ながらの幹線道だった。
石畳の雨が降れば滑りやすい坂道。
今を生きる人にはあまり関係ない山道こと。
そばに車道があるから。



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草に覆われた昔の街道。
散歩道は中山間に入り地元の車道を歩く。
今は草薮や山林だが昭和の時代は美しい田んぼだった裏山。
生産者米価が安くなったことと、集落の人が減って田んぼが荒れた。
時代が変われば課題も変わる。
変わらないものは遠くから見る山の姿。
山の名前は新宮山。



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昔はあたりまえだったが、今は珍しい風景。
稲を刈って天日で干す田んぼ。
手間ひまかけて昔ながらの田んぼを耕作する人。
残したいが残せないもの。


海沿いの散歩道が山道になる。
気取らない風景。







by hama-no-koya | 2016-02-06 09:18 | Comments(0)
2016年 02月 02日

散歩 その二




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漁村に入るには二つの入り口がある。
駅からの道が表玄関なら裏口はトンネルになる。
トンネルは村人にとって勝手口だが旅人には入り口になる。
漁村で暮らせばトンネルが出口になる。
ものの見方はおもしろい。



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数年前まではトンネルの内壁は岩がむき出しだった。
凸凹や矢の掘り後が残っていた。
今は安全策で内壁にモルタルが吹き付けられた。
小岬を抜ける便利な地元道。
田舎と街の境界。



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トンネルを抜けた所に大男の足跡がある。
昔から子供に有名な「伝説のビックフット」。
足跡がなぜそこにあるのか謎。
元は先人の作り話。



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大男の足跡から五分歩けば汽車の橋がある。
海辺にあるコンクリートの作品。
この橋ができてから八十数年になるが健在。
昔は長い列車が走っていた。今は箱一つの古い列車が通る。
どこから見ても美しい橋。
近代の土木遺産。



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橋の近くにある停留所。
美はないけれど遭遇すれば味のある作品。
絵に描いたような田舎風景。
過ぎてきた暮らしの中で、今を物語のように暮らす人。
猫のようなバスを待つ。


そこらにあるいつものお散歩道。
地元での価値は不明。







by hama-no-koya | 2016-02-02 05:12 | Comments(0)