浜の小屋

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2018年 08月 23日

食べたことのない魚

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普段見かけるが食べたことのない魚がいる。
浜で通常は食べないから。
こいつは、3ノジ。
表皮は厚皮のカワハギのようで内臓は死後にだんだん臭くなる。
時間が経てば限度を超えた磯臭さ。
意味もなく食わず嫌いの魚。

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こいつも浜では食べない。
鱗が鯉のように大きくて体に密着している。
とにかく解体が面倒である。

あえてこの二匹を食べることにした。
二種類とも刺身で食べた。
三枚下ろしにすると、どちらも白身で美しい。
生き締めならいける。
鮮度が落ちればフライにするぐらいだろう。
食ったことはないがナイルパーチ?

3ノジは結構いけるがベラは味気がない。
例えようがない魚味。
どちらも生きシメだから食えたが鮮度が落ちれば如何かな?
昨今はグロな深海魚も食べる時代。


これまで食べなかった理由は周りが食べないから。
風評でもないがマイナーな魚たちがいる。








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by hama-no-koya | 2018-08-23 16:02 | Comments(0)
2018年 07月 17日

梅雨明けの猛暑

20年前に福井県の被災地で15日間過ごしたことがある。
あの時は寒さの中だった・・・
今回の呉市(広島)は暑さの中だった。

現地に行っても何もするここができなかった東日本の気仙沼や福島の海辺。
自分にできることが何かあるのではと被災地に出かけるが・・・
自分の判断と気持ちからだろう。

広島から呉につながる道は車で混んでいた。
やっと目的地に到着すると、その場所に避難○○が出たのでVは入れない。
その先にある市役所に移動してVの受付をする。
エントランスは、V希望が集結していたが受け入れ対応は手際良く不安や混乱は無い。
受付順に10人の(例チーム36:女子3・男子7)班編成になる。
リーダーをVコーディネーターが決め、各自が所持品を装備して現地に向かう。
現地に入るとチーム36のキャンプ地(日陰の小休場)を決める。
作業は水害の片付けで、主は居住地の泥出しだった。
熱さの中だったが、現場マニアルもよく適度なクール・ダウンもあり順調に進む作業。
熱気や、はやる気持ちを抑え冷静になる。(怪我や疲れは自分持ち)
班長は30代?だったが、チーム36は混成だが理想のチーム・ワークだった。
「女子にスコップ」は大変だが、何故かたんたんと・・・
猛暑作業は疲れる手前で休む。

時間も過ぎ作業は無事終った。(Vの終わりは、我が家に着いた時)

呉市役所に帰り、チームが解散するときに思った。
初対面で私語を交わすことも無かっが、互いは仲間を信頼していたと思う。
それぞれの考えで被災地に集まる身知らずの老若男女。
短い出会いにも達成感や意味はある。

被災者に言葉をかけることも無かった・・・
お役に立てたか少しばかりの泥出しかできなかった。
しかしどこの現場に出かけても感じるものがあり心残はあるものだ。
急ぐことも無理をすることもない。
目的地に到達するには乗り物を乗り継ぐが、最後の一歩は自分の足で歩く。
どこかで聞いた古い言葉を思い出す。


猛暑の中、仲間とわかれ間際に感じたさわやかな風。
そこに出かけてよかった。
チーム36と呉のみなさんお世話になりました。


ps
「浜の小屋」地方の被害状況
山陰本線(一部不通)もよりの宇田郷駅は代行バス運転です。(20日開通予定)
定置網に川からの膨大な流れ物(流木その他ゴミ)が漂着しているので暑い中、
回収に手間をかけています。



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by hama-no-koya | 2018-07-17 11:18 | Comments(0)
2018年 07月 07日

早咲きのヒマワリ

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梅雨に咲くヒマワリの花。
早く咲いたことを反省しているおもいはない。
表情は雨を楽しんでいるようだ。
青空を呼び寄せるように雨に打たれる黄色い大きな夏の花。
夕べは漁村に梅雨前線の大雨が降る。

何年か前に『遅咲きのヒマワリ』を観た。
それは今で言う地域おこし協力隊のようなテレビドラマだった。
四万十下流の佐田に咲く野良のヒマワリ。
想像以上に川幅は広く、水はゆったり平面で流れていた。
大川に架かる、細長いらんかんの無い沈下橋。
その橋が旅の始まりだった。
いくつもの沈下橋を渡っては戻り、山道を津野まで遡上した。

