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2016年 03月 31日

みどりの時計台




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大豊にある「緑の時計台」。
そこは傾斜地にある廃校を活用した宿泊施設。
田舎から子供が減る時代。
子供が減れば学校も空き家になる。

学校の統廃合が進む。
子供たちはバスに乗って統合された学校に通う。
時代の流れは人の流れ。
いつまでも変わらない川の流れ。



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山の傾斜地に建てられた校舎。
玄関棟は二階だが教室棟は階段を上っても一階になる。
山側の廊下はプロムナードで教室がつながる。
子供たちが残した過ぎてきた思いで。
静かさの中できしむ廊下。



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教室の今は人が泊まる部屋。
大きく改装されてなく模様替え程度で寝具が入る。
黒板があるから元は教室だと分かる。
昔は学校で先生が教えて学んだが、
今はみどりの時計台で、遊びながら学ぶ大人や子供たち。
独り寝でない合宿の楽しさもある。



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元は学校職員の部屋だと思われる。
今は町を訪れる人を迎い入れる談話室?もしくは食堂?
そこが何の部屋かとあえて聞かないことにした。
見れば想像できるから。

やかんに入れられお茶が極自然に人をもてなす。



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校庭の奥にあるみどりの時計台。
建物は洋風なのに、そこにあるから地域に馴染む存在感。
山あいの時を刻んできた建物。

人と同じように老朽化する建物。
原型に近い状態で再利用することの単純な難しさもあるが、
山と川があって田舎で人が普通に暮らしていた。
その中にあるビジネスや移住。
感じたことは、背伸びや無理をしていないこと。


地方創生の一環として「阿武町版総合戦略」見て切に思った。
山あいの町に行ってみたいと・・・。







by hama-no-koya | 2016-03-31 05:12 | Comments(0)
2016年 03月 27日

山あいの地域づくり




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大豊への目的は「NPO法人元気おおとよ」訪ねること。
活動の拠点は古いプレハブ風の建物だった。
拠点は事務所というより、町づくりのベースキャンプと直感した。

町のシェルパは、気さくで元気な富山県生まれの大豊女子。
ポーターは、目を疑う活きのいい青年男子。
大豊の町おこしと登山が重なるので山用語に例える。
ここは高知でネパールの秘境ではない。

高知には海があって山があって川がある。
そこで暮らす人々が居た。



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肩書きは、特定非営利活動法人。
「元気おおとよ」の活動は途上だが前向きの明るさがある。
はやりのLEDでなく白熱灯のよう温かい光。
活動に気持ちがとけ込み無理がない。
津々浦々で町おこしが行われるが、大豊には大豊らしさがある。
住民の元気指数が高い地域だから。
のんびり部分と、少しばかりの厳しさが同居する田舎暮らし。

昭和の家族は、泣いたり笑ったりして暮らしていた。
ささいな過ぎてきた幸せのかたち。
完成より途上の前向き。



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田舎町の課題は生産人口の減少。
町に住む人が減れば空き地や空き家が増える。
集落は元はと言えば開墾で、人が住んで居なかった原野もある。
人が居なくなれば里山は野山に戻る。
ただそれだけのこと・・・

静かに暮らせる所を求めて田舎へ移住する人が居れば、
田舎をにぎやかにしたいと思う人が居る。
両方が必要で、それが町おこしの現状と大きな課題でもある。
大豊は自然と田舎らしさが残存する地方の町。
現実と理想の狭間で暮らす人。



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ここは大豊ぐらしの見本住宅。
街の住宅展示場とちがい新しさも近代さも無いが、
面白みがある田舎の家。
不動産価値より、暮らしの価値を優先する住まい。
太い野物に支えられた田舎の家。


もしも三日だけ、どこでもいいから暮らしていいなら、
東雲のタワーマンションで、ニューヨーク・トリオを聞いて暮らしたい。
街の灯と海の見える部屋で、赤いワインを飲みながら・・・
田舎で暮らしているから街の夢を見る。

反対側にある「絵のない絵本」の世界。
空想と現実の田舎暮らし。







by hama-no-koya | 2016-03-27 05:43 | Comments(0)
2016年 03月 23日

大豊のまち




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大豊は高知県の山の中にある町。
何でもない町なのに何故か行きたくなる田舎町。
そこに山里の暮しがあるから。
美しい流れの大きな谷川と道が並走して民家が並ぶ。
大豊には大豊の町景色がある。

