浜の小屋

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2015年 07月 02日

網仕事




伝統漁法の大敷網漁。
大掛かりので網で、構造も仕掛けも複雑。
定置網なので、決まった漁場に張り込んだ網を揚げて
日々網に入る魚を獲る。
アジ・サバからマグロまで獲れるれて魚は大小多彩。
今頃はアジやケンサキイカが多い。
今年はケンサキイカがここ数年に無く大漁。

大敷網にはスペアの網がある。
海で漁に使用している網と、陸で修理や点検している網がある。
たえず海に入りぱなしの大敷網は海藻や貝が付着する。
網が汚れると作業効率や魚の入りが悪くなる。
定期的に海の網を入れ替える漁師。



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陸揚げした網は洗浄して点検する。
長年使うと網やロープが疲労し破損した所もある。
破れは当然に修理するが、破れそうな場所も早めに修理する。
海に入れてある網の現場修理は困難であるから。
破れや疲労した箇所の早期発見と修理を漁港の広場でする。
網は破れは小さくても魚の格好の逃げ口。
大時化には海の網が気になる。



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網の部分修繕は繰り返しの細かい作業になるが、
ロープ部分の修繕はその箇所によって効果的な結び方がある。
長年の経験から結び方が決まってくる。
ロープ切れの原因は擦り減りと折り曲げによるものが多い。
繰り返しの繊維疲労から傷口が徐々に広がり、
限界を超えれば一気に切れる。
無傷のロープは強度もあり簡単には切れない。

ロープの基本形は3本撚りと編んだ8打形がある。
3本撚りは微妙な伸び縮みがあり強度もあるが固めで撚りがかかる。
8打は撚りがかからなく柔らかくて扱いやすい。
ロープの特性を生かした網の仕立。



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ロープは海でも山でも使われる道具。
使う場はかわっても結びの基本形は変わらない。
日常でもレジャーでも使えるので結び方は覚えて損はない。
一見難しいが慣れれば便利で簡単なもの。
結びとはそんなもの。


網仕事の全てを知るまでには年数がかかる。
30年過ぎたが今でも未熟。
一つ一つが積み重ね。






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by hama-no-koya | 2015-07-02 04:33 | Comments(0)


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