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2017年 01月 27日

冬の歌

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寒い日には温かい歌が聴きたくなる。
二枚は大人のカヴァー。
ジャズのニッキがカーペンターズを歌い、
演歌の八代亜紀がジャズを唄う。

人には好みがあるが、自分にはまるCD。
ニッキのカーペンターズは、過ぎてきた青春のかがやきを思い出す。
八代亜紀はモノクロームで、重ねた大人の温もり。
どちらも歌のうまさ。
カヴァーとはディスカヴァー。
同じ曲だが歌う人が変われば別物になる。
昔、聴いたとか誰かの持ち歌でなく、聴いた印象は新曲。
田舎暮らしと融合する冬の歌。
寒空に心温まる至福。




CDは自分好みの音で聴きたい。
限られた予算で何年も経ち、機器が今のかたちにそろった。
スピーカーはダリのオプティコン。
デンマーク製で音も箱も造りがきめ細かく北欧らしい。
お手頃価格だが自国で組み立てている。
仕上がりは工員でなく職人仕事。
途上国の組み立てではあり得ない美しさと丁寧さ。
塗装はピアノブラックの色艶。






CDプレーヤーとプリ・メインアンプは国産のラックスマン。
見た目は古いが五年前ぐらいに新品購入した。
名機38シリーズの復刻版。
木箱に納められた音は、なつかしさと新しさ。
箱の中身はガラスの真空管。
女性のジャズボーカルが生々しい。
ジャズからクラシックまで本音でこなす名機。
積み重ねたものづくり。


この春、ラックスマンから新しい38シリーズだ出た。
木箱が少し横に大きくなったが、見ためやかたちは変わらない。
CDやオーディオを何十年も買い続けてきた。
その中には無駄遣いもある。
自分にはまる物は他人にもはまると思わない音楽と機器。
私に最適の組み合わせ。
その応えはダリもラックスも木の箱。


長年同居する家族も理解できないと思う?
自分だけの、そばにある楽しみ。
企画・歌手・エンジニア・オーディオメーカー・・・
気持ちが伝わる職人仕事。

大人の温もり。









by hama-no-koya | 2017-01-27 15:57 | Comments(0)
2017年 01月 23日

冬の海

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漁を休んで今日で三日になる。
海が荒れているから。
港につながれ動かない大敷漁網の船。
なまり色の雪雲が海に下がる。
冬のさなか暦の大寒。


時化になると気になるのは海に張ってある網の破れ。
大なり小なり冬の時化で網が破れる。
冬を通す大敷網では、自然が相手で避けようもない被害。
昔から冬の日本海は荒れてきた。
寒いだけではない冬。

漁師は、海上の仕事ができなければ陸揚げした網仕事する。
雪が舞うような日には網小屋内で仕事をする。
探さなくても仕事は多い。
大敷網漁の休みは毎週の土曜日。
仕事は何かと多いが雇用は少ない田舎町。
天候の回復を待つ村人。



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港に住み着いた一羽のアヒル。
海が荒れても休まない。
荒れる冬海の中で無邪気に遊んでいる。
空を飛べないアヒル。


アヒルは寒くないのか?
寒さを感じる人。






by hama-no-koya | 2017-01-23 04:47 | Comments(0)
2017年 01月 18日

我が家のお宝? 2


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田舎には空き家が多いが廃屋も多い。
人が住めそうな家が空き家で、住めそうでない家を廃屋。
廃屋と空き家の区分は難しい。
住まいの選択基準は入居者によって様々。


町に空きやバンクがある。
築20 年ぐらいの物件から、100年を越える家まで登録。
建物の痛み具合は築年数ではない。
空き家になってからの管理で、古くても住める家はある。
自分好みにリホームすれば人が住める。
手入れ無しで住むには、新築するか公営住宅ぐらい。
古民家は良さも悪さも自分しだい。

誰がみても廃屋解体だろうの物件を、見事に再生して住んでいる人もいる。
危険な廃屋は解体されるが、中には放置されている建物もある。
廃屋の現状維持は持ち主しの管理しだい。


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数年前に、解体現場の瓦礫の中から発見した焼物。
汚れていたので見向かれない廃棄ゴミ。
所有権は誰にあるのか。
解体工事は、始めに家主と業者が契約をする。
空き家は、解体前に大切な物は事前に家主が持ち出す約束をする。
家の解体は、家財道具の処分から始まる。

ゴミ処理代は、分別廃棄なので田舎でも高い。
多くの解体ゴミは最終処分場行き。
問題はアスベストなどの有害なゴミ?。
解体工事は屋内を空洞にしてから屋根を外し壁を壊す。
隣家が近い場合は気をつかう。
工事用の機械の入らない家は人力で壊す。
長年のホコリが舞う解体工事。


そのまま放置されている廃屋もある。
家には、複数の所有権や相続権が付きまとう物件もある。
相続子孫が方々に分かれ暮らす時代。
地価が安く建物処理費用がかさみ、負の遺産が多い田舎。
入居の交渉は家主と入居者個人がする。
紹介やアドバイスは町の実績ある空き家バンク。
賃貸もあれば売りもある。


不思議な青い絵の焼物。
先人の置き土産として保管している。

ゴミも空き家も磨けば艶が出る。









by hama-no-koya | 2017-01-18 04:14 | Comments(0)
2017年 01月 12日

我が家のお宝?

