2019年 09月 01日
色々な魚がとれる大敷網。今はヒラマサが多いが変わり者のウスバハギ。 大型のハギで見た目も不恰好。大衆魚ではないが、煮ても焼いても癖のない美味しさがある。何より手頃価格で魚身の歩留まりが良い。魚骨が単純で食べやすく、ウロコもなく調理も面倒でない。 ウスバハギの食べ方一番は、松茸との相性がよく、昔からお吸い物にされる。残念ながら私は食べたことがない。すまし汁でも美味しい。 今回はウスバハギを刺身にした。フグ刺しのように薄く引き、なんとなく飾ってみた。切身が純白なので色の濃い皿にした。 フグより白い、ベールのような風合い。見た目はフグ調だが、食べるとカワハギ固有の食感がする。日本人だけが知る繊細な食文化。音楽に例えるとドボルザーク「新世界より」のオオボエ?。素人も、聴けば感じる美しい楽章。食べた者が知る和の食感。
これからフグの季節になる。 同時にマイナーなウスバハギの季節でもある。 漁師がみた、この秋お買い得な魚。 目の輝く、厚みのある新鮮な魚体がオススメ。
不恰好な魚も飾れば大輪の花が咲く。 観て食べて楽しむ秋。
by hama-no-koya
| 2019-09-01 16:48
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