川沿いの絶壁に建つ役場庁舎で大豊の人と落ち合う。
役場の前にある建物に人の列が出来ていた。
有名な食堂があるから。
こんなところにと思うくらいの人の列。



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旅話しの種に食堂でカツ丼を食べる。
店内は一階と二階に分かれるが、ほぼ満席で人が食事をしていた。
有名なカツ丼の量は並でも通常の二杯分はある。
大食いを意識しても完食するには大変。
感想は、この次に行ったら肉うどんを食べようと思った。
食堂だから品数も多くチャレンジできる。



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大豊には大きな杉の木がある。
樹齢は推定3,000年で日本一の大杉らしい。
杉の木は神社の境内にあり、大杉を見るには200 円を払う。
老木の維持管理に必要だからと聞く。
大きな木は不思議な力を感じるが表現は生命力。
カツ丼と大きな杉の木が大豊の入り口。
何となく潜入したくなる町。



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大豊を訪ねたのは、人に会う目的である。
「大豊には雇用はないが仕事はある」の言葉に惹かれて。
外からは山と川と穏やかな暮しを感じるが・・・


四国山地と吉野川の上流にある町。
あえて知らない町を訪れる。
行ってみたいから。







by hama-no-koya | 2016-03-23 05:20 | Comments(0)
2016年 03月 19日

高知の夜と朝




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高知の夜は長い。
居酒屋のウツボたたきで始まる飲み会。
原型からは想像ができない味。
サメでもないワニでもない固有味・・・。
白身で淡白だがコラーゲンぽい皮下脂肪が絶妙。
ニンニクとレモン?と小ネギをまぶして気取らずに口に入れる。
印象は、無人島で食べる野生の醍醐味。
高知ならでの食文化。



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呑み屋の二軒目はひろめ市場の「やいろ亭」。
土曜日の夜なので座れないはずが、偶然に数個空いた席。
「ひろめ市場」は仕切りのない居酒屋。
何時行っても込んでいる。

おすすめの時間は開店からの午前だろう。
店が見て選べて、有名なカツオの塩タタキも美味しく食える。
日曜日なら、散歩がてら朝市を見てからの帰り道。
朝から一杯飲んで食っても悪くはない。
ここは高知の城下だから。



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高知の朝は早い。
日曜日だったので大通りの朝市に行く。
延々と車道に屋台が続く。
買い物の目的はなくても、見るだけでも楽しい。
露店は世界中にあるが、店の原点で土地の暮しを感じる。
ちがいは、ニッポンの露店は安心で安全。
市場の通りや商品がきれい。



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露店での立ち食い定番は温かい物か冷たいもの。
屋外だから気温の変動で体が求める。
定番は揚げ物だろう。
土佐の味を食い土産に買う旅女子も多い。
暮しと旅の相乗り市場。




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高知には不思議な建物がある。
一見は何の変哲もないが何時見ても飽きない。
「沢田マンション」はDIYの殿堂。
高知インターの近くなので、帰り道に立ち寄る高知の名所?
それを見た感想は、関心と無関心に分かれる。
自分でつくる高知のまち。


高知の夜から朝にかけては長い。
一日の切れ目がない夜、そこだけにある土佐のじかん。
太平洋から出る陽。
物を見て直感的に感じるもの。







by hama-no-koya | 2016-03-19 04:29 | Comments(0)
2016年 03月 15日

山あいの道の駅




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愛媛県の内子にある道の駅。
正式名は「内子フレッシュパークからり」と長い。
施設も川沿いに細長い。
地元特産品売り場の建屋はテント風で箱ものさはない。
小さな道の駅に年間90万人が訪れる。
大きな街道筋でもない店舗。
この施設の何が良くて人が集まるのか?
なるほど・・・。



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不足した特産品を納入する生産者。
自分でつくり育てたものが店頭に並ぶながれの楽しさ。
売る物を自分で選び売り場で仲間と共有する。
生産者の気持ちが伝わる。
仕入れや納品ではなく持ち込み雰囲気?。



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整然と並んだ農産物のかご売り場。
商品の袋詰めは個性で研究されて様になっている。
売り場の導線がよく溜まりがないので選びやすく買いやすい。
店舗設計と商品陳列が基本形?
買い物が楽しい店。



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池袋にあるフードコートはデパートの屋上にあるが、
内子のフードコートは雑木林の中にある。
川沿いにテラスがあり、そこで休憩と飲み食いができる。
自然の川があり林のカフェ。

