旅は、楽しみもあるが不安もある。
目的もあるが、結果しだいで予想外の収穫もある。
杜のみやこ仙台で、感動の場と曲を聴いた。
バッハのカンタータ「 主よ人の望みの喜びよ 」のこころあたたまる演奏を。
フルートのソロで、奏者は若い美しい無名?の女性。
・・・心に響く素晴らしい演奏だった。
何回も聴いたことのあるなじみの曲。
いつもは、気持ちの感情移入だが、それはまぎれもなく本物のしーんだった。
コンサート・ホールでなく教会で聴いたから?。
音に色がある意味を初めて知った。 フルートの技巧を知らない旅人が。
古楽器でもない、パンの笛でもない、気持ちの笛だった。
一本のフルートで人が幸せになれる。
今回の東北旅は、結果オムニバスでの旅だった。
美味しいもの。 想い出。 音楽。 酒。 環境。 なんでもあり・・・。
観光や見どころの旅ではなかった。 結果は、「 ヒューマン・ツーリズム 」。
旅慣れして感動が鈍い年頃もあった。
旅を重ねるごとに、見えるものや感じるものが多くなった。
旅の感性は、見方や気持ちで変わる。
いい旅をした。 夏休みの宿題が終わった。
子供の頃、絵日記をまとめて書いたことを思い出す。