浜の小屋

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2016年 09月 14日

海辺の駅




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駅名の看板がない宇田郷駅。
数年前までブリキの看板があったが、ある日突然に無くなった。
あれから何年も宇田郷駅の看板は無い。

表札の無い家はどこにでもある。
電話機のGPS画面で目的地が分かる便利な時代。
駅に看板がなくても差し支えない。
人に聞くより電波にたよる。
誰もいないので道を訪ねることができない駅。
もしもしで始まる公衆電話がある。



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海が荒れると駅舎まで波が届く。
海と駅の間に道路があっても大波は駅に迫る。
波飛沫をかぶる海辺の駅。
大時化の後には駅前に浜石が転がる。

駅が波で流されるのではなく、道路が流されるので工事が始まった。
無惨にも海と道路の間に波除の鉄板が打たれた。
駅前の工事が始まって半年は経つ。
海につながる横断歩道は鉄の塀で行き止まり。
海の風景はしばらくお預け。



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塀の裏側には海がある。
晴れた日には駅前の海に赤い夕日が沈む。
宇田郷駅の工事は船で行う。
波除のブロックが山に積まれる道路。



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青いペンキがはがれ赤錆になった宇田郷駅の跨線橋。
今のところ修繕の気配はない。
駅の利用者が少ないからそれでもいいだろう。
文句を言う人もいない。



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田舎では有名な汽車の橋。
補修工事が始まって半年は経つ。
長引く化粧直し。
橋が完成してから八十数年が過ぎる。
近代の土木遺産。



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通過点にすぎない海辺の田舎。
開発より守り。






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by hama-no-koya | 2016-09-14 05:02 | Comments(0)


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