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浜の小屋

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2013年 10月 12日

萩の旅宿



萩の旅宿_d0159062_9585234.jpg



以前、東萩の駅前にバックパッカーも気軽に泊まれる宿があった。
そこは海外の旅本にも萩の民宿として紹介されていたらしい。
外国人御用達系の気軽な隠れ宿だったが いつの間にか無くなった。
大きな旅荷を背負っての宿が萩にも欲しかった。

萩城下の入口近くに ゲストハウスがオープンした。
目的はバックパッカーの 旅宿系だろう。
空きビルのリノベーションだが 建物と空間が見事に生まれ変わった。
エントランス・ホールが面白い。
吹き抜けの中央に 得体の知れない巨大な物体が浮かんでいる。
これが何を意味するのか分からないが 存在は圧巻。

作品が最初は天空の小惑星イトカワに見えた。
巨大なスズメバチの巣にも見える。
いつかどこかで観たことのある物体である・・・ が思いだせない。


泥の固まりが、 東京のビルの屋上にある 物体と重なった。
ビール工場の屋根にある 金色の無意味な物体にも大きな意味があった。
40年ぐらい前に感じたが 今もそう思う。
誰がどんな想いで制作したか知らないが 浅草寺の向こう岸にある謎の物体。
街中で見かける景観作品としては卓越している。

昔、ある人から聞いた話。
吾妻橋のビール工場の屋上にある巨大な物体は、どうやら雲古らしい?
嘘か本当か知らないが あの日から巨大なウンコが今も見える・・・
臭みを感じない美しいウンコに ビールで乾杯。

若いオーナーの想いが、若い建築家によって かたちとなった萩のゲストハウス。
間口・数間の小ビルが リノベで旅宿に様変わった。
古ビルの延命を感じさせない 大胆なリセットは斬新だが旅人を癒す。
暮れかけた街に 再び灯がともる建物。


これから旅人の出入りが始まる。
そこに思い出や足跡が残る・・・ 楽しみな建物です。
そこは 受け入れるスタッフも旅人。

by hama-no-koya | 2013-10-12 09:30 | Comments(0)


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