駐車場にあるうどん屋。
「もち麦うどん」、のれんに釣られて昼飯を食べる。
もち麦はうどんでも蕎麦でもない四国山地の素朴な味がした。
美味しさを求めなくても食は楽しめる。
もち麦が旅話しの種になるから。



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道の駅「内子フレッシュパークからり」はそこらの川沿いにある。
特別の景観を求めなくても人は集まる。
そこに何かがあれば・・・。


道の駅は、旅人のトイレと休憩が原点と聞くが、
地域交流や直売所でもある。
「内子フレッシュパークからり」は、
多様化してきたツーリズムの素晴らしい受け皿。







by hama-no-koya | 2016-03-15 05:39 | Comments(0)
2016年 03月 11日

まちの駅




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四国には「山の駅」があり、「海の駅」がある。
檮原町にある「まちの駅」が洒落ている。
木造三階建ての田舎風の建物。
外から見れば大きな小屋。



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建物は物産の展示販売場と宿泊施設。
泊まってみたい旅の宿。
客室は外装からは想像できない癒しのデザイン。
売り場は大きな木の柱に支えられた吹き抜けの広場。
施設内の電源は太陽光発電にたよる。
施設の名は「マルシェ・ユスハラ」で「雲の上のホテル別館」もである。
本館の「雲の上」は地元産の木材を使ったデザイナーズホテルで、
新しいかたちの自然に洒落た田舎宿。
四国の山の中にある建築。



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売り場は山あいの店舗とは思えない。
店員や陳列棚も物産も建物と一体で美しく買いやすい。
商品のクォリティーを最大表現。
高窓から差し込む明かりが売場を和らげる。
商品は地元人の作品で、売り場は洒落た展示場即売ギャラリー。
洗練された檮原の「まちの駅」。
妙に親しみやすい、敷居のない身近な箱もの。
館内の導線は自然なプロムナード。


町内産の資材を内外に使ったマルシェの建物。
檮原を表す「まちの駅」。
感じたことは、おさまりの良さ。







by hama-no-koya | 2016-03-11 05:10 | Comments(0)
2016年 03月 07日

町歩き




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檮原の町は美しい。
ゴミのない美しさもあるが町並みが美しい。
通りに電柱は無いが街路灯はある。
灯りの電力は自前の発電。
ここはヨーロッパアルプスではなく四国山地の町。
計画的に整備された田舎まちの本通り。
美しい峠のまち。



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町役場のはす向かいにある古めかしい建物。
近代的な役場の反対側にある家。
家の字が重なる構造。
洋風でも和風でもない木造で大正ロマン的な芝居小屋。
開けっ放しなのでいつでも人が見学できる。
建物の保存ではなく現存している。
時代を遅れても美しい。



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芝居小屋はシンプルな劇場。
立派な梁や柱ではないが桟敷や花道もある。
町役場は近代的な木造のホールだが、ここは昔ながらの空間が漂う。
無人の舞台に「ドンジョバンニ」と「三番叟」が浮かぶ。
昔からある地域の娯楽と木の建物。
人の暮しを感じる。


「ゆすはら座」を見て、
建築家が建てたというより、大工と住民が建てたと感じた。
裏山から木を切って建てた芝居小屋。
町の立派な文化ホール。







by hama-no-koya | 2016-03-07 04:37 | Comments(0)
2016年 03月 03日

町役場の建物




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四国の山中にある檮原町役場がおもしろい。
建屋は有名な建築家の設計。
窓に板が張ってあるのは夏は日除け、冬は太陽光の温室効果。
窓は木のパネルで調光目的で可動する。
外壁は大扉になっていて開くと駐車場と一体にもなる。
屋根には太陽光の発電システム。



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建物の中が驚きである。
タウンオフィスだけでなくJAや高知銀行や商工会が入る。
グランドピアノや芸術作品までもある。
作品「受話樹」は圧巻。
子供やお年寄りは誰に電話していいのか分からない時代の中で
巨大な受話器が意味するものは大きい。
時代はもしもしから指先へ。

作者は、とある業界では有名なアートディレクターの街女性で、
C社ミラーレスカメラのCMまで手がけている。
こんなところに彼女がと思う空間。
ここは檮原の町役場。



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四国山中にある小さい町の役場。
感想は目からうろこ。
アポ無しで役場を訪れたのは土曜日の午後だったが
職員の対応が、自然体で旅人に優しかった。
温もりを感じる建物。


役場の建物が町のあり方を表現する。
箱ものにはいろいろある。







by hama-no-koya | 2016-03-03 03:48 | Comments(0)