浜の小屋

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2018年 06月 06日

アジとイサキ

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アジやイサキは年中とれる。
同じ魚種でも、季節によって微妙な魚味がある。
年中美味しい魚だが・・・
アジやイサキは梅雨時期が一番のおすすめだろう。
長年食べてきた感じから。

漁村で生まれて何十年もアジとイサキを食べてきた。
その場数と匹数は計り知れない。
アジとイサキ、どんな味がするかと言われても答えられない。
比べるとそれぞれに時期と個性と持ち味があるから。
漁師味覚では、牛肉と豚肉の違いぐらいかそれ以上はあるだろう。
牛馬に屠殺した季節で食味の違いはあるのかなぁ?
興味本位で、漁師の身軽なたとえ話し。
刺身で食べればそれが分かる。
刺身は切っただけの生身で調理をしないから。
漁村の調味料は昔から醤油が主。

何を思ったのか、塩とレモンでアジやイサキの刺身を食べることがある。
その上から、たまにオリーブ・オイルをたらす。
単なる成り行きで意味はない。
見た目と食べた印象は、「これは刺身ではない」と妻が曰く。
我が家の食卓ではこれも刺身。

近頃はアジにも名前がついている。
萩に行けば「瀬付きアジ」、浜田では「どんちっちアジ」・・・
漁村のアジはブランドが無くても美味しい。
どことなく無垢な感じがする。
海の魚だから。


アジやイサキは、身近な大衆魚。
生でも、煮ても、焼いても美味しい魚。

私は漁師で魚屋ではない。









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# by hama-no-koya | 2018-06-06 16:51 | Comments(0)
2018年 05月 19日

梅雨のはしり?

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雨の日は夜明けがおそい。
午前四時、いつものどおりに目が覚める漁師。
こぬか雨で音も無く妙に静かな朝。
変わらない一日の始まり。


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チューリップが終って空き地に何を植えるか考える妻。
考えても予想がつかないその夫。
明日の天気が予報できるのに、分からない他人のこころ。
それでも夏になれば漁村の路地裏に咲く花。
そこに人が暮らしているから。

裏山がそこまでせまってきた漁村。
意味も無く降る小糠の雨。
親爺の小言。

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今日は土曜日なので大敷網漁はお休み。
この頃から梅雨時期にかけてアジやイカの水揚げが最盛期入る。
漁は毎年のことだから予測ができる。
雨合羽を伝う雨。


静かな雨の夜明け。
どんよりしていても何処かに色彩を感じる。
染み付いた田舎の感性。



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# by hama-no-koya | 2018-05-19 08:02 | Comments(0)
2018年 05月 07日

春と夏の間の海

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暦の上では夏になった。
遅くなった夕暮れ。
この頃は海の季節も変わり目。
春先から伸びた海藻が抜けて海面に浮き上がり、
流れ藻となり海面を漂流する。

風向きで港の中に漂着した藻。
毎年のことで珍しくはないが漁船の出入りが困難になる。
押し寄せた藻は自然に沖合に流れ出すこともあるが、
海岸に打ち上げた藻は人が掃除をする。

その昔は、流れ藻は貴重な肥料だった。
漁村の裏山に段々畑があったから。
昔の人は、竹の背負いカゴに入れ坂道を畑まで運んだ。
初夏に麦を刈り、その後作にサツマイモを植えた。
段々畑の今は無く、山となり雑木や放置された杉林になった。
その変貌は他人には分からない。
五十年以上そこで暮らした人だけが知る話し。
生まれた家で今も暮らす。


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海水温の上昇にともない赤潮も発生する。
そこらの海が赤い色になる。
魚も大変だろうが、アヒルも泳ぐ場所が無い。
羽毛の白は汚れが目立つ。
飛べないアヒル。

港内の赤潮は西風で漂着し、北風になると消滅する。
昔からのことで、春の終わりから夏の海になる自然の現象。
漁師は赤潮が去るのを待つだけ。

海にも季節がある。
今頃は、春の海と夏の海の変わり目。
自然のお色直し。





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# by hama-no-koya | 2018-05-07 04:54 | Comments(0)
2018年 04月 13日

浜の掃除

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年間に数回だが海岸の掃除をする。
日本海側の海岸線は冬場の季節風を真面に受ける。
海を浮遊するゴミは波風に運ばれ何処かの海岸に漂着する。
変えようも無い自然のながれ。

海岸にゴミが漂着するから海がきれいになる。
浜辺は海の自然フィルター。
たまに掃除をしないと目詰まりをおこす。
だから人が掃除をする。

人が化石製品を使うようになってから浜ゴミが増えだした。
生活ゴミからロスト漁具まで様々な厄介物。
色も形も目立つ漂着ゴミ。

誰が捨てたか減ることのない漂着ゴミ。
春の日に仲間と行う浜掃除。

これも海辺の暮らし。








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# by hama-no-koya | 2018-04-13 11:40 | Comments(0)
2018年 04月 06日

海の仕事(大敷網)

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彼岸が過ぎると海にも春が来る。
大敷網は定置網なので網が汚れると海の網を取り替える。
その周期は約2~3ヶ月だが状況次第で一定ではなく、
網の汚れ具合や凪しだいで変わる。

最初に作業船が側に固定した網のロープを何本も切り離す。
それから汚れた網を海から揚げ、船に取り込む。
船首の放水銃でゴミを撃ち落とし、巻き上げ機で寄せる。
大きな網を徐々に船に積み込む。


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網が揚がり終わると別の船に積んである網と入れ替える。
網を入れると作業船が網を側に固定する。
魚を獲る部分の二箱の網替え作業は約半日要するが、
その他に垣網、運動場網、一箱網、ニ箱網と網替え部分がある。
それぞれ網ごとに別の日に行う。
網が汚れると魚の入りが悪くなり、網の破損も生じる。
大敷網の仕事は複雑で手間がかかる。
複雑な手順もある。


業界の人にしか分からない大敷網の網替え作業。
他人は垣間みるだけ。





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# by hama-no-koya | 2018-04-06 18:02 | Comments(0)