人気ブログランキング |

浜の小屋

hamanokoya.exblog.jp
ブログトップ
2019年 05月 14日

宇田郷駅



d0159062_16391460.jpg
懐かしいと思う人は宇田郷で生まれた人。
海辺にぽつんと一軒家。
この駅から萩や益田に通った元高校生。
忘れかけたひと昔。


d0159062_16394274.jpg
この春まで現役だった駅舎。
いつの間にか駅名の看板が無くなる。
かつては、1日の利用者数が100人はいたと思う。
駅舎の末期、列車に乗る者は数人。
建物は朽ちても宇田郷の駅舎はそこにあった。
地元にとって必要だから。


d0159062_03405988.jpg
この春、駅舎が建て替わった。
バス停のようだが、小柄でも立派な宇田郷駅。
地方の線路が廃線になる時代。
生き残りの勇姿。

d0159062_16395965.jpg
駅前にある海。
晴れた日の夕方には海に陽が沈む。
海辺の横断歩道。
道を歩く人は滅多にない。
田舎だから。

d0159062_03413934.jpg
国道の護岸が侵食され、嵐には波が駅舎まで近づいた。
工事が始まって3年は経つだろう。
そのうちに完成する。

いつか故郷へ帰ったとき、
駅舎と海と夕陽が迎えてくれる風景。

尾無の漁師Mより。


# by hama-no-koya | 2019-05-14 04:45 | Comments(0)
2019年 05月 07日

五月の海辺

d0159062_17325625.jpg
5月になって7日たつが晴れた日ばかり。
のんびり海辺で朝飯を食べる人。
海からの風が薫る。

旅人は東京からオートバイでやってきた。
なんでもない漁村へ。
ここはもしかして落ち着ける場所
自分だけの旅空。
目がさめるとそこに海がある。
自然のカフェ。



d0159062_17332747.jpg
漁村の日陰。
谷川でもなければ小川でもない。
それでも水が流れる。
暑さと寒さの間にある丁度いい季節。
おとなしい午後の日陰。
出歩く人はいない。
外観はのんびりでもなんとなく忙しい田舎暮らし。
何十年も繰り返してきた人暦。


昔は漁村の空にも鯉のぼりが泳いでいた。
男の子が生まれてから。




# by hama-no-koya | 2019-05-07 18:06 | Comments(0)
2019年 05月 01日

船のエンジンが壊れた。

d0159062_18364500.jpg
これは朝日ではない、変わらない我が家の夕暮れ。
年号が今日、「令和」に変わった。


35年前ぐらいに建造した愛船「加州丸」のエンジンが今日壊れた。
専門家の診断では、シリンダーに水が回ったので再起不能。
エンジンを乗せかえるしかない。
私の年齢を考えると、新品はいらない・・・。
それにしても長持をした機械。
ご苦労さまでした。

「加州丸」の船名は「夢のカルフォルニア」からだった。
あの頃、単なる憧れで命名した。
父の後を継いで漁師になった訳ではないが漁師になっていた。
苦労も多いいが楽しみもあった平成時代。

エンジンが壊れて思った。
現役漁師として、もうひと頑張りしようと。

海に沈む前に赤く燃える陽。








# by hama-no-koya | 2019-05-01 19:23 | Comments(0)
2019年 04月 26日

一つだけの空

d0159062_17512926.jpg
春でも夏でもない海辺の夕暮れ。

草薮に根付いた浜大根の花。
たくましいだけで花の美しさは感じない。
自然に咲く野生の花。
いつもの浜道。

数年前に浜大根を食べたことがある。
何かに使えないかと生で試食した。
市販の大根に比べると短くて、いびつでひげ根も多い。
その後が大変だった。
お腹の激痛と吐き気を模様した。
自分で運転できない、救急車は恥ずかしくて呼べない・・・
病院の診察結果は尿路結石だった。
一晩、病院へ泊まり翌朝に結石が尿と一緒に出た。
最初はてっきり浜大根の毒にやられたと思い込んでいた。
あれ以後、浜大根は食べていない。

昔の人が曰く、大根は煮ても焼いてもあたらない。

d0159062_17505163.jpg
妻が植えた海辺の花。
庭でも花壇でもないオランダでもない水辺。
ここは日本の漁村。
妻が曰く、暇だから花を植えた。
風景も暮らしも天然。
もの寂しくもあるが一つだけの空がある。


子供の頃、カラー映画を天然色と言っていた。
気ままでも忙しい田舎暮らし。














# by hama-no-koya | 2019-04-26 18:24 | Comments(0)
2019年 01月 26日

漁村に住みついたアヒル

d0159062_10201490.jpg
村に住みついたアヒル。
尾無の漁港にやってきて今年が三年目の冬になる。
何処からきたのか海を泳ぐアヒル。
大水で川から海へ流され、さまよいながらたどり着いた漁村。
たった一羽で日々を過ごす。

いつも仲間はいないが、冬場になるとたまに野鴨がやってくる。
鴨だけがアヒルの友達。
カモメは年中いるが、アヒルとは仲が悪い。
カモメがアヒルの領域に近寄れば本気で追いかける。
まぎれもないカモメの領海侵犯。


海辺で暮らせば、穏やかな日暮れもあれば荒れる日もある。
のんびりもあれば、厳しさもある。
何を思うのか、荒れた海で果敢に泳ぐこともある。
自然の中で生きている。

d0159062_10203931.jpg

アヒルは大手損保会社やアミューズメントの看板キャラクターでもある。
その役割や意味がなんとなくわかる気がする。
寒空に、漁村に流れ着いたアヒル、健気な生き様を感じる。
感性でも無性でもない気持ち。


朝から雪混じりの冷たい雨が降る海辺の村。
寒さと可愛さとたくましさ。
そこで暮らす意味。

アヒルは人々を幸せにする。










# by hama-no-koya | 2019-01-26 11:28 | Comments(0)