漁村のヒマワリで思い出す四万十の旅。

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そのむかし有楽町で観た映画の「ひまわり」。
群生のヒマワリも見事だが、雨に咲く二本だけのヒマワリもいい。
歌にもある、いつもは憂うつな雨も・・・
早いか遅いか時期になれば各地に咲くヒマワリ。
アジサイの紫とは想いがちがう黄色。


年を越えて重なる思い。
なんだか梅雨明けが近い予感がする。










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by hama-no-koya | 2018-07-07 14:40 | Comments(0)
2018年 06月 30日

マイナーなカツオ

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コイツの名前はハガツオ。
名前のとおり歯が鋭い。
地元ではキツネシビとよばれている。
名前の言われは鼻先が長いのか、ホンガツオが化けたのか・・・
食べごろは初夏と晩秋の二回ある。
夏ガツオは脂のノリが今一歩で戻りガツオに比べると旨味が落ちる。
それでも魚体内に季節の味が潜む。
俺流は刺身にニンニクのスライス・小ネギ・ショウガをまぶして食べる。
こだわりはレモン汁を多めにかけるぐらい。
おいしいが、決め手のないざっくりした引き分け味。
焼酎の湯割りが似合う。


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コイツの名前はソーダカツオ。
ご当地ではダボシビ。
秋には多く獲れるが、初夏は少量だが成長盛りの小型魚が獲れる。
今回は平ソーダでなく、身に血合いの多い丸ソーダ。
たまにソーダ節に加工されるが、丸ソーダの市場価値は無に近い。
量がまとまれば買い手もつくが少量だと廃棄か一部が自家消費になるぐらい。
あえてこの時期に相手にされない丸ソーダを生で食べる。
意味は無いが独特の食味があるから。
食ってなんぼの世界。

数年前に四国の旅で知った魚味。
初夏に丸ソーダカツオを好んで食べる土佐の地人。
それを知って自家消費する一人の長州漁師。
周りは誰も食べないソーダ鰹の刺身。
地元では、昔から夏ソーダは食べないと決めつけている。
秋になれば多少は食べるのに・・・

カツオの刺身は鮮度が良いほど美味しい。
船上で魚の首を折り、活き締めと血抜きをする。
同時にエラと内蔵を獲る。
魚は直に特殊な氷(スラリーアイス)の水槽に入れる。
見た目も食感も新鮮そのもの。
知る人だけが知る、生で食べるソーダ鰹の味。
鮮度が良ければ、市場価値の無い丸ソーダも食べれば美味しい。
舌触りのいい、潤いのあるなめらかな食感。
飾りの無い幸せな漁家の夕食。



同じ魚種でも季節によって微妙に味が変わる。
カツオにも夏には夏の味がある。
季節は変わり目ゆかたを着るにはまだ早い。








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by hama-no-koya | 2018-06-30 11:36 | Comments(0)
2018年 06月 06日

アジとイサキ

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アジやイサキは年中とれる。
同じ魚種でも、季節によって微妙な魚味がある。
年中美味しい魚だが・・・
アジやイサキは梅雨時期が一番のおすすめだろう。
長年食べてきた感じから。

漁村で生まれて何十年もアジとイサキを食べてきた。
その場数と匹数は計り知れない。
アジとイサキ、どんな味がするかと言われても答えられない。
比べるとそれぞれに時期と個性と持ち味があるから。
漁師味覚では、牛肉と豚肉の違いぐらいかそれ以上はあるだろう。
牛馬に屠殺した季節で食味の違いはあるのかなぁ?
興味本位で、漁師の身軽なたとえ話し。
刺身で食べればそれが分かる。
刺身は切っただけの生身で調理をしないから。
漁村の調味料は昔から醤油が主。

何を思ったのか、塩とレモンでアジやイサキの刺身を食べることがある。
その上から、たまにオリーブ・オイルをたらす。
単なる成り行きで意味はない。
見た目と食べた印象は、「これは刺身ではない」と妻が曰く。
我が家の食卓ではこれも刺身。

近頃はアジにも名前がついている。
萩に行けば「瀬付きアジ」、浜田では「どんちっちアジ」・・・
漁村のアジはブランドが無くても美味しい。
どことなく無垢な感じがする。
海の魚だから。


アジやイサキは、身近な大衆魚。
生でも、煮ても、焼いても美味しい魚。

私は漁師で魚屋ではない。









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by hama-no-koya | 2018-06-06 16:51 | Comments(0)
2018年 05月 19日

梅雨のはしり?

