浜の小屋

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2012年 11月 11日

シイラ

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近頃、大敷網で獲れる魚は?  答えはシイラだろう。
それも40~50cmの小型魚が多く獲れる。
1mを超えるとそこそこの値もするが、小さい魚は極端に安い。
それでも、多く獲れれば船の上がにぎやかになる。
シイラは、全身が板バネのような魚なのでバタバタ跳ね上がる。
暴れまわるので、魚体を捕まえるのが大変。

魚の♂♀の見分けは素人には困難だが、シイラは直ぐに分かる。
頭の形が直角に近いのがオス魚で、丸いのがメス魚になる。
食味は、オスとメスのどちらがお奨め? 漁師はメスの魚を選ぶだろう。
オスが不味い訳ではない  メスに比べての話。
メス魚の方が脂分がやや多いからだろう・・・
10月を過ぎで、1m以上の大きなやつは特別に食べて良し。

浜では昔から 「秋のシイラはヒラマサより旨い」と言われる。
小さい魚は塩焼きかフライで、 大きい魚は迷わずに刺身で食べる。
地元では、サシミの切り身を大きめに引いて切る。
シイラのサシミは、一枚を楽しむでなく、 動物の本能で食べる日常魚。
夏場ならミョウガを食べながら・・・そして漁師は酒を飲む。
頭と背骨と皮は、ナスやダイコンと煮付て食べる。

シイラは、5・6月頃に産卵のために北上して、10月に頃南下する。
カツオもほぼ同じ回遊をするが 「上りガツオ・下りガツオ」で広く表現されている。
カツオは、市場に多く出回り馴染みの魚  シイラはあまり街店に並ばない魚。
漁村では、昔からシイラを秋でなく夏の代表的な魚として親んだ。
過ぎた夏には、港にシイラ網漁の船が多くいたから。
その伝統漁法の今はない。

新鮮なシイラは、兎に角美味しい。
繊細な食味魚もいれば、文化や民族の原点である、食料としての海資源もある。
シイラを、ここ数日食べ続けている我が家の食卓。
思えば、子供の頃からシイラを食ってきた。
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by hama-no-koya | 2012-11-11 14:09 | Comments(0)


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