浜の小屋

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2017年 03月 16日

ワカメの季節


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村に春がやってきた。
ワカメの香りがプンプンする漁村の浜辺。
日が傾むくとワカメを小屋に入れる。
ワカメが湿気るから。

天然のワカメを昔から竿で刈る漁師。
たいていは午前中に海から刈って午後から天日で乾かす。
基本は洗濯バサミで葉の先の方をはさみ、吊り下げて陽と風を当てる。
近頃は市販の洗濯干し使う人もいる。
夕方や突然の雨に小屋への出し入れが容易だから。
今でも昔ながらの竿に下げる人もいる。
個人のこだわりでもなんでも無く暮らしのながれ。
田舎暮らしは自然体。


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ワカメの食べ方の定番は味噌汁の具だろう。
天然ワカメは香りが良いので刻んでふりかけにすると美味しい。
おかずが無くてもご飯がすすむ。
おにぎりにすると郷土ではワカメむすび。

何れにしても、お彼岸ごろまでのワカメは良質なので値も高い。
その後はお手頃価格でそこらに出回る。
これからは水温の上昇とともに色も香りも落ちてくる。
ワカメを買うなら早い季節がいい。
海の幸には食べごろがある。

日本列島は長いのでワカメの季節はそれぞれある。
ほぼ全国の海に生える旺盛で身近なワカメ。
古くは土佐日記にも出てくるワカメ。
我が家は山口県の日本海沿い。

昔はみんな天然。


追伸
しばらく休んでいたブログを再会します。




# by hama-no-koya | 2017-03-16 16:55 | Comments(0)
2017年 02月 26日

船のプロペラシャフトが曲がった。

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30年前に建造した船を今も使っている。
一本釣り専用で船名は加州丸。
老朽船だが今も現役。

長年大きな事故は無かったが、
航行中に漂流ゴミに衝突してしまった。
速度があったので強い衝撃を感じ船を急停止した。
プロペラに大きなゴミが巻き付いていた。
全く走ることができない。
仲間を呼んで港まで曳航してほしかったが皆さん仕事中。
一時間近くかけて自力でゴミを外した。

帰港のためにエンジンを始動して前進ギアに入れる。
シャフトが曲がったので低速で前進する。
ガタガタとプロペラが震えながら時間をかけて帰港した。
自力でなんとかする。
それができなければ他船の助けにたよる。
海の上では大抵はそうする。

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船台に載せ、陸揚げしてみると見た目はそんなに曲がってない。
専門家の計測では走れないほど曲がっていた。
修理は新品のシャフトに交換した。
回転軸なので少しの変形でブレがくる。

陸上の車なら電話で修理屋さんが来る。
海の上は誰かが曳航する。



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プロペラに巻き付いた丈夫な1トン袋。
海に浮遊するゴミは船には大敵。

海にゴミを捨てないでください。
ゴミ袋がゴミになる話し。






# by hama-no-koya | 2017-02-26 04:40 | Comments(0)
2017年 02月 16日

暦は春


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Onashi Local Museum
撮影 2017/2/15  5:30 pm  [ 浜の小屋 ] の夕暮れ。





# by hama-no-koya | 2017-02-16 04:25 | Comments(1)
2017年 02月 09日

冬の魚 2

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荷揚げしたスズキはスラリーアイスの活き締め。
冬の魚といえばブリだが、今年になって20匹ぐらいしか獲れていない。
ブリはいないが、スズキは例年になく多い。

スズキは年中獲れる魚。
産卵期が過ぎたばかりのスズキなので春先は細長くやせた魚が多い。
市場の価格は年間の底値。
数も揚がるのでガッカリするほど安いスズキ。
買って食べるには今だろう。
やせた魚より、丸く太った魚体を選ぶこと。
個体差で味も多少は変わる。

スズキは内海でも外海にもいて、全国的にも獲れる魚。
釣りでも網でも幅広く漁獲できる。
生きた小魚を餌にするので、口が大きく頭も大きい。
骨太の魚なので身どまりは少ない。
食べ方は、刺身にするかお吸い物ぐらい。
ざっくり切り身の煮付けもおいしい。
白身の魚なので味に癖がない。
冬鍋も良かろう。




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春先のサワラは太りがいい。
年中獲れるが今が一番美味しい時期になる。
市場の価格も上がるが、水揚げ量は秋が多く今はあまり多くない。
大型の魚は少なく中型が多い春先のサワラ。
立春が過ぎても二月の海は真冬。
海の水温も下がる。


冬場は海が荒れ休むことも多いが、海に出れば何かの魚が獲れる。
荒れる海で獲れる魚の価値。
寒空にブリの大群れが来ることを望む。
漁村に雪がちらつく。

たまにはブリの刺身が食いたい。
昔から冬魚の本命はブリ。







# by hama-no-koya | 2017-02-09 21:13 | Comments(0)
2017年 02月 02日

冬のイカ

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冬から春先までとれるヤリイカ。
季節期間限定品。
ケンサキイカやアオリイカも今時とれるがその数は少ない。
ヤリイカは冬場に産卵するので群れて泳ぐ。
釣りでも揚がるが、大敷網では大漁にとれることが多い。
産卵場所を求めて移動するヤリイカ。

ヤリイカの特徴は細身で槍の穂先のような形をしている。
触手はあるがケンサキやアオリイカほど長くない。
肉厚はアオリや剣先イカに比べると薄め。
♂イカは30〜 40cmと細長いがが♀イカは20 〜 30cmと小柄な胴体形。
早春の♀イカは胴体に粒粒のタマゴが入る。
別名を子持ちイカ。
そのまま煮ても焼いてもいおしい。



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荷揚げしたイカは箱に並べ萩市場に出荷される。
一部は「道の駅阿武町」の店頭に並ぶ。
活きは透明で時間で段々と赤みを帯びるイカの表皮。
この時点ではイカの手に付いている吸盤が吸い付く。
乱暴に扱うとイカが墨を吐く。

ヤリイカのことを地元ではヤセイカともいう。
アオリイカやケンサキイカに比べると胴体の身が薄いから。
刺身にするとコリコリしてヤリイカの個性になる。
ヤリイカの食感を味わう冬のイカ。

冬のイカといえばヤリイカ。
これからお手頃価格で季節の食感が楽しめる。
寒い海でとれたイカと思って食べたい。
今年はヤリイカは順調だが、気になるスルメイカの去年の水揚げ量。
水産資源は年によって違い、周期もある。
イカは人気の水産物。


見た目よりおいしいヤリイカ。
冬の食感を味わう晩酌。
居酒屋ではなく漁村の我が家。





# by hama-no-koya | 2017-02-02 05:08 | Comments(0)