浜の小屋

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2018年 06月 30日

マイナーなカツオ

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コイツの名前はハガツオ。
名前のとおり歯が鋭い。
地元ではキツネシビとよばれている。
名前の言われは鼻先が長いのか、ホンガツオが化けたのか・・・
食べごろは初夏と晩秋の二回ある。
夏ガツオは脂のノリが今一歩で戻りガツオに比べると旨味が落ちる。
それでも魚体内に季節の味が潜む。
俺流は刺身にニンニクのスライス・小ネギ・ショウガをまぶして食べる。
こだわりはレモン汁を多めにかけるぐらい。
おいしいが、決め手のないざっくりした引き分け味。
焼酎の湯割りが似合う。


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コイツの名前はソーダカツオ。
ご当地ではダボシビ。
秋には多く獲れるが、初夏は少量だが成長盛りの小型魚が獲れる。
今回は平ソーダでなく、身に血合いの多い丸ソーダ。
たまにソーダ節に加工されるが、丸ソーダの市場価値は無に近い。
量がまとまれば買い手もつくが少量だと廃棄か一部が自家消費になるぐらい。
あえてこの時期に相手にされない丸ソーダを生で食べる。
意味は無いが独特の食味があるから。
食ってなんぼの世界。

数年前に四国の旅で知った魚味。
初夏に丸ソーダカツオを好んで食べる土佐の地人。
それを知って自家消費する一人の長州漁師。
周りは誰も食べないソーダ鰹の刺身。
地元では、昔から夏ソーダは食べないと決めつけている。
秋になれば多少は食べるのに・・・

カツオの刺身は鮮度が良いほど美味しい。
船上で魚の首を折り、活き締めと血抜きをする。
同時にエラと内蔵を獲る。
魚は直に特殊な氷(スラリーアイス)の水槽に入れる。
見た目も食感も新鮮そのもの。
知る人だけが知る、生で食べるソーダ鰹の味。
鮮度が良ければ、市場価値の無い丸ソーダも食べれば美味しい。
舌触りのいい、潤いのあるなめらかな食感。
飾りの無い幸せな漁家の夕食。



同じ魚種でも季節によって微妙に味が変わる。
カツオにも夏には夏の味がある。
季節は変わり目ゆかたを着るにはまだ早い。








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by hama-no-koya | 2018-06-30 11:36 | Comments(0)


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