30戸あまりの漁村集落。
町に消防団はあるが災害現場に到着するまで時間がかる。
それまでは住民で集落をなんとか守る。
想定する災害は津波・高潮・豪雨・火災など・・
自然災害は集落を死守するより、基本は安全な場所に逃げる!
火災の場合は、初期消火で大災害になることを防ぐことができる。
だから住民を主体とした防災訓練を行う。
戸数は少なくても、漁村集落は密集しているので大火になりやすい。
火災を想定した訓練は消化器と消火栓の使用が主になる。
消火栓は老若男女が使用できるようになった。
火事は全てを失う怖い災害。
俺は消防団に入って30年が過ぎた。
平穏な田舎とはいえ、いくつかの家屋や林野火災と対面した。
その都度出動するが、なにより早く現場に到着すること。
それまでに住民が現場の初期対応をする。
マッチ一本火事の元
マッチの火なら人の息でも消せる
火を使うのは人だけ。