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浜の小屋

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2011年 02月 02日

春が近い・・・

今日の天気はこれまでとちがっていた。
寒さが和らいだ感じがする。

午前中は海に潜り・・・、午後から定置網漁に出る。
海水の温度は、陸上気温の一月遅れで上下を追いかける・・・
だから2月から3月にかけてがいちばん冷たい。

潜ってアワビやサザエを採るが水揚げは20年前の半分以下になった。
原因は自然の増殖より人が採る量が多いからだと思う。
大昔はウエット・スーツが無かったので冬場は寒くて海に潜れなかった。
俺の漁村にスーツが普及しはじめたのは40年くらい前だと思う・・・?
素潜り漁はスーツさえあれば操業できる身近さがあるので多くの漁師が始めた。
それで俺の漁村が豊かになったような気もする・・・・?

そんな時代も過ぎて今では漁村集落の何か減ってきた。
人口も水揚げも世帯数も・・・・
漁村も見た目の暮らしは便利になったが・・・これから先の漁業や集落が心配だ。
先細りの中で暮らす住民は今を生きることが毎日でそれが普通の暮らしになっている。
年金漁師が多い現実も隠せない・・・・。

泣き言のように思えるが・・・不思議なことに暮らしの大変さを感じない。
昔からその地で暮らしていると生活の余力もあるから・・・?
今の暮らしが豊かさ基準でない満足があるから・・・?

by hama-no-koya | 2011-02-02 23:23 | Comments(0)


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