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倉庫を片付けていたら妙な中皿が出てきた。
年代物であることには間違いない。
お宝には見えないが、捨てる気にはなれないもの。
昔、我が家で使っていたものだろう。
ゴミとお宝は紙一重。

我なりに想像で鑑定してみた。
江戸時代の後期に作られた唐津焼きのたぐい?。
雑な作りだが形がおもしろい。
酒や残り汁までつげるようにチョボクチが付いている?
意味不明の素人解釈。


花びらの色が飛んでいる。
何の花を描いたのか分からない。
柿の花にも見える。
たぶん出来損ないの焼物だろう。
釉薬や技法が質素で仕上がりが安定していない。
上手か下手か分からない微妙な筆遣い。
固い小枝と柔らかな草葉。
使い込んだ絵筆。


絵に現れた昔人の気持。
暮らしのリレー。
拾って走るバトンに勝ち目はないが・・・
途中棄権はしたくない。
アマダイが釣れたら姿造りで盛ってみるかぁ〜
時を越えてきた不思議な皿。




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価値の有る無しでなく感じるもの。
若い頃なら、無用のでゴミとして迷わず捨てていた。
なに一つ残すものがない今の暮らし。
先人たちが残した日頃暮らし。
もしかして宴の皿。


我が家の不思議な焼物。
値を付けるなら一万円ぐらいかと思う。
使いたくなる一枚の皿。





by hama-no-koya | 2017-01-12 11:31 | Comments(0)
2017年 01月 08日

間伐材の魚礁

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昔流行った木の迷路?

尾無港から全国に広がった間伐材魚礁。
あれから20年になるが、今年も間伐材の魚礁が漁村に組まれた。
冬の間に木を組み、春先に砂袋の錘を付け海に沈める。
海底に沈められた木組みが魚の住処になる。
考案したのは海と山の若者たち。

昭和の40年頃はそこら中の山野に杉や檜を植えた。
木材が高く売れて儲かるから。
近年は輸入材に押され、木が安くなり手入れをしない山が増えた。

植物は密植すると、モヤシや線香のように育つ。
丈夫な木を育てるためには間引きをして葉に光を当てる。
節のない材木を作るために無用の枝も打つ。
木材市場で高く売るには長年にわたり山の手入が必要になる。
木は植えてから何十年も経たないとお金にならない。

毎年多くの間伐された木材が山に放置されていた。
小径の間伐材がお金にならないから。
近年は燃やして発電などに利用されるようになった。


20年前、尾無港の広場に山の人、海の人が集まった。
みんなで間伐材の魚礁を組み立てた。
海に物を沈めるには厳しい許認可が必要になる。
製作するには予算も必要になる。
現場の経験や各方面からの支援で、一つ一つ越えてきた課題。
木の魚礁の耐用年数が予算で問題だった。
当時の魚礁はコンクリート製が当たり前だったから。
漁師は考え動いた。
木の魚礁の耐用年数は少ない。
木部が海底で腐ることに多くのメリットがある。
魚は生き物だから餌場に集まる。

成功は地元の想いや協力があったこと。
身近でシンプルな間伐材魚礁。


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間伐材魚礁の効果は大きい。
漁師は魚礁で魚を釣り、安いが山の木もお金になる。
山の荒廃を防ぎ、何より海の環境にもやさしい。

背後に見える建設中の住宅も木造。
かたちは漁村の元気。


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年が明け、間伐材の魚礁で新年の試し釣りをする。
設置15年ぐらい経つが魚は釣れる。
水深67mの砂泥地に入れた間伐材なので根魚と泥魚が釣れる。
夏場ならアジや回遊のヒラマサも釣れる。
水温が下がると根魚は間伐材が居場所で魚礁に残る。
資源を管理しながら漁をする漁師。


釣った魚はもちろん食べた。
田舎で暮らせば美味しい物にもありつける。
地方暮らしの価値観。






by hama-no-koya | 2017-01-08 05:34 | Comments(0)
2017年 01月 02日

尾無の夜明け 2017/1/1

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尾無に建設中の二棟の公営住宅。
田舎に空き家が増える中で、あえて新しい公営住宅を整備する。
苦渋の選択だが田舎暮らしのニーズがあるから。
三十数戸の村に上下水道やインターネットがつながる。
地下に配管、空中にケーブル・・・
挑戦する過疎への想定。


近年、田舎暮らしを探す人は多い。
受け皿は町の空き家バンク。
田舎はどこにもあるが住むとなると決まらない。
方々に足を運べば住処に当たる。
旅をするつもりで。

田舎には廃屋や空き家も多いが、即入居できる物件は案外少ない。
人の住まない家は直に痛んでくるから。
古民家で暮らすには大小の手直しが必要になる。
所有者との手続きもある。
移住して地域の住民になるにはイミグレもある。
ローカル・ルールや風土の伝わりもある。
自治会の浜掃除や草刈りもある。
引っ越し貧乏もある。

田舎には雇用は少ないが、何かの仕事はあるだろう。
漠然でも感じるものがそこにあること。
越せば気運もかわる。






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海を見下ろす南向きの木造住宅。
地元の建築家の設計だが環境を考慮した風土の建物。
立地データは計測でなく、集落で聞き込んだ長年の経験と気象。
屋根瓦は昔から赤色が多いこの地方。
漁をしながら暮らす家。

地区住民はおさまりの良い住宅を望む。
おさまりとは、施工や使い勝手や居心地だが生活環境への馴染みも含む。
昔からある風土の美しさ。
完成しないと分からないが良い予感がする。

暮らしのオーシャンビュー。







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漁村の夜明け。
撮影は愛用のコンパクトカメラ。
データは不明。



by hama-no-koya | 2017-01-02 18:03 | Comments(0)