浜の小屋

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2017年 09月 28日

漁村の芝生

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漁村の広場に遊び心で芝を植えた。
雑草は短く刈り込み、一部分は植木風に刈り整形した。
発想は、恐れ多くもイギリスにある有名ゴルフ場のオールド・コースの真似ごと。
その昔は、3番ホールに漁師が海に行く道もあったらしい。
そこがどんなゴルフ場か知る余地もない漁師。
気ままな遊び心と秋の空。

この場所でゴルフを楽しむわけではない。
大げさに言えば、漁師のフィールド・オブ・ドリームスだろう。
目的は甘く、集落環境の美化でもない。
冬になれば緑は枯れる。
カップがないのでホール・アウトができないグリーン。
それとなく重なるくらし。

つまらない想いも、かたちになると暮らしに満足が生じる。
似非ではなく、カヴァー曲のようなもの。
元を踏まえながら、自分の想いをかたちにする地道な作業。
出来上がるまでは周りの理解がむずかしい。
曖昧だが成り行きが面白い。

そこらにある夢のかたち。
高知県の田舎、北川村にはなぜかジヴェルニーの庭がある。
想いも規模も本物でクロード・モネの世界。
そこには人の想いを、遠くの相手に伝える人がいた。
小春の光が田舎の村にさしこむ。


美しいニッポンのむら。
雑草が生えれば草と向かい合って暮らす漁村。
花はなくても美しい村。




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by hama-no-koya | 2017-09-28 05:07 | Comments(0)
2017年 09月 23日

大きなレモン

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大きくなった我が家のレモン。
レモンは通常5月頃開花して着果し、大抵は年内に収穫する。
収穫しないで冬越しすると市販レモンの倍ぐらいの大きさになる。
この時期には、ピンポン球大の今年レモンと昨年レモンが同じ枝にぶら下がる。
野生でもないが、家業や本気で栽培しているわけではない。
我が家で食べきれないから収穫しないで木に残る。
手入れをしないが、施肥は浜に漂着した流れ藻を畑に入れるだけ。
栽培でなく野放しの放任レモン。


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どうやって食べるか・・・
レモンの表皮はお年寄り肌だが、果肉は十分な果汁を蓄える。
成熟した酸味だが不思議に若い香りがするレモン味。
果皮が厚く種子が若干発芽している。
皮下の白綿身は苦みでなくやや甘味を帯びる。

今回はコシナガマグロがとれたので南米風の和風刺身で食べる。
魚の生身を粗塩とレモン汁で食べるシンプルなもの。
大量のレモン汁の中に塩降りマグロを浸すと切り身が白色に変わる。
文化は違うが、始まりは日本のシメサバに似ている。
唐辛子やニンニクやハーブ類を薬味に使うが、オイルはいっさい使わない。
ヨーロッパの海風でない、それは南米の海風味だから。

何年か前に南米人が教えてくれた簡単で美味しい魚味。
遠い国なのに不思議と日本食に近い食味感。
アラウンド・ザ・ワールド。
そんな歌もある。

お酒は発泡酒や千円前後のワインが相性だろう。
我が家は南米シャルドネを選んだ。
なんとなく料理と気持ちがトロピカルな気がしたから。
レモンが表すその気持ち。


海辺のざっくりした夕食。
脂気の少ない、お手頃価格のコシナガマグロ。
出来栄はふだんの小洒落。

美味と言うより楽しい味。





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by hama-no-koya | 2017-09-23 06:51 | Comments(0)
2017年 09月 16日

台風を心配するアヒル

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遅咲きの野良生えヒマワリが咲く海辺。
嵐の前の静けさ。
明日の天気は大荒れだろう。
台風が接近するから。
アヒルは感じるものがあり、明日の大荒れを心配する。
人には無い動物的な予知能力。

おそらくヒマワリもアヒルの小屋も倒壊するだろう。
明日の今頃になれば分かる出来事。
そして漁村が秋になる。



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人は嵐の前に漁船を繋ぐ。
アヒルは、なにもしないでひたすらに嵐を待つだけ。
危なくなれば何処かに避難してくれ。
アヒルは大丈夫だろう。
損保会社のキャラクターだから。

のんびりも厳しさもある海辺のくらし。
いつもの安らぎ。







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by hama-no-koya | 2017-09-16 16:23 | Comments(0)
2017年 09月 11日

小屋のお祝い?

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昔からお祝いに欠かせないタイの尾頭付き。
今宵はマダイでなくてアマダイ。

遠くから旅人が来るので、午後から魚を釣りに出る。
漁場は家から数十分の日本海。
二時間あまりの釣りで、アマダイ一匹とレンコダイやイトヒキダイが釣れた。
一匹でいいからアマダイが釣りたかった午後。
肩から気持ちの荷がおりた。

素人料理のアマダイの尾頭付き。
死後硬直していないアマダイはグニャグニャしてさばきづらい。
三枚下ろしにして片身は皮付きで半身は皮を剥いだ。
皮なしは刺身で、皮付きはシャブしゃぶで湯通して軽く食べる。
食感で食べるアマダイの活き絞め刺身。
飾りは秋なのに緑葉のモミジ。
そこにしかないもの。

にぎわいに大敷き網で獲れた小型のアジとイサキの賄いをつける。
周りがあって、小人数でも賑わう祝い善。
料理は素人なので調理をしないで切って盛って出すだけ。
お味は魚の旨味だけ。
吞んで食って晩時を少し気長に楽しむ。
仲間と過ごす漁家の夕食。


変わらない海辺暮らし。
ほろ酔いに心地よく外で鳴く虫の声。
海里にも秋がきた。







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by hama-no-koya | 2017-09-11 18:43 | Comments(0)