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浜の小屋

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2015年 05月 25日

海から見た惣郷鉄橋




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山陰本線の宇田郷と須佐の間にある美しい汽車の橋。
全国から撮り鉄マニアが集まる。
多くのカメラは陸上から海と橋と車両を重ねる。
おとなしい日本海の夕暮れ時。

漁師は汽車の橋を海から見る。
スクリーンから客席を見るような感じ。
手前が海で橋と車両と背後に新宮山が目立つ。
凪の日には橋脚が海に映える。
新緑の山が迫り映る。



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列車を待つ間に退屈だから釣り糸を下げてみた。
恋人でもないが待つ時間は長い。
穏やかな海の上。

夕方の6時頃に2両編成の列車が橋を下る。
キハ47系の古い車両。
赤い車両は別名をタラコ列車と呼ばれている。
ならば黄色い車両はタマゴ焼列車。
タラコとタマゴ焼きの相性は誰もが知る組み合わせ。
鉄道マニアでなくても、ほんのり美味しい風景。
暮らしのステージだが無二の贅沢。
漁師冥利に尽きる。



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新宮山と惣郷鉄橋。
普段気にしなかったが、ふるさとのランドマーク。
旅人が教えてくれた貴重な資源。
橋も車両も人が造る。 自然にとけ込めば芸術の作品。
旅の高速化で忘れられたローカル線。
無印だが素朴な美しさを感じる。
心にも残る風景。


乗り物が機械らしくない現代。
列車も航空機もみんな同じ形になった。
キハ40系の色あせた赤い車両は汽車のなごり。
旧式の列車が野山を走り海辺の橋を渡る。
車両の赤い色は首都圏色らしい。
海に沈む夕陽の色ではない。
日に焼けた朱色。


なんでもない海。
公園でも遺産でもない自然の風景。
ふるさとの輝く海辺。

空の色が青いと感じた日。
海と汽車の橋。



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by hama-no-koya | 2015-05-25 05:00 | Comments(0)


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