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浜の小屋

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2010年 09月 17日

秋空

今日の空は秋空、
天高く抜けるような青空で気持ちがいい。
風も、乾いた北風が強くもなく弱くもない・・・。

そんなとき、浜辺のワカメ干し場が洗濯物干し場になる。
久々に外干し乾燥のTシャツが漁村にはためく。
平凡な、人の暮らしを感じる。

日で干した布団は、どことなく柔らかくてやさしい。
妻の昼間は見えないが、その日の布団が物語る。
ありがとうが、素直に言えない年になる・・・・。

天気が良ければ洗濯物が外干しできる田舎。
それでも洗濯と掃除は楽しくない・・・。

田舎の風は、
海や山や草原を通過してくる。

# by hama-no-koya | 2010-09-17 13:45 | Comments(0)
2010年 09月 16日

ヒラメ釣り

この秋、初めてのヒラメ釣りに出た。

釣り果はヒラメ0、 小型のマハタ3、 カサゴ1、だった。
辛抱しても、ヒラメは釣れそうにないので午前中で止めた。
ほんとうは、釣れても釣れなくても夕方まで漁をするのが・・・、
そんな俺を、妻は似非漁師とよぶ。

ヒラメとカレイは似ている。
見分けには、「左ヒラメに右カレイ」の言葉がある。
茶色い部分を表向きに置いて、
体の左側に目が付いているのがヒラメ。
右に付いているのがカレイ。
ヒラメは生き魚を餌にするので、歯が鋭く口も大きい。
だから別名を大口カレイとも言う。
カレイは虫類を餌にするので口が小さめ。

ヒラメは頭が小さく腹部も小さい、
だから、刺身にできる部分も多いし、珍味の縁側もある。

生き〆めのコリコリした刺身が俺のお勧め。
飲みものは、よく冷やした大吟醸がお似合いだ!!
バックの音入れは、
いつものジャズではなく、秋の夜長を鳴き通す虫たち。

ヒラメは秋が旬・・・?
魚は、自分の食べたい時が美味しいとき。

# by hama-no-koya | 2010-09-16 17:16 | Comments(0)
2010年 09月 15日

公民館

公民館は日本中にある。
俺に言わせれば、ローカル・コミュニティ・センター・・・?

ある時は、地域の集会場。
ある時には、災害からの避難場所。
それに、イベント会場、葬儀場・・・実にに多目的。

俺は過去に、福井県三国町陣ヶ岡公民館に15日間寝泊りをした。
ロシアのタンカー・ナホトカ号「日本海重油流出」の時。
地元自治会が、俺たちボランティアに宿として使ってくださいと・・・。
言葉に甘え、1月中旬から2月の初めまで真冬でも暖く過ごせた。

同じ海辺で暮らす人として、なんとも言えない気持ちの中で・・・
俺の想いだけで日が過ぎた。

毎日30人から50人の重油除去ボランティアが公民館に寝泊りをした。
昼間は真冬の海岸で重油の除去・・・。
そして朝の5時に飯を炊き、差し入れ食材で夕食を作り深夜に寝る・・・。
そんな公民館の、思い出話が俺にはある。

俺は小学1年生の時、集落の分校で学んだ。
分校は、今でも集落の公民館として活用されている。

その公民館でライブ・・コンサートを週末に開催する。
ミュージシャンは街の人、聞く人は田舎の人・・・。
プロデューサーは俺たちの仲間。

公民館は、垣根のない誰かの居場所。

# by hama-no-koya | 2010-09-15 17:56 | Comments(0)
2010年 09月 14日

海水の温度

朝晩は過ごしやすくなったのに・・・・、
海水温は、真夏と変わらない。

明け方、海水に手を入れるとぬるま湯のようだ。
夜明けの気温より、海水温が高いから。

陸に秋風があるように、海にも秋潮がある。
夏場は、満ち潮の流れが強くなり引き潮の流れは弱い。
秋から冬にかけて、引き潮の流れが強くなる。

魚の多くは、潮流や水温を感じて移動する。
餌の小魚が動けば、それを食べる魚が追いかける。
海は広い、だからどこまでも魚は行ける。
追われても、魚には国境がない・・・・。

その土地には、その土地の平均気温や水温があり、
その季節が暮らしを左右する。

# by hama-no-koya | 2010-09-14 17:42 | Comments(0)
2010年 09月 13日

海ガラス

海ガラスと言っても鳥ではない、

海辺に打ち上げられたガラスのかけら。
色とりどりで形も大きもさまざま。
元を正せば、誰かが空きビンを海に捨てたもの・・・。

海の中でビンが割れる・・・、
海底の砂利や砂で磨かれて角がとれる・・・・、
長い年月をかけて海底をさまよう・・・、
そしてふたたび地上へ・・・。

不思議なのは、石灰や鉛を多く含んだ年代物もある。
緑がかったものや、なんとも言えないブルー。
色付けされたビー玉や風鈴の色とはどこか違う。
ガラスがもつ原石の輝き。

浜でひろったシー・ガラス、
集めてたのしみ、なにを作るか夢がふくらむ。
漁師が過去に見た最大のガラス作品は、
ノートルダムの北窓。

割れたままのガラスは凶器。
海辺のガラスは優しさ。

# by hama-no-koya | 2010-09-13 16:33 | Comments(0)