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雨の日は夜明けがおそい。
午前四時、いつものどおりに目が覚める漁師。
こぬか雨で音も無く妙に静かな朝。
変わらない一日の始まり。


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チューリップが終って空き地に何を植えるか考える妻。
考えても予想がつかないその夫。
明日の天気が予報できるのに、分からない他人のこころ。
それでも夏になれば漁村の路地裏に咲く花。
そこに人が暮らしているから。

裏山がそこまでせまってきた漁村。
意味も無く降る小糠の雨。
親爺の小言。

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今日は土曜日なので大敷網漁はお休み。
この頃から梅雨時期にかけてアジやイカの水揚げが最盛期入る。
漁は毎年のことだから予測ができる。
雨合羽を伝う雨。


静かな雨の夜明け。
どんよりしていても何処かに色彩を感じる。
染み付いた田舎の感性。



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by hama-no-koya | 2018-05-19 08:02 | Comments(0)
2018年 05月 07日

春と夏の間の海

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暦の上では夏になった。
遅くなった夕暮れ。
この頃は海の季節も変わり目。
春先から伸びた海藻が抜けて海面に浮き上がり、
流れ藻となり海面を漂流する。

風向きで港の中に漂着した藻。
毎年のことで珍しくはないが漁船の出入りが困難になる。
押し寄せた藻は自然に沖合に流れ出すこともあるが、
海岸に打ち上げた藻は人が掃除をする。

その昔は、流れ藻は貴重な肥料だった。
漁村の裏山に段々畑があったから。
昔の人は、竹の背負いカゴに入れ坂道を畑まで運んだ。
初夏に麦を刈り、その後作にサツマイモを植えた。
段々畑の今は無く、山となり雑木や放置された杉林になった。
その変貌は他人には分からない。
五十年以上そこで暮らした人だけが知る話し。
生まれた家で今も暮らす。


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海水温の上昇にともない赤潮も発生する。
そこらの海が赤い色になる。
魚も大変だろうが、アヒルも泳ぐ場所が無い。
羽毛の白は汚れが目立つ。
飛べないアヒル。

港内の赤潮は西風で漂着し、北風になると消滅する。
昔からのことで、春の終わりから夏の海になる自然の現象。
漁師は赤潮が去るのを待つだけ。

海にも季節がある。
今頃は、春の海と夏の海の変わり目。
自然のお色直し。





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by hama-no-koya | 2018-05-07 04:54 | Comments(0)
2018年 04月 13日

浜の掃除

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年間に数回だが海岸の掃除をする。
日本海側の海岸線は冬場の季節風を真面に受ける。
海を浮遊するゴミは波風に運ばれ何処かの海岸に漂着する。
変えようも無い自然のながれ。

海岸にゴミが漂着するから海がきれいになる。
浜辺は海の自然フィルター。
たまに掃除をしないと目詰まりをおこす。
だから人が掃除をする。

人が化石製品を使うようになってから浜ゴミが増えだした。
生活ゴミからロスト漁具まで様々な厄介物。
色も形も目立つ漂着ゴミ。

誰が捨てたか減ることのない漂着ゴミ。
春の日に仲間と行う浜掃除。

これも海辺の暮らし。








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by hama-no-koya | 2018-04-13 11:40 | Comments(0)
2018年 04月 06日

海の仕事(大敷網)

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彼岸が過ぎると海にも春が来る。
大敷網は定置網なので網が汚れると海の網を取り替える。
その周期は約2~3ヶ月だが状況次第で一定ではなく、
網の汚れ具合や凪しだいで変わる。

最初に作業船が側に固定した網のロープを何本も切り離す。
それから汚れた網を海から揚げ、船に取り込む。
船首の放水銃でゴミを撃ち落とし、巻き上げ機で寄せる。
大きな網を徐々に船に積み込む。


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網が揚がり終わると別の船に積んである網と入れ替える。
網を入れると作業船が網を側に固定する。
魚を獲る部分の二箱の網替え作業は約半日要するが、
その他に垣網、運動場網、一箱網、ニ箱網と網替え部分がある。
それぞれ網ごとに別の日に行う。
網が汚れると魚の入りが悪くなり、網の破損も生じる。
大敷網の仕事は複雑で手間がかかる。
複雑な手順もある。


業界の人にしか分からない大敷網の網替え作業。
他人は垣間みるだけ。





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by hama-no-koya | 2018-04-06 18:02 | Comments(0)
2018年 03月 22日

雨の朝

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帰り道は遠回り。
冷たい春雨が降る田舎のバス停。
久々に旅人を見送る。
海が荒れて漁に出れないから。
思いつきの漁師。

バスを待つ旅人。
大人なのに子供のような笑顔。
忘れていたもの。

ここはどこ・・・
なんでもないそこらの田舎。

感じる旅の温もり。








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by hama-no-koya | 2018-03-22 09:51 | Comments(0)