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浜の小屋

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2010年 11月 22日

漁師のなかま旅(松山編)

俺にとっての松山は映画の舞台・・。
「がんばっていきましょい」は、いつ観ても泣ける。
どこにでも、誰にでもありそうな物語だが・・・
飾らない、原石のかがやきのような演技にこころ打たれる。
どこかに置き忘れた大切な何かがそこにあるから・・・。

道後の夜は、力まないおもてなしを感じる宿だった。
フロント、お部屋係、宴席係り、みなさん良い感じ・・・。
満足度は、Bクラスの満点だ。
俺の身の丈にちょうど良いホテルだった。

近頃は、寝るだけが目的の格安ホテルも増えた。
九州・沖縄の売り上げランキングはリゾート系が上位を独占。
旅や宿のかたちも変わった。

ホテルの基本は、ホスピタルティだと何かの本で読んだ。
今回の温泉宿もそんな感じがした。
同じ宿にまた行きたいと思う。

# by hama-no-koya | 2010-11-22 10:55 | Comments(1)
2010年 11月 21日

漁師のなかま旅(金比羅編)

俺たちの漁村では漁師仲間で・・・・
昔から四国の金比羅様にお参りに行く。

俺はこれまで3・4回くらいだが・・・
死んだ、おやじやおふくろ、じいちゃんを含めると
かなりの数が琴平に行ったことになる。
船が車にかわり時代が変わっても代々のリピートである。
それも宿は決まって道後温泉。
そこで足の疲れと、数年溜まった仕事疲れを湯で癒す。
誰が考えたか知らないが・・・・
旅企画としも地域おこしとしても永遠で総合大賞だ。

今回の旅は、初めて金比羅の奥社にお参りした。
多くは本宮で引き返すが・・それからまた700段近く登る。
途中にみやげもの屋がないので登ることだけ・・・・
我が家の裏山にも1478段の石段があるが・・・
道幅や整備の点では金比羅がメジャーだ。

今朝は足が少し痛む・・・

                次回予告「道後温泉」

# by hama-no-koya | 2010-11-21 06:21 | Comments(0)
2010年 11月 18日

枯葉ー3

秋に葉が散るのは・・・
夏のあいだに光合成で養分を木は蓄え落葉し・・・
冬は落ち葉が腐敗し土壌をつくり、木は根から養分を吸収する。
その繰り返しで落葉樹は長い年月を生きる。

葉っぱは、二酸化炭素と赤と青の光を吸収して養分をつくる。
葉っぱの緑は、そこからきたと子供の頃に聞いた。

「オータム・イン・ニューヨーク」という映画もあるが・・・
秋は、若者より熟年人の恋物語がにあう季節。
落ち葉のセントラル・パークを意味もなく二人で歩るく・・・
これ以上の秋はない・・・あこがれの空間。

枯葉のイメージが車のリアガラスに貼られたステッカー・・・
そんなさみしい国もどこかにある。

# by hama-no-koya | 2010-11-18 10:10 | Comments(0)
2010年 11月 17日

枯葉ー2

漁村の神社に大きなイチョウの木がある。
照葉樹の緑とイチョウの黄色がひときわ目立つ。
散るには早いがいずれ神社の広場がセントラル・パークになる。
意味不明だが俺がそう思うだけ・・・・。

数年前、過疎集落や田舎について考える会議があつた。
その道の先生たちに混ざり過疎の当事者の俺も参加できた。
過疎集落の再生や開発を理論的に専門家は話す・・・。
しかし俺は、学者ではないので想いを話した・・・・。

過疎の村で暮らすことは過疎の村で死ぬということ。
冷たい言葉と思うがそんな現実もある・・・。
村が死んでいくのを皆さんは看取るようにしてください・・・。
離別をおしむ人、医者を呼ぶ人、遺産の確認・・・・・。
まわりがなにをするか、・・・なにができるかの問題である。

過疎の村で、人が死んで残したものは家でも畑でもない・・・・。
それでも、なにかひとつくらいありそうな気がする。
やがては、人の地図から村が消える・・・・。

オー・ヘンリーの「最後の1枚の葉」のような集落の終末が理想。
絵に描いた葉っぱだが・・・その意味は大きい。

# by hama-no-koya | 2010-11-17 16:05 | Comments(0)
2010年 11月 16日

オータム・リーブス

漁村の裏山も枯葉の季節になった。
枯葉が意味するものは何かの終わり・・・・?
さみしい・・・せつない・・・・?

音楽の枯葉表現はいろいろあるが・・・
漁師が知る日本版は越路吹雪・・・
シャンソンではピアフかモンタンかアズナブール・・・
ピアノ曲はウイリアムスが原点みたいだが・・・?
ジャズ界でも多くのアーチストが様々なかたちで表現している。
原曲がなじみだからと思うがアレンジやカヴァーが生きる。
さみしさの中に・・・なにか美しさや残された細い強さを感じる?
晩秋表現だが感情移入がオール・シーズンから生涯まで入るスケール。
音楽を超えた名曲だ。

これから漁に出るのでこの続きは次回へ・・・

# by hama-no-koya | 2010-11-16 05:04 | Comments(0)