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浜の小屋

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2018年 07月 17日

梅雨明けの猛暑

20年前に福井県の被災地で15日間過ごしたことがある。
あの時は寒さの中だった・・・
今回の呉市(広島)は暑さの中だった。

現地に行っても何もするここができなかった東日本の気仙沼や福島の海辺。
自分にできることが何かあるのではと被災地に出かけるが・・・
自分の判断と気持ちからだろう。

広島から呉につながる道は車で混んでいた。
やっと目的地に到着すると、その場所に避難○○が出たのでVは入れない。
その先にある市役所に移動してVの受付をする。
エントランスは、V希望が集結していたが受け入れ対応は手際良く不安や混乱は無い。
受付順に10人の(例チーム36:女子3・男子7)班編成になる。
リーダーをVコーディネーターが決め、各自が所持品を装備して現地に向かう。
現地に入るとチーム36のキャンプ地(日陰の小休場)を決める。
作業は水害の片付けで、主は居住地の泥出しだった。
熱さの中だったが、現場マニアルもよく適度なクール・ダウンもあり順調に進む作業。
熱気や、はやる気持ちを抑え冷静になる。(怪我や疲れは自分持ち)
班長は30代?だったが、チーム36は混成だが理想のチーム・ワークだった。
「女子にスコップ」は大変だが、何故かたんたんと・・・
猛暑作業は疲れる手前で休む。

時間も過ぎ作業は無事終った。(Vの終わりは、我が家に着いた時)

呉市役所に帰り、チームが解散するときに思った。
初対面で私語を交わすことも無かっが、互いは仲間を信頼していたと思う。
それぞれの考えで被災地に集まる身知らずの老若男女。
短い出会いにも達成感や意味はある。

被災者に言葉をかけることも無かった・・・
お役に立てたか少しばかりの泥出しかできなかった。
しかしどこの現場に出かけても感じるものがあり心残はあるものだ。
急ぐことも無理をすることもない。
目的地に到達するには乗り物を乗り継ぐが、最後の一歩は自分の足で歩く。
どこかで聞いた古い言葉を思い出す。


猛暑の中、仲間とわかれ間際に感じたさわやかな風。
そこに出かけてよかった。
チーム36と呉のみなさんお世話になりました。


ps
「浜の小屋」地方の被害状況
山陰本線(一部不通)もよりの宇田郷駅は代行バス運転です。(20日開通予定)
定置網に川からの膨大な流れ物(流木その他ゴミ)が漂着しているので暑い中、
回収に手間をかけています。




by hama-no-koya | 2018-07-17 11:18 | Comments(0)


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