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浜の小屋

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2019年 01月 05日

新しい年

大晦日に聴く音楽がある。
前の年は『春の祭典』で、今回は<椿姫>だった。
あくまでもCDの世界である。
選んだ理由は暮れに田舎町で素晴らしいソプラノを体感したから。
その歌声は聴衆の想像をはるかに超えていた。
若き歌姫が近々CDデビューする。
『野々村彩乃』のCDと先にある円熟期が待ち遠しい。


今回の年越しは最高峰のソプラノ『アンナ ネトレブコ』のCD [sempre libera]。
その指揮はあの「クラウディオ・アバド」。
歌劇『椿姫』から「花から花へ」のタイトルで、歌詞を深読み聴くとトランス状態おちいる。

意味不明・・・「不思議だわ!ふしぎだわ!」。
「私はいつだって自由」。
俺には高いEフラットの凄さは知らないが、想像の世界で歌姫が高級な娼婦と重なる。
歌っている歌詞は、わからなくても情景から大人心が伝わる。
女の気持ちでも、男の気持ちでもないもの。
それは、冷たくも暖かくもある。
感じるやるせなさ。


今回は聴くアンプを変えてみた。
ラックスマンとトライオードは2台とも真空管のプリメインアンプ。
オンキョーはプリとパワーのセパレート。
真空管は趣味でもないが単なる長年のご愛顧から。


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どの組み合わせが「ベスト・オブ・アンナネトレブコ」と選ぶことができないものがある。
同じ一枚のCDだが、機種によって微妙に変わる歌姫の年齢のようなもの。
オケを指揮するアバドと歌うネトレブコの緊張や気持ち。
洋物だが、どことなく一期一会。

ヴェルデイの時代再生や人の温もりは真空管が似合うと自分勝手に思ったが、
作曲・演奏・収録・制作・・それは自分好みで機種を選べない。
それぞれの人や機器に個性や表現力があるから。


これこそが年明けから、「無意味なうわごと」
『自分好みで自由にすればいい。』

とおまわしだが、気がつけばなんでもないこと。









by hama-no-koya | 2019-01-05 07:40 | Comments